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フォンテーヌ・ブロー20周年のあゆみ

2018年の4月にフォンテーヌ・ブロー創業20周年を迎えこれまでの20年、そしてこれからの20年を見つめ直して見ようと思い、今までの経緯を1年4期に分けて振り返る1年にして見ました。一旦過去に戻り未来までのフリーロードマップを感じて見たかったのです。 助走路の方向性は決まり、飛躍の為の準備行動が始まってゆきます。 過去の棚卸と断捨離は思考が整理されてとても良い状態になりました。成長の為の方向性とすべき事が決まり始めています。

1997年4月22日に山中湖の森の中に家族共移り住んで始めた「ペンション フォンテーヌ・ブロー」を皮切りに、2002年12月白馬村にて開業。2006年4月箱根に開業。2016年熱海に開業。 夢中の20年間でした。「本音・本気・全開・全力」の掛け声が生まれたのもこの頃でした。帝国ホテル勤務時代、フォンテーヌ・ブロー創業から現在と丁度20年ずつ等しく経ち、気が付けば還暦となっておりました。様々な経験から得ることが出来た知恵や考え方、並びに「気」の置き方など、踏み台となりつつ全社員と共に「いい会社作ろう」「役に立てる人になろう」「素敵だね その笑顔」「幸せのかけ流し」「おもしろそうだね」そんなコミュニティーが出来ればお客様にも少しは、「お福分け」が出来るのではないだろうか、そう考えています。

改めて今まで関係各位様、並々ならぬご支援とご鞭撻を頂きつつ何とかやって来ることが出来ました。お世話になった皆様への「恩返し」をめざし一層の精進を重ねてまいる所存です。

株式会社フォンテーヌ・ブロー
代表取締役社長/オーナーシェフ
齋藤 厚男


フォンテーヌ・ブローの創業の地は山中湖。
標高1000m、気温30度~氷点下15度、森の中、湖畔のオーベルジュ。
シェフとマダムの二人だけで始めた、山中湖でのおもてなし業は、春夏秋冬の劇的な変化から多くの気付きをもらいました。
自然という背景の中で、人は生活をさせてもらっている。見させてもらっている。生かしてもらっている。
料理人としての発想の幅と奥行きも大い広がりました。


白馬村では、2002年~2006年まで春・夏・冬の季節営業を4年間させて頂きました。
長野県白馬村みそらの地区での開業の思いは、「遠隔地経営のシミュレーション」と「人財育成」と「雪に包まれたい」それらの思いからでした。

冬には3m以上の積雪で、すべて曲線の世界になる光景。
10月に入ると、いつ雪が来るかわかりませんから夕方になると外の見回りは、今年最後の地表の見納めかもしれないなと思いながら外灯を付けていました。
ある年は外で大工仕事をしている最中に雪が降り始め、道具が出てきたのは、来春になった事もありました。
10月の突然の大雪で紅葉の葉ごと折れて、電線の切断停電になり、そのままスキーシーズンインした年もありました。

この様に素晴らしい摂理と巧妙でたくましい自然環境の中で、清掃から料理、設備保守、買い物などを今日のお客様の為に準備するのですが、お客様の為半分、自分のプライド半分。
「人が人をおもてなしする」ことは、考える事ではなく、「感じる事だ」いや、「感じたことをそのまま行動する」という動きになっていました。


これまで山中湖・白馬で手に入れた「感じる」センサーをもっと磨きたい。
感じてから考える。それをチームで表現したい。
それぞれの個性豊かなスタッフと共に、目指す目的に手法を重ねて豊かさを表現したい。
そんな想いが、2006年に箱根仙石原の地で形になりました。

・感性の表現。
・その昔シルクロードの往来が、西洋と東洋の文化的神秘に導かれ今に伝わる。
・今なお続く進化の中。
・明日への喜びを想像する。
・思いやりと感謝での繋がり。
・中心から見る。発想する。
・フォンテーヌ・ブローとは、言うなれば人間力道場。

滞在を通して「夢」・「愛」・「幸福感」を自身で気づき感じて頂きたい、お客様に自己治癒力の向上と合わせて感じて頂きたい気づきを提案したい。
日本古来からの「想う」+「成す」=「おもてなし」の心地よさに日本文化の影響により進化したフランス料理と合わせて、フォンテーヌ・ブローの世界観を表現します。


山は癒し。海は希望。希望は活力を生み、活力は、生命を生む。
フォンテーヌ・ブローの20周年を目前に控えた2016年、「フォンテーヌ・ブロー熱海」をオープンしました。
熱海駅から2駅、熱海市下多賀には水平線と公園と港と人の生活があります。
山と海との境が生活圏の活力を生んでいる。その景色が眼下に広がります。
若い頃は、人とのコミュニケーションは、相当苦手と自負をするほどでしたが、日々の修練の中から新しいというのか、本来と言うのか解りませんが、私もフォンテーヌ・ブローの社員も「フォンテーヌ・ブローの一番商品は{人}です」と言い切るようになっていました。
「思いやりと感謝で結ぶ、玄の志」本質の追求をしましょう、と、やはり20年前から掲げてきた経営理念をこれからも胸に、厨房で、フロアで、今日も現場では、若いスタッフたちが最前線で活躍しています。次の20年、100年に向けて「フォンテーヌ・ブロー」は立ち止まることなく進んでいきます。

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リクルート:https://fontenu.com
お問い合わせ先:recruit@fontenu.com

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