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多角的な調査データを自在に活用し、「データの民主化」を目指して事業を展開するノウンズ。サブスク型のデータベースを通じて、クライアントの抱える課題を新しい視点で捉え直し、データ活用のハードルを下げるサービスを提供しています。
今回は、バックオフィス業務全般を担い、社内の仕組み化を力強く推進する藤澤さんにお話を伺いました。多彩なキャリアを経て、なぜノウンズを選んだのか。カオスを整え、事業の成長を支える仕事のリアルと、その奥深いやりがいについて伺いました。
藤澤早紀 / バックオフィス
新卒で専門商社に入社後、出版社や会計事務所、大学発ベンチャー等を経てノウンズに参画。経理・労務・総務・法務まで、バックオフィス業務全般を担う。フルリモートで働く環境を活かし、長野県から事業の成長を支えている。最近の趣味は、ノウンズへの転職を機に決意したマイホーム生活の準備をすること。夢のマイホーム完成を目前に、家具や照明を探しながら新生活を思い描いている。
専門商社、出版社、会計事務所…「心地よい働き方」を求めた多彩なキャリア
――まずは、現在の藤澤さんの働き方や価値観に繋がる、原点といえる経験からお伺いできますか?
そう言われると、原点は昔からあったのかもしれません。
例えば小学校低学年の時、先生が授業中にある植物について口頭で説明していたので、その植物の写真が載っている資料集のページを横からそっと補足していました。そういった行動を見てか、先生から「秘書にしたい」と言われたことがあります(笑)。また、中学1年生の時に担任の先生がくれた一枚の白紙のスケジュール表がきっかけで、テスト日から逆算して計画を立てる「逆算思考」を身につけ、それ以来、私の考え方のベースになっています。
こうした幼い頃からの経験が、現在のバックオフィス業務に不可欠な計画性とサポート力の礎になっているのだと、今改めて感じますね。
――なるほど、そうした素養を持って、社会人としてはどのようなキャリアをスタートされたのでしょうか?
新卒で入社したのは東京の鉄鋼専門商社でした。学生時代は海外で働きたい気持ちが強く、第二外国語だけでなく第三外国語まで学んでいたほどで、海外赴任のチャンスがある商社を選びました。また、フルタイムで働くワーキングマザーである母の背中を見て育ったため、自然と「自分も一人で自立して生きていけるようになりたい」と考え、総合職を選んだんです。
そこでは財務部に配属されたのですが、働いているうちにキャリアパスが明確に見えすぎてしまい、「10年後、20年後の自分の姿」を想像した時に、あまりワクワクできませんでした。毎日の満員電車での通勤や頻繁な飲み会、休日のゴルフといった働き方も自分には合わないと感じ、決まったレールを進むよりも、もっと自分の発想が活かせるクリエイティブな仕事がしたいと思い、次は出版社に編集者として転職しました。
そこは自由で温かい雰囲気で、仕事自体もすごく楽しかったのですが、指導主任でもあった先輩社員が退職されたのを機に業務の負担が急増し、長時間労働が続く中で体を壊してしまったんです。この経験から、「ワークライフバランスって大事だな」と強く思うようになりました。
――その後、地元・長野県に戻られてから、バックオフィスの専門性を高めていかれたのですね。
結婚のタイミングも重なり、長野に帰ってきた当初は税金や社会保険の仕組みがよく分からず役所で戸惑うこともあり、「世の中の仕組みをちゃんと知らないとダメだ」と痛感しました。元々新卒で入った会社では簿記の資格取得が推奨されていて、財務関連の伝票を起票していたこともあったため、その延長で勉強して会計事務所に転職しました。
そこでは記帳代行や監査といった業務はもちろん、給与計算から社会保険関係の手続き、確定申告まで、一通り会計や労務に関する業務を経験し、専門性を高めることができました。ただ、その事務所は「前回と同じように処理する」という文化が浸透していて、効率化やDX化とは無縁な環境だったんです。事務所の将来性や自身のキャリアパスを考えた結果、次はフルリモートで働ける大学発のベンチャーに転職しました。
Why Knowns?
――前職も一人バックオフィス・フルリモートだったとのことですが、なぜ、改めてノウンズへの転職を決意されたのでしょうか?
