こんにちは、クロスマート広報担当です。
この度、クロスマートでは創業以来初めての社内ハッカソンを開催しました!今回はその開催の様子をお届けします。
9月18日と19日の2日間、東京本社に全国からエンジニアが大集合。普段はリモートワークが中心で、バーチャルオフィス越しに顔を合わせることがほとんどですが、この日は北海道から沖縄まで各地のお土産を抱えてオフィスに集まりました。
当日のタイムスケジュール
参加人数は、過去最多の13名!所属部署を越えてチーム分けを行い、全4チームとなりました。エンジニア社員は基本リモートワークのため、メンバーの技術力も個性もわかるハッカソンはとても貴重な機会となります。
ハッカソンのお題発表〜開発スタート!
チームに分かれて、いよいよ開発スタートです。今回のハッカソンのお題は、
「外食産業に貢献するサービス」または「Bizサイドが利用する社内サービス・ツール」
チームごとの取り組みが、「日々の業務に役立つもの」や「クロスマートとして社会に価値を届けるもの」に自然とつながるようにしました。
ハッカソンにおける開発作業は、同期で集まって取り組むことに大きな意義があると考えていたため、実際の開発は原則当日のみ。
チームごとに事前準備として、「開発するプロダクトの企画・検討」「メンバーの担当割り振り」「使用する技術の選定」「リポジトリへの初期コミット」などを進めていただき、ハッカソン当日を迎えます。
Slackのハッカソンチャンネルは準備段階から大いに盛り上がり、中間発表はSlackチャンネル内で行いました。
オフィスのフリースペースでチーム毎に開発中。参加者が持ち寄ったお菓子で、全国各地のお土産コーナーが誕生しました。
開発〜最終発表
2日目は審査と表彰式。代表の寺田も審査員として参加しました。
審査のポイントは「発想力」「完成度」「外食産業・Bizサイドへのインパクト」。
エンジニア以外の社員も続々、オンラインで集まりました。
結果発表
優勝は、Team Mercury🎉
実際のプロダクトは公開できませんが、「ユーザー目線でどう使いやすくできるか」を考えた発注体験を向上させるプロダクトでした!
優勝したTeam Mercury
代表寺田より優勝チームへのコメント
発注体験を向上させる素晴らしいアイデアです!発注体験の未来を考え、提案し、実装してくれたことに感動しました!ありがとうございます。
参加者からの声
「普段業務で関わらないメンバーと一緒に開発を行うことができ、とても楽しかったです! 遠方の社員が多く、オフラインで集まることも少ないので、交流の意味でも貴重な機会になりました。またやりたいです!」(フロントエンジニア)
「卸業者さんが感じている課題を認識できたことで、学びが多かった。途中でさまざまな問題が発生したけれど、遊び機能も追加できたのでよかった。 他のチームメンバーと直接会話しながら開発できたのが楽しく、有意義な時間になりました。」(サーバーサイドエンジニア)
「初のハッカソンで今回特に意識したのは、とにかく楽しむことと、普段交流できないエンジニアの人や、エンジニア以外の人とも積極的に関わることでした。結果、余裕を持った開発で交流も深まり、他チームの高い完成度に刺激を受けました。VUIの知識習得による成長も得られ、人生の良い思い出となる貴重な機会になりました。余談ですが、開発中にあるチームメンバーが「パーツ足りないかも」と言ったことをきっかけに、「よし、アキバだ!アキバ行こう!」と皆で盛り上がり、秋葉原へ向かうことになりました。私は作業すること以上に交流を楽しみたかったので、チーム全員で秋葉原での買い出しに参加できたのは本当に嬉しかったです。終始はしゃいでいたと思います。」(フロントエンジニア)
ハッカソン企画者のエンジニアマネージャー石垣さんへインタビュー
今回クロスマート初のハッカソンになりますが、なぜ開催しようと思ったのでしょうか?
