【株式会社Parkour Japan】「判断」ではなく「決断」ができるか。技術責任者が語る、成長し続ける組織の条件。
データで組織の変革を支援する、CROSSTOKYOのグループ会社・株式会社Parkour Japan。 前回のCOO川原の記事に続き、第二弾では、同社の技術責任者である取締役CTO・鈴木の哲学に迫ります。
株式会社Parkour JapanのCTO、鈴木純平。データとテクノロジーの専門家である彼が、組織作りにおいて最も重視するもの。それは、最新の技術や高度なスキルではなかった。
「私たちの会社中の雰囲気がピリピリしていたら、お客様に良いものなんて提供できない。だから、スキルは後から何とでもなる。それよりも、ポジティブに、前向きに、一緒に楽しめる仲間と働きたいんです。」
なぜ、技術責任者である彼が、これほどまでに「人」と「カルチャー」にこだわるのか。その原点は、彼の意外な経歴と数々の挑戦の中に隠されていた。
ー原点は、大手家電量販店。データが見せてくれた新しい世界
鈴木:私のキャリアのスタートは、ITとは無縁の大手家電量販店の販売員でした。転機が訪れたのは本部のネット通販部門に異動し、日々2万件もの販売データに触れるようになった時です。「何が売れ、何が売れないのか」。膨大なデータの中に隠された顧客のインサイトを見つけ出す面白さに、私は魅了されました。
そこからIT業界に飛び込み、エンジニアとして経験を積む中で、今度はゼロから事業部を立ち上げる機会に恵まれました。60人弱の組織を作る過程で直面したのは、そもそも経験者が市場にいないという現実。だからこそ、スキルよりも「一緒に働きたいと思えるか」「仕事を楽しめるか」を何よりも重視して採用を進めました。
結果として生まれたのは、ポジティブで、前向きで、何より仲の良いチーム。そのチームが生み出すアウトプットの質は、驚くほど高かった。この経験が、私の「カルチャーがビジネスの質を決める」という信念の原点になっています。
ー「判断」は誰でもできる。「決断」の経験こそが、人を育てる
鈴木:この会社に参画した理由は一言で言えば、「面白そうだったから」ですね。(笑)
代表の溝橋から実質的な経営を任せてもらい、日々「決断」の連続です。ここで言う「決断」とは、情報が揃った上で行う「判断」とは違います。
食べログを見て店を選ぶのは「判断」。情報がないけど「面白そうだから行ってみよう」と飛び込むのが「決断」。会社の経営は、後者の連続です。何が正しいかわからない中で、覚悟を持って方向性を示す。この経験は、大きな組織では絶対に積めません。安定した環境を選ぶこともできましたが、それ以上に『決断』を重ねて成長できるこの環境に、大きな魅力を感じました。
ーなぜ僕たちは「対面のコミュニケーション」を大切にするのか
鈴木:私はチームのパフォーマンスを最大化するために、「対面でのコミュニケーション」が必要不可欠だと考えています。
ミーティングの議題に上がらない、他愛もない会話や日々のやり取りの中にこそ、メンバーの細やかな感情の変化や、抱えている悩み、仕事の状況が透けて見えます。「最近しんどそうだな」「何か悩んでるな」その空気を察知し、仕事の調整をしたり、声をかけたりする。この「共感力」こそが、強いチームを作る上で欠かせないと思っています。
私たちがお客様に提供するワークショップが、全て対面開催なのも同じ理由です。オンラインでは伝わらない熱量や、細やかなニュアンスを大切にしたい。この哲学は、社内外問わず、私たちのビジネスの根幹を成しています。
ーデータは、組織の「理不尽」をなくすための武器だ
鈴木:私たちが掲げる「データを組織の真ん中に」というMission。これは、技術的な話だけではありません。組織から「理不尽」をなくすための、強力な武器なんです。
「前年も2000万だったのに、今年は1000万。これは低いよね」―データという共通の事実があれば、全員が同じ目線で議論ができます。そこに「俺はこう思う」といった感情論ではなく、データという共通の事実を基盤にすることで、役職や経験年数に囚われることなく関わらず誰もが建設的な議論に参加できるようになります。
データは、全員が納得感を持って、前向きに仕事を進めるために大切なの判断軸なんです。
ー「人生が変わりました」その一言のために
鈴木:少し大げさに聞こえるかもしれませんが、私はデータによって人生が変わりました。実は、小学生の頃の作文に『IT会社の社長になる』と書いていたんです。取締役CTOという立場で、ほぼその夢を叶えることができました。
私が支援したお客様の中にも、「データ分析の仕事がしたくて転職しました」「人生が変わりました」と言ってくださる方が何人もいます。
データは、世の中をより良くし、人の人生を豊かにできる。最強の武器だと思っています。
私たちは、その武器の素晴らしさを一人でも多くの人に届けたい。その想いに共感し、ワクワクドキドキしながら一緒に世の中を変えていく挑戦を楽しめる。そんな仲間を、私たちは待っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Parkour Japanのユニークなカルチャーに興味を持った方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししませんか?
▼次回予告
次回はいよいよ最終回。ビジネスを率いるCOO川原と、技術を率いるCTO鈴木、二人のトップによる対談をお届けします。彼らの化学反応にご期待ください。