【サクッと読める:読了まで2分】
こんにちは!
代表の阿部です!
今日は、Salesforceのカスタム住所項目について書いていこうと思います。
仕様が複雑でわかりづらいんですよね、住所項目。
どのように有効な機能なのか?
導入(有効化)を検討するポイントは?
など書いてみました!
目次
【サクッと読める:読了まで2分】
カスタム住所項目とは?
カスタム住所項目の優れている点
カスタム住所項目の気を付ける点
最後に
カスタム住所項目とは?
Salesforceで住所を入力する際に、使用できる項目のデータ型です。標準では取引先などに既にありますが、カスタム項目として使用する場合は、有効化と設定が必要です。
特徴としては、Google検索で候補表示してくれて便利だったり、事前に設定した都道府県の選択リストを出して表記揺れを防いだりしてくれたりします。
住所の品質の低いデータってメンテしんどすぎるので、これだけでもすごく価値ありますよね!
また、LWCのコンポーネントとしても、使えるようになります!
一番したの候補をクリックすると・・↓
自動保管されます!
カスタム住所項目の優れている点
用途は、前述のとおり、Googleの候補表示でユーザーの入力を楽にできたり、住所入力の際の入力の揺れ(例えば、高知県を高地県と誤入力したり、全角と半角の揺れなど)を防いだりしてくれます。
データの観点からいうと、きれいなデータが入力されるので、非常に有効です。
例えば、処理の中で都道府県で検索をかける場合や、レポートの表示を都道府県で絞る場合、データのクレンジングの際など、前述の例のような品質の低いデータだと、作業がとんでもなく大変ですし、正確なデータを扱えなくなります。
分析や絞り込みが難しいデータは、CRMとしての正しい使い方に関わるので、データをきれいに保つことは、非常に重要な要素です。
カスタム住所項目の気を付ける点
はい、来ました!ここからが本題です。
カスタム住所項目は、非常に有効な機能なのですが、なんせ癖が強いです。使用をあきらめる声も沢山聞こえるので、しっかりと検討した後に採用するのが吉です。
※カスタム住所項目の要件と制限事項の公式リファレンスはこちら
沢山ありますが、一部列挙しますね。
- カスタム住所項目を有効化することで、標準の住所項目もフリーテキストから選択リストに代わる
- 既存のUIに影響する為、途中から導入する際は、慎重に検討してください。
- 都道府県の選択リストは、都道府県の地理上の上からではなく、読み仮名順
- 一番わけがわかりません。東京都を探すのに一苦労します。なんせユーザーからしたら47都道府県がランダムに並んでるわけで。皆様、色んな工夫はされていますが、都道府県の表示のみで地理上の上から順に並べるのは、今はできないみたいです。(アプデ見逃してたらごめんなさい)
- 都道府県は選択された件名ではなく、事前設定した都道府県コードが値として入力されている
- 処理上で使う時に、結構不便です。あとわかりづらいです。
- 住所項目をそのまま、テキスト表示できない
- 住所項目の各コンポーネント(郵便番号、国コード、都道府県、市区群、町名番地など)を組み合わせてテキスト表示する必要があります
- 住所項目をレポート表示できない
- レポートでは、複合住所項目はサポートされません。レポートにカスタム住所項目を含めるには、町名・番地、市区郡、都道府県、郵便番号など、個々の住所コンポーネントを追加します
などです。
個人的に、一番わけがわからないのは、選択リストの並び順です。誰が喜ぶねん!(個人の感想です)
最後に
最後に取り乱しましたが、カスタム住所項目は、データの分析や、活用においては非常に重要な項目です。
慎重に検討して、導入できれば結素晴らしい機能です。
是非チャレンジしてみてね!