中途|「あるべき姿は自分で探す場所」中途入社者の"その後"。業界未経験者6割。当事者に聞く社風、特色、仕事の覚え方 | 社員インタビュー
はじめにこんにちは!25卒インターン生です。皆さんはもしも自分が未経験で転職することになった時、何が気がかりでしょうか。仕事を覚えられるか、迷惑をかけないか、どのくらいの期間で一人前になれるか、...
https://www.wantedly.com/companies/company_9760412/post_articles/923532
こんにちは!25卒インターン生です。
みなさんは、未経験で転職する時、何が気がかりでしょうか。
仕事を覚えられるか、迷惑をかけないか、どのくらいの期間で一人前になれるか、そもそも思っているような会社かどうか…。
私たちは企業の採用、人材育成を支援するアールナイン(2009年創業、従業員数約120名)。中途入社者が7割、うち6割が業界未経験者で活躍している会社です。(この2年間で従業員数が倍以上に)
この記事では実際の入社者が①前職②転職後の仕事の覚え方③社風④どんな方が向いていると思うか―などを経験を交えて率直に語ります。
今回登場するのは、2023年6月に入社したぶるーのさん(※代表含め全員あだ名で呼び合う文化)。大型採用プロジェクトを支援する部署にいます。
「向いているのは、自分で考えて自分で動く人。個々の社員の主体性と良心に委ねられているから。この意味を正しく理解し、行動できるか」
アールナインの特色をこう表現する、ぶるーのさん。私たちの職場の風土がリアルに伝われば嬉しいです。
▽他の中途社員のインタビュー記事はこちら
前職は旅行会社、プラン提案やお客様のフォロー
「私が望んだ成長の速さと違う」
別会社に内定も「決断するなら今かな」
入社1か月、切り出された業務を覚える
入社3か月、自分で考えた業務で反応があると嬉しい
入社半年、業務内容のレクチャーに四苦八苦
電話対応、教え方・・・他部署に見る学び
主体性と良心に委ねる裁量「自分で考えて自分で動く人」
成果を出して、希望は言葉に
ぶるーのさん
――ぶるーのさんは2018年4月、新卒で旅行会社に入社、2023年6月にアールナインに転職しました。前職は誰に対して、何をする仕事でしたか。
旅行会社の店頭で、個人のお客様に旅行商品を販売していました。「この地域に行きたい」といったご相談があれば、プランの提案、宿や交通手段の手配、予約後のフォロー、旅の途中や終了後のトラブル対応もします。新型コロナで旅行需要が減った時は1年間、別の会社への出向経験もあります。そこでは教育関連の全然違う仕事をしていましたね。
――なぜ旅行会社を選んだのですか。
社会問題を学ぶ旅に興味があったんです。例えば発展途上国などにホームステイして貧困やSDGs、平和など現地の課題を学ぶ旅のプランが私の会社にありました。余暇でも留学でもない。学生時代、途上国を支援する友人の学生団体が、前職の会社のパンフレットで紹介されていて関心を持ちました。
――今、アールナインでは何をしていますか。
大型採用プロジェクトを支援する部署にいます。やり取りするのはクライアントの採用担当者、クライアントに候補者を推薦するエージェントの方々、パートナーさん(※アールナインに登録する社外の業務委託の方)や派遣社員の方々。一つ一つの仕事をよく考え、早く正確に周囲と連携する必要があります。他のメンバーと一緒に複数企業を担当しています。
――改めてなぜ転職しようと思ったのですか。
前職のキャリアは私が望んだ成長の速さと違ったからです。旅行プランを売るだけでなく、将来、社会問題を扱う旅行を作るためにも、ゼロからプランを考える企画系の仕事もしたかった。だから販売を2年頑張って異動の話も出ましたが、コロナでなくなり、1年後に叶ったけど間もなく別会社に出向になりました。戻った後は旅行需要の回復で販売の人手が足りず、3か月で企画系部署から再び店頭に異動になりました。
――当初、想定しなかったことになったのですね。
そうですね。お客様と向き合えるのが販売のやりがいですが、人事異動が多く、モチベーションの維持が少し難しくなりました。サービスの質と量の間でも葛藤しました。コロナで落ち込んだ売上回復のため、より少ない時間と人手で利益を求められ、個々のお客様に丁寧に対応したいけど売上目標も達成したい…妥協点が見つからず、頑張るほど苦しかったです。
――転職活動では業界は絞っていましたか。
年齢的に絞らないと未経験は難しいですね。人材業界は転職エージェントさんの勧めでした。人と接するのが好きで、個人でも法人でもお客様が喜ぶ顔が見たかったので、前職の経験も生きると思いました。
――アールナインに入社した理由を教えて下さい。
実は別会社からも内定をいただいていました。アールナインの方が内定が早かったけど現職に残る選択肢とも迷っていて、決め切れないので別の会社も受けようと。でも最終面接後に「オフィスを見ていきますか」と案内され、あ、これは違うなあと思いました。
――何が違ったのですか。
言葉にしにくいのですが…社員さんたちの雰囲気が想像と違ったんです。それで言うとアールナインは、何かと親身な会社でした。不安を解消する面談でも色んな社員が出てきて。(気さくな雰囲気が)私の知っている「会社組織」の姿と全然違いましたが、逆におもしろそうで、これも何かのご縁、決断するなら今かなと思いました。
入社後2週間は、職種を問わず座学研修
――中途入社者は2週間の座学研修の後、OJTに入ります。ぶるーのさんは大手企業担当の部署になりましたが、最初の1か月は何をしていましたか。
最初は他の中途入社者と同じで、商材の勉強です。面接代行、会社説明会代行、エージェントコントロール(人材紹介会社とのやりとり代行)…他にもありますが、うちの会社が何を売っているのか。部署の仕事は1か月後の6月末頃からでした。今こんな企業の採用を支援していて、こんな背景でこういう状況で…と部署の方から大枠の説明がありました。
――聞いて理解できましたか。
大きな案件だとすぐに全体像は掴めないですね。その企業の面接に同席する仕事から始めました。候補者と面接官の間に入って全体を進行するんです。
――他にもしていたことはありますか。
ほぼ同時に始まったのが候補者の書類選考です。大手企業は候補者も多いので、ご経験やスキルからマッチする方を判断しないといけません。お客様がその候補者に興味を持てば、詳細を確認するためエージェントさんとやりとりを始める。他のメンバーの仕事でしたが、一部切り出してもらいました。
――業界未経験ですが、進め方はわかりましたか。
他のメンバーが横で教えてくれましたよ。エージェントさんへの電話、メール、質問の仕方…こういう時はこういうふうに聞くとか。
――入社3~4か月後の秋以降は、クライアントとの会議に初めて入りました。入って何をしましたか。
自分のパートは自分で話しました。1か月目から同席していた面接での気づきを採用担当者に伝えました。情報を集約するシートを作り、提案方法を先輩に相談して…この仕事に使命感を持っていたんですよ。
――なぜですか。
今ある業務を覚えるのも良いけど、自分で考えたことで反応をもらうのがやりがいだからです。他の方の手が届いていないことで、小さなことでも主体的に動いて相手のためになると私は嬉しいです。
アールナインのビジネスモデル
――入社半年以降は何をしていましたか。
11月末から始めたのは業務を委託するパートナーさんへのレクチャーです。これが難しい。うちはクライアントから預かった仕事のうち、実務を社外の業務委託パートナー(約1500名)に委託するビジネスモデルです。業務内容を社員が説明しないといけない。資料を読み上げるだけですが、人によって反応や質問の角度が違う。なかなか臨機応変に答えられませんでした。
――そういう時、どうしたのですか。
他のメンバーがすっと入ってきて、代わりに回答してくれました。何が足りなかったかわかるので、次から真似します。だんだん自分の言葉で話せるようになりました。今、担当する新しい案件では先輩に助言をもらいつつ、なんとか一通り問題なくできています。
――全体として、不安はありませんでしたか。
ありましたが、トラブル経験で成長できました。例えば時間になってもオンライン面接に候補者が来ない。欠席連絡もない…入社半年頃、こんな状況で対応したことがあります。初期の私なら、対応方法がわからなくて他の方に頼んでいた。最低限のフローがわかり自信が付けば、自力で判断できることが増えました。一人で解決できないことも、答えを望むのではなく、答えを出すための方法を色んな人に教わればいいと思います。
アールナインの執務室は席が決まっていないフリーアドレス制で、部署関係なく座る。そのほか、飲み物やお菓子がある「ラウンジ(=写真)」もある
――出社・在宅勤務について伺います。アールナインは在宅の頻度も含めて個人の自由ですが、ぶるーのさんは、ほぼ毎日出社ですね。
そうですね。私は出社でオン、オフを切り替えるタイプなので。部署の先輩方は在宅中心です。すぐにzoomやチャット、電話でやりとりできるので特に困ったことはないですよ。
――他部署の方ともよく話していますよね。
業務上、同じ部署内での会話が多いのですが、他部署の方とも話すと純粋に楽しいし、見るだけでも勉強になります。あの人の電話対応が上手やなあとか、会議での話し方がハキハキしているとか、レクチャーが相手の視点に立っているとか。
――ぶるーのさんの仕事はある程度流れが決まっている一方、アールナインの社風自体は自由とよく表現されます。どんな人が合うと思いますか。
自分で考えて自分で動く人ですね。指示管理を好まない会社で、現場の裁量が大きい。社員の主体性と良心に委ねているとも言えます。この意味を正しく理解し、行動できるか。そして周囲との上手なコミュニケーション。自分で考えて動くことは、自己中心的とは違います。人と連携するにはタイミングや伝え方も大事。自分が正しいと思っても、どう伝えるかを大事にする会社ですし、私も大事にしたいことです。
――どうすれば大事にできるのでしょうか。
社内外問わず、相手の性格や考え方をよく知ることかな。私の場合、仕事で他部署と関わる機会が少なくても、休憩時間は使い方次第。人を理解すること、うまく声を掛けること。いつか上の役職になった時、自分の仕事ができるだけではだめかなと思います。
――大手企業とお取引する今の部署はどんな人が向いていると思いますか。
難しいですね…クライアントの組織が大きく複雑で、採用担当者の雰囲気も、担当者と他部署の方との関係性も個々に特色があります。相手を尊重しつつ、伝えるべきことは適切に伝えること。自分の発言や行動一つで失うものの大きさ、売り上げや信用に対する自覚と責任感でしょうか。
アールナインの玄関
――ぶるーのさんの前職も大きな会社でしたね。
そうですね。私が少し何かしても、目立つことは難しかったです。でも一社員としての心がけはありましたよ。小さなことでも、希望は言葉にすること。 何も言わないとチャンスすら来ないから。
――何か言い続ければ、チャンスが訪れますか。
もちろん周囲が納得する成果を出すのが先です。努力や成果がないのに主張だけしても、機会は来ないと思います。前職の店頭販売で、いつも売上目標や顧客満足度を意識していて、結果も出しました。その上で希望を言えば目に留めてくれる人が現れると思って。
――実際にチャンスが来たことはありましたか。
地域の大学で、留学する学生さんたちに航空券手配の注意点などを講義したことがあります。社外イベントに興味があると伝え続けたら、機会が巡ってきました。30分と短い時間でしたが、もともと教員志望で教育学部に進んだので学生さんの前で話せるなんて貴重な経験。転職前の大切な思い出になりました。アールナインは前職より小さな会社ですが、できることを最大限した上で自ら発信する大切さはどこにいても変わらないと思います。
いかがでしたか?
こちらの記事からアールナインの価値観や風土が少しでも伝わっていたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がいいなと思ったら、ぜひ♡マークを押していただけると励みになります!
「どの記事を読めばいいのか分からない...」
「知りたい情報が載っている記事はどこにあるのだろう?」
と思っている方は、🔗マークをクリックしてみてください!