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「"日本発"だから"グローバルNo.1"を実現できる」COOに就任した元Asana Japan代表 田村元から、これから求められる新しい働き方とoViceにおける挑戦を聞く

コロナ禍で急激に浸透したリモートワーク。oViceはオンライン化による繋がりの希薄化を解消し、リアルとオンラインを繋ぐ「新たなハイブリッドワーク環境」を構築するサービスです。

2022年8月、そんなoViceにAsana Japan株式会社 元代表取締役ゼネラルマネージャーの田村元(通称:Jim)さんがCOO(最高執行責任者)として入社しました。

30年以上にわたりSaaSやクラウド活用による業務効率化に従事してきたJimさん。長きにわたるキャリアの中で気づいた、「業務効率化のポイント」とは。Jimさんの描くoViceの未来図、今後取り組んでいきたいことを伺いました。

田村 元(Hajime Tamura)
30年以上にわたりビジネスアプリケーションを通じて企業のパフォーマンス向上に従事。特に、SaaSビジネスに関しては、2000年代後半の日本におけるクラウドコンピューティング黎明期から、常に先駆的な立場でクラウド活用による業務効率化を推進。SAPジャパンでマーケティングバイスプレジデント、ネットスイート株式会社の代表取締役、株式会社パソナテキーラ(現・サークレイス株式会社)代表取締役、日本マイクロソフト業務執行役(ビジネスアプリケーション)、Asana Japan株式会社代表取締役ゼネラルマネージャーを経て、2022年8月にoVice株式会社COOに就任。

基幹業務は「過去」の蓄積。見るべきはその先の「未来」

——まずはJimさんのこれまでのキャリアについて教えてください。

私はこれまで一貫して、ビジネス基幹システムの構築に携わってきました。その時々で細かな違いはあれど、ERP(企業資源計画)やCRM(顧客関係管理)など、業務効率化を通じてパフォーマンスをあげる手段を模索してきたんです。

そうした中、キャリアを大きく転換させる「気づき」がありました。それは、ビジネス基幹システムは「結果のシステム」でしかないということ。

——どういうことでしょうか?

ビジネス基幹システムは「Systems of Record」と呼ばれるように、「過去の結果」をいかに早く・正確に記録するかが問われるものです。しかし、過去ばかり見ていても、バックミラーだけを見ながら車を運転しているようなもの。前を見なければ事故が起きてしまう。

会社も同じで、過去の結果がどうかというよりも、「この先すべきことをどう実行していくか」のほうが、はるかに重要だということに気付きました。その考えを追求するため、プロジェクトとタスクを構造化・明確化し、仕事の推進力を高めるツール『Asana』を提供するAsana Japanにジョインしました。

Asanaは、プロジェクト全体の流れや進捗、そこに紐づく構成員のタスク、そして各人のタスクの前後関係が一眼でわかります。各人のタスク進捗に合わせて、サポート人員を配置したり、プロジェクト進捗を調整したりすることも容易です。Asanaを導入してくださったお客様のほとんどは、売上向上などを実現されていました。

——「なにをどう実行すべきか」が明確だと、企業も人も成果が出せる。

そうです。ただ、さまざまな企業とお付き合いする中で、企業と人のパフォーマンスを高めるためには、もうひとつの大切な要素があることに気がつきました。

「人との繋がり」がパフォーマンスを高める

——もうひとつの大切な要素とは?

個人対個人、あるいは個人対組織の「エンゲージメント」と呼ばれるものです。人がより高いパフォーマンスを発揮するために、「人との繋がり」は非常に重要な要素。

タスクが明確だとしても、全員が期待されている通りの動きをできるわけではありません。わからないことがあって迷ったり、関わる人の相性が悪くて仕事が進まなかったり、人間だからこそのイレギュラーが必ず発生します。

そうした問題を解決してくれるのは、意外にも、部署外の人から偶然聞いたアドバイスや、隣席の同僚との雑談で生まれたアイデアだったりします。こうした課題解決やパフォーマンス向上につながる「偶発的な関わり合い」は、エンゲージメントの高い組織のほうが活発であるというのが、私の経験則です。

——そうした関わりはコロナ禍で減ってしまいましたね。

おっしゃる通り、コロナ禍で人と人との繋がりは希薄になってしまいました。テキストで雑談したり、わざわざビデオチャットを設定でもしない限り、生産性を高める(可能性がある)自然発生的なコミュニケーション機会は無くなってしまったんです。

また、個人個人がどのように仕事を進めているかも見えなくなりました。例えば、あるタスクの期日までに担当者からリアクションがない場合。集中しているのか行き詰まっているのかわからず、どうサポートしていいのかがわからなくて困っている方が多くいます。

これまではオフィスという「空間」を共有していたことによって、これらの課題は自然と解消されていましたが、リモートワークが浸透したことで新しい手段が求められるようになりました。

さらに、「労働環境が100%オンラインになることはない」という点も考慮しなければなりません。事務作業など、出社する必要のある仕事が存在し続ける限り、リモートワークとオフィスワークは必ず共存します。

そうした社会的ニーズを満たすために「ハイブリッド(オンラインとオフラインの共存)の環境下で、社員が“空間”を共有する手段」が必要なんです。

オンオフの二者択一ではない。「ハイブリッド」が企業価値を高める

——そうした考えがoViceへのジョインにつながるんですね。

そんな課題意識を持っていた矢先に出会ったのがoViceでした。バーチャル空間を提供するサービスは他にもあります。しかし、「オンオフの垣根なく空間を共有できる世界」を目指しているという点で、oViceが一歩も二歩も先をいっていると感じました。

oViceのハイブリッドワークの最大の特徴は、リアルなオフィスをバーチャル空間上にそのままマッピングしようとしていることです。それによって、オンラインでアクセスしている人も、出社している人がオフィスのどこで何をしているのかがすぐにわかります。逆もまた然りです。

お互い、「ちょっといいですか」と話しかけることや、そのままの流れでMTGルームに移動して(オンライン側はアイコンを移動して)打ち合わせもできるようになるんです。

このハイブリッドワークは「企業の生産性や競争力のアップに貢献できる」と考えています。

——と、いいますと?

