【業務委託インタビュー】
Q. まずは簡単に自己紹介をお願いします。
A.
千葉県出身・在住のHと申します。大学を卒業してからずっと事務系の仕事に携わってきました。新卒で入った会社では総務や人事、営業のサポート、役員秘書など、いろいろな立場を経験してきました。結婚後に一度退職し、派遣社員としてマーケティングや人事などを担当していましたが、子どもが生まれたタイミングで一度仕事を離れました。その後、子どもがある程度大きくなったのをきっかけに、在宅で働ける形で仕事を再開し、現在も在宅でお仕事をしています。
Q. 最初に就職された会社を選ばれた理由は何だったんですか?
A.
新卒で入社した会社を選んだ理由は、通勤が無理なくできる距離にあったことと、転勤がなかったことです。当時は女性でも全国転勤が当たり前という募集が多かったのですが、私は地元を離れたくなかったので、転勤なしで働ける会社を探していました。条件に合うところは少なかったのですが、たまたまタイミング良く見つかり、入社しました。
Q. 結婚後に一度仕事を離れてから、再び働こうと思ったきっかけは?
A.
もともと家庭に入って子どもにしっかり向き合いたい気持ちがあったので、しばらくは育児に専念していました。ただ、ある程度子どもが大きくなると、家の中だけだと逆に自分の気持ちが行き詰まってしまう瞬間があって。何か社会と繋がっていたい、外の世界と関わりたいという思いが自然と強くなりました。それに家計のことも考えると、少しでも収入があると助かります。そういう意味でも、家でできる仕事があれば理想的だなと思ったのがきっかけです。
Q. 在宅での仕事を探すときに大変だったことは?
A.
在宅の事務職って、求人は多いように見えて、いざ応募してみると倍率がとても高いんです。だから、最初はなかなか決まりませんでした。在宅で働きたい方は多いので、選考が通らないことが続いて心が折れそうになったこともありましたね。それでも諦めずに探していたら、今の仕事に出会えて、すぐに面接から採用まで進んだので、本当にタイミングに恵まれたと思っています。
Q. 今のお仕事を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
A.
一番は採用までのスピード感です。他のところだと、書類選考や一次面接、二次面接と段階を踏んで、結果が出るまでに何週間もかかるところが多いんですが、今の会社はすごく動きが早かったです。面接したその場で「ぜひお願いします」と言っていただけて、そのスピード感に驚きましたし、ありがたかったです。時給などの条件も他より良かったので、迷う時間もなく「ここで頑張ろう」と思えました。
Q. 実際に働いてみて、他の職場と違うと感じることはありますか?
A.
一番大きな違いは、連絡の速さです。以前は何か相談しても返事が数日来ないことも普通にあって、結局こちらの作業が止まってしまうことがよくありました。今は何かあればすぐ返事をいただけるので、本当にストレスがないです。あとはチームの人同士で相談して動いていい文化があるところも大きなポイントです。以前は、全てが上からの指示待ちで自分で動かす裁量はほとんどなかったので、働きやすさが全然違います。
Q. 在宅で働く上でのメリットとデメリットを教えてください。
A.
メリットはやっぱり、子どもの予定に合わせられることですね。急に学校から呼び出しがあっても、自宅にいるのですぐ対応できますし、家にいるだけで子どもが安心してくれるのも大きいです。逆にデメリットは、良くも悪くも自分次第なところです。サボろうと思えばいくらでもサボれる環境なので、自分を律する意識は必要です。あとは、家にいるとつい仕事のチャットを時間外でも見てしまうので、ちゃんとオンオフを切り替えるのが課題ですね。
Q. お仕事をする中で、意識している工夫はありますか?
A.
私は何かをお願いされたり確認されたら、なるべくすぐに返事をするように心がけています。逆に稼働時間が終わったら、チャットを開かないようにするのも自分で決めました。家で働いていると、つい仕事モードが抜けないので、最近は稼働が終わったらアプリを閉じてオフにするようにしています。
Q. ご家庭との両立で気を付けていることは?
A.
仕事の時間と家庭の時間をしっかり分けることです。私の場合、子どもが帰ってくる時間までに仕事を終えて、帰宅後は子どもとの時間に集中します。出社していた時よりも時間の使い方の切り替えがしやすいので、家族と向き合う時間も確保できていると思います。
Q. 在宅でのお仕事を始めて、ご自身の中で変わったと感じる部分はありますか?
A.
以前は「言われたことをそのままやる」という仕事のスタイルだったんですが、今はチームの中で自分から動いたり提案したりできるようになりました。業務の進め方についても、自分で考えて段取りを組むので、「ただの作業」ではなく、自分も一員として携わっている実感があります。そういう意味では、働き方そのものに前向きになれたと思います。
Q. 今後挑戦してみたいことはありますか?
A.
まだまだ先輩方には及ばないところが多いので、もっと知識をつけて、相手とのコミュニケーションを深められるようになりたいです。今はまだ、断られてしまった時に上手に切り返すのが課題です。先輩のやり方を真似しながら、どんな状況でも相手の本音を引き出せるような力をつけたいです