前職でも、フルリモートで一人バックオフィスを回すという貴重な経験を積むことができ、自身のスキルを磨くことができました。一方で、今後のキャリアやライフプランを考えた時、プライベートで「家を建てたい」という大きな目標があって。自身のキャリアとライフプランを両立させるために、より成長スピードの速い環境で働きたいという想いが強くなったんです。
そんな時、求人サイトで「一人バックオフィスでフルリモート」という、私の経験に合致する非常に希少な条件のノウンズを見つけたんです。
――数ある企業の中から、最終的にノウンズを選んだ決め手は何でしたか?
一番は、面接での体験です。一次面接に社長の田中さん自らが出てきてくださったことにまず驚きました。しかも、ご自身のGoogleカレンダーやSlackのやり取りまで画面共有して、会社のカルチャーをオープンに見せてくれたんです。その誠実な姿勢に、すごく親しみが湧きました。
それに加え、ノウンズが提供するサービスにも強く共感しました。会計事務所での経験から「データという根拠」の重要性は常に感じていましたし、入社後の話になりますが、例えばノウンズが出したプレスリリースで、“推しがいる”が74.9%、という記事があります。「推し活」という言葉が流行っているのでよく耳にしますが、実際に世の中のリアルタイムのデータを客観的に見られるのは、本当に面白いし価値があることだと感じます。
――現在の具体的な業務内容について教えてください。
今は正社員として私一人で、経理・労務・総務、そして一部法務まで、バックオフィス業務全般を担当しています。もちろん、請求書発行など一部の経理業務は業務委託の方々が支えてくれていますが、基本的には社内の仕組み化や効率化、契約書のレビューといった内部の業務が中心です。
――まさに「スーパーウーマン」ですね...!特に印象的なお仕事はありますか?
入社してから社内の各種人事制度や手続きに関する手順書をNotionで一通り整備しました。また、私が入社するまで、経理の仕訳も全て会計事務所に外注していて、社内にノウハウが蓄積されていなかったんです。それを内製化し、レビューだけをお願いする形に整えました。
労務面でも、それまでExcelで管理していた入社連絡をSmartHRのフォームに移行し、誰が見ても分かるようにフローや手順書を整理しました。こうした「仕組み作り」は、前職のベンチャーでマイナスからのスタートを経験したからこそ、特にやりがいを感じる部分ですね。
――入社後に感じたギャップや、驚いたことはありましたか?
プロダクトの改善スピードには本当に驚きました。毎週のように「この機能がリリースされました」「このバグが修正されました」というアナウンスがあり、置いていかれそうになるくらいです(笑)。
特に驚くのは、そのスピードが顧客の声に直結している点です。例えば、お客様と直接接する現場のメンバーが不具合や新しい機能の要望を伝えると、それが短期間で改善されたり、新機能として実装されたりすることがあるんです。バックオフィスの立場から見ていても、このお客様や現場の声を即座にプロダクトへ反映させる開発スピードと柔軟性は、ノウンズの大きな強みだと感じますね。
また、フルリモートで働いていてもコミュニケーションに壁を感じさせず、、Slackでのコミュニケーションが非常に活発なことにも驚きました。投稿が無視されることはまずありません。全社会議では、誰かの発表に対して、画面が埋め尽くさんばかりの絵文字リアクションが飛び交います。ウェットすぎず、でもドライでもない。お互いを尊重し、称え合う温かい文化があると感じますね。
成長の先に見る景色と、共に未来を創りたい仲間
――藤澤さんご自身の、今後の目標や展望についてお聞かせください。
今は、会社の上場が一番の目標です。私自身も上場の準備は未経験なので、楽しみであると同時に、身が引き締まる思いです。ショートレビューの後には膨大な宿題が出るはずなので、それを乗り越えることで、自分自身も確実に成長できると確信しています。上場は一つの通過点ですが、そこからさらに会社が成長していくプロセスを、バックオフィスの立場からしっかりと支えていきたいです。
――最後に、未来の仲間となる候補者へメッセージをお願いします。
私自身、たくさんの会社を経験し、働き方を模索する中でノウンズにたどり着きました。ここには、年齢や役職に関係なく、合理的で正しい意見を尊重するカルチャーがあります。
バックオフィスはまだ少人数なので、経理や労務といった専門領域だけでなく、幅広い知識やスキルを持って、ゼロからの構築を泥臭く楽しめる方がフィットすると思います。
そして何より、「優しい人」に来ていただけたら嬉しいです。テキストコミュニケーションが中心の環境だからこそ、相手を思いやり、チームで協力できる。そんな方と一緒に、会社の未来を創っていきたいです。