リアルな空間での作業が不可欠な例として、ものづくりをしている工場をイメージしてみます。能力の高い職人がひとりいると、ノウハウや技術が職人同士で共有されて工場の生産性は上がります。しかし、影響の範囲はその工場内にとどまってしまう。気軽な相談にのったり、細かく指示をするには「空間」を共有する必要があるからです。

ところが工場をバーチャル上にマッピングすると、別の工場の人が気軽にその職人に話しかけることができるようになります。同時に複数の工場と映像をつなぎ、作業している様子を生中継しながら解説することも可能です。

能力が高い職人がひとりいるだけで、世界中の工場や職人にノウハウや技術が共有でき、企業全体の生産性を上げられる可能性があります。リアルとバーチャルを重ねる、oViceのハイブリッドワークならではの魅力です。

「日本発」に「グローバルNo.1」の勝機がある

——oViceの提唱するハイブリッドワークに、企業と人のパフォーマンスを高める大きな可能性を見たんですね。その他、oViceに入社された理由はありますか?

oViceが最初からグローバルな目線を持っていたのも入社理由のひとつです。「日本発グローバルNo.1」は言うだけなら簡単ですし、そう謳っている会社は世の中にたくさんあります。しかしその多くは、まず日本でプロダクトを開発し、ある程度成功してから世界に挑戦しようとするんです。

一方、oViceの開発は、海外のチームによって最初から英語ベースで行われています。oViceのニーズは世界中にあり、TAM(Total Addressable Market:獲得可能性のある市場規模)もグローバル基準で考えられる。日本においてはなかなかない状況です。

「日本発グローバルNo.1」を本気で目指す経営に感銘を受け、自分も力になりたいと思いました。

——「日本発」、つまり日本のサービスを世界に届けたいというこだわりもあるんでしょうか?

日本の会社かどうかにこだわりはありません。ただ、世界中で使われるITサービスを作るには、IT大国アメリカではない国で事業を始めることが大事だという仮説を持っていました。

なぜなら、最初から世界経済の中心で事業を育てた場合、他国に展開する際、アメリカで成功したやり方を再現しようとしてしまうからです。実際、成功している米企業の中には、他国のことをアメリカの延長線上で捉えてしまったため、海外展開が上手くいかなかった例もあります。

世界中にサービスを展開するには、各国の文化や歴史、消費者のことを理解し適切にメッセージを伝えなければいけません。アメリカ以外に本社がある会社のほうが、その重要性をより知っていると思います。

oViceを「日本発グローバルNo.1」に育てることは、私の仮説を証明することでもあるんです。

戦闘力の高い仲間と共に、新しい挑戦を楽しみたい

——実際に入社されてみて、oViceの人や組織に対してはどのような印象を持っていますか?

まず創業者のジョンさん(oVice CEO ジョン・セーヒョン)がとても面白い。彼はビジョナリーで、やりたいことが明確です。それを一人では実現できないから仲間を集め、事業にし、マネタイズにも成功している。

メンバーも比較的若く、マインドがフレッシュな集団だなと思います。個々人が目的意識を強烈に意識しながら、日々ストレッチして目標に向かっている。総じて、社員の戦闘力が高いと感じます。

一人ひとりの前に進む力がとても強く、目的に対して、「どうしたらそれを1日も早く達成できるのか」、「より高いレベルで実現できるのか」を常に考えています。毎日のようにそう考えている人は、考えない人に比べて、1年後、10年後の成長度合いが段違いです。組織としてのoViceの成長もとても楽しみに思います。

——組織と事業を成長させていく上で、これからJimさんが取り組むことを教えてください。

戦闘能力の高い個人が集まっているからこそ、個々人の進むべきベクトルを合わせ、組織としてのパフォーマンスを最大化させることが、私のミッションです。具体的には会社全体の目的を整理・言語化し、やるべきことをチーム・個人単位に落とし込みます。全員が同じ認識を持ちながら、目の前のタスクに集中できる土台を整えようと思います。

また、「社内のプラクティスの型化」にも注力します。oViceはまだ、個々人の創意工夫でゼロから試行錯誤しているシーンが多くある。これからは少しずつ経験や実績を型化し、その型を土台にさらに高いパフォーマンスで働ける状態を作りたいと思います。グローバル展開においても、日本がまず強い集団になり型を作る。それを他国のマーケットにあわせて調整しながら展開し、結果を出していきます。

oViceへのジョインは、私自身にとっても新しい挑戦です。これまでさまざまな規模の企業で、COOと近いポジションを経験してきましたが、創業間もないスタートアップからグローバルNo.1を目指す挑戦は初めて。ここだからこそ見られる景色や得られる成長の機会があるはずです。

いち挑戦者として、このメンバーと共に楽しみながら、新しい働き方を作っていきたいと思います。

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