こんちには!株式会社コーボーの梁瀬です。
突然ですが、皆さんは転職活動などにおいて、ポートフォリオを作る職種と聞いてどんな職種を思い浮かべますか?
きっと多くの方はデザイナーやディレクターなどの職種をイメージするのではないでしょうか。
SES事業のエンジニア採用を行う中で、特にフロントエンドエンジニアの方々やサービスを作ったことのあるエンジニアの方々がポートフォリオを作成しているのを多く目にするようになりました。
自身の強みを表現する一つの制作物として活用していて素敵だなと感じます。
一方で、ポートフォリオ作りに苦戦をしている方々も多いのではないか?感じ、効果的なポートフォリオの作り方を知りたい!という方も多いのではないかと思いました。
今回は、弊社の営業顧問兼人事顧問であり、SESエンジニア専門キャリアアドバイザーも務めております齋藤に以下のようなことを語っていただきました。
- ポートフォリオって何?
- どうしてポートフォリオが重要なの?
- 魅力的なポートフォリオとは?
これから更に効果的なポートフォリオを作りたいと思っている皆さんに是非ご一読いただければと思います!
(弊社営業顧問兼人事顧問 齋藤)
ー まず、初歩的な質問ですが、ポートフォリオとは何でしょうか?
多くの方が、ポートフォリオとは、クリエイターが用いる過去成果物の一覧という認識を持つかもしれません。
しかし現在、クリエイターはもちろんエンジニアにとっても重要な役割を担うようになってきています。
いわば、職種をとわず、自分自身のアピールするためものと認識したほうがいいかもしれません。
今まで自分自身もポートフォリオを何百、何千と見てきましたが、魅力的なポートフォリオを作れている方の割合は多くなく、「もっとこうしたら魅力的になるのに!」と度々感じてきました。
今日は、自身の今までの体験から、
どうしてポートフォリオが重要なのか?
どのようなポートフォリオが魅力的なのか?
についてお伝えしていきます。
ー さっそくですが、ポートフォリオってどうして重要なのでしょうか?
ポートフォリオを活用するのは一般的には、転職・就職活動時ではないでしょうか。
ことSESの業界ですと、案件が変わるタイミングにて次の案件先を探すための提出書類としても活用しています。
突然ですが質問です。皆さんは、企業の採用フローをご存じでしょうか?
多くの企業で書類選考を行う場合には履歴書や経歴書そして、今回取り扱うポートフォリオを見て判断を行います。
人事や現場が書類選考を行う際に、書類を通過させるための理由(言わば証拠)としてポートフォリオは強い武器になり得ます。
特に未経験の方や経験が浅い方については、ポートフォリオが選考を左右するといっても過言ではありません。
想像してほしいのですが、ただ文字だけで表現がされた経歴書をみただけでその人のスキルや能力が分かるでしょうか?選考官は多い人だと1日に何十人もの書類選考をしています。その中で、いかに他の人と差別化をしていくかにおいてポートフォリオは役に立ちます。
このようなためにポートフォリオがあることが重要であり、またそのポートフォリオも”目を引く”ポートフォリオであることが重要です。
ー ”目を引く””魅力的な”ポートフォリオとは具体的にどんなポートフォリオなのでしょうか?
自身がよく目にする、惜しいと感じるポートフォリオは以下のような特徴を持っています。
- 今まで自身が携わった案件のURLだけ共有されている
- 取り留めもなくプロジェクトが羅列されている
- 1つのプロジェクトについて何ページにもわたって記載がされている
- 記載されている情報がプロジェクトごとに異なり統一化されていない
このようなポートフォリオは結果として、情報量が多いのに伝えたいことが伝わらないという状況に陥りがちです。
(Before:このようなポートフォリオがよく見るポートフォリオではないでしょうか)
しかし、先ほど話したように、経歴書だけでは伝わらない自身のスキルやセンスも含めて補強する効果があるのがポートフォリオです。
ここからは、魅力的なポートフォリオを作るポイントをいくつかご紹介いたします。
① ポートフォリオは降順(日付の新しいもの)から並べる
企業が知りたいのは、今のあなたのもっているスキルです。最新のアウトプットから表現をすることで、今のあなたの実力をまず知ってもらいましょう。
ちなみにこれは経歴書やスキルシートでも同様のことが言えます。
② 1システム(1サービス)に対して、1ページでまとめる
先ほどお伝えしたように、分かりやすく成果が表現されているということも強みとして認識をされます。
魅力的な情報を表現さえできれば、1ページでも十分にあなたの魅力を伝えることが出来ます。
いくつかの主要な画面と共に、自身の気を付けたポイントやアピールポイントなども表現しましょう。
③ 必要な情報を統一して表現する
前述同様、情報が統一化されていることで分かりやすく伝わります。
自身の作業範囲や活用したスキルが明確になるような項目をすべてのページで統一して表現していきましょう。
細かいことですが、もちろん文字の大きさやフォントが統一化されているかにも気を配りましょう。
(After:先ほどのポートフォリオがポイントをおさえるとこのように生まれ変わります!)
このようなことを意識しポートフォリオを作ると、伝えたいことが適切に簡潔に、そして相手に考えさせずに伝わります。
ポートフォリオを進化させることによって、書類選考が通過するようになり自身のキャリアを描けた方々を今までも沢山見てきました。
是非、今後の自身のキャリアを作るための効果的なツールとしてポートフォリオを活用してみてはいかがでしょうか?
コーボーでは私自身がポートフォリオ作成や、業務上・業務外問わずどのようにキャリアを築いていくのかを、「エンジニア専門キャリアアドバイザー」としてサポートしています。
この記事内に使用しているポートフォリオは、実際に弊社のエンジニアがアドバイスを元にブラッシュアップしたものです。(※本人承諾済みです)
彼は元々15年ほどSIerにてサーバーサイドエンジニアやPMとしての経験を積んできました。そしてコーボーに転職し、入社当時はPMやフロントエンドの案件に携わることもありましたが、直近は元々の得意領域であるサーバーサイドの開発案件に携わっていました。その中でやはりフロントエンド領域でキャリア形成をしたいという想いから、1年がかりでポートフォリオに掲載する実績作りや、ポートフォリオ自体のブラッシュアップに取り組みました。その実績が評価を受け、晴れてこの3月からはフロントエンドの案件参画が決まっています。
コーボーでこのような取り組みを行っている背景には、「エンジニアのキャリア形成を応援し、実現したい」という想いがあります。
もし、そのような仲間や仲間のキャリアを大切にする風土を持つ企業にて自身のキャリアを描いていきたい方にはコーボーをお勧めさせて頂きます。
そしてもしもご入社いただけたら、私もキャリア形成をサポートさせて頂きます!