以前から「オフラインで集まって一緒に開発する機会をつくりたい」という思いがありました。
クロスマートは基本的にフルリモート体制で、特にエンジニアチームは関東圏以外に住んでいるメンバーも多く、直接会える機会が限られているのが現状です。課題や今後の展望については日頃から業務内で活発に議論できていたので、今回はそれとは違う“実際に集まって開発すること”に重きを置きたいと考えていました。
今回ハッカソン開催を決めた大きなきっかけは、私自身が外部のハッカソンに参加した経験です。別チームに所属する小波ちゃんに誘ってもらい初めて参加し、その楽しさを実感しました。
その体験をきっかけに、「クロスマートでもやってみたい」と強く思うようになりました。ちょうどプロダクトチームには、有志で社内向けの便利ツールを開発する動きもあり、日々“誰かの役に立ちたい”という思いで業務に取り組むエンジニアが多くいます。そんなメンバーが集まって一斉に取り組んだら、絶対に面白いものが生まれる!と確信し、初めての社内ハッカソン開催を決意しました。
▼社内向け便利ツールについての記事
Flutterで素早く作る!社内向けお役立ちMacアプリ開発 - クロスマート Tech Blog
非公式GUIアプリをひっそり作って社内公開してる話 - クロスマート Tech Blog
準備で大変だったことや・工夫したことは?
準備で一番大変だったのは、自分自身もエンジニアとして開発に参加しながら、同時に運営も担ったことです。
運営メンバーの人数が限られていたため、どうしても役割が重なりがちで、協力してくださった武さんにも負担をかけてしまったなと反省しています。
一方で工夫したのは「チームの決め方」です。
普段の業務で同じチームに所属している人とは、なるべく一緒にならないように意識しました。これは、チームやプロダクトの枠を越えてエンジニア同士の交流を深めることを目的の一つにしていたからです。普段あまり関わる機会の少ないメンバーと協力して開発に取り組むことで、新しい刺激や発見が生まれるのではないかと考えました。
実際にハッカソンを開催してみていかがでしたか?
当日は各チームから笑い声が絶えず聞こえてきて、シンプルですがそれが一番嬉しかったです。
「オフラインで一緒に開発するのが楽しかった!」という感想も多くもらえて、開催して本当に良かったと感じました。
また、各チームが作るものを最終発表まで隠そうと、あえて駆け引きをしたりする場面もありました。そうしたやり取りが自然に生まれるのも、信頼関係のある社内ハッカソンならではだと思います。発表が始まるまでほとんどの成果物がわからず、私自身もワクワクしながら楽しむことができました。
最終発表では実際に動くサービスとあわせて、サービス説明のための資料を用意してもらい、チームごとに発表してもらいました。今回はPMが審査員を務め、開発はすべてエンジニアだけで行ったのですが、その分、普段あまり経験しない課題整理やターゲット分析などの企画設計もエンジニア自身で担うことになりました。
「このサービスを使うことで誰が嬉しいのか」「どんな効果を生み出せるのか」という視点を自分たちで考えることは、普段の業務では得られにくい気づきをもたらし、今後の業務にも活かせる経験になったと感じています。
2回目以降に向けた改善点や、新たな目標はありますか?
改善点はたくさんあります! 今回は初めての開催だったこともあり、できるだけシンプルに「開発に集中できるように」とルールを最小限にしたのですが、その分、場当たり的な対応になってしまった部分がいくつかありました。次回はレギュレーションをよりしっかり整えて、外部のハッカソンと比べても不公平感のないルールにしていきたいと思っています。
将来的な目標としては、この社内ハッカソンをきっかけに、プロダクトチームから新規事業が生まれるような流れを作ることです。 エンジニアはアイデアを形にするスピードがとても速く、さらに最近はLLMの活用もあって、その力が倍増していると実感しています。こうした強みを生かして、日常の業務ではなかなか出せない新しいチャレンジにつなげていきたいです。
半分本気で半分冗談ですが、「温泉にこもって、時間を気にせずハッカソンができたら最高だなあ」と思っています(笑)。
クロスマートのエンジニア文化を一言で表すなら?
クロスマートのエンジニア文化を一言で表すなら、「協力と挑戦を大切にする文化」です。まずは「ハッカソンをやりたい!」と言ったときに、すぐに賛同してくれた皆さんに心から感謝しています。
今回初めての開催で不安な点も多かったのですが、プロダクトチームの皆さんが不足している部分を自然に補ってくれたり、「良いハッカソンにしよう!」と全力で協力してくれたりする姿に、この文化を改めて実感しました。
当日はどのチームも本気で取り組み、新しい挑戦を楽しむ姿が伝わってきました。その光景を見て、開催して本当に良かったと感じています。
▶︎石垣さん月例会社内表彰記事
最後に
クロスマート株式会社では現在、エンジニアを積極的に採用中です。新しい技術やアイデアを楽しみながら挑戦したい方、仲間とともに“技術に本気で向き合う時間”を過ごしませんか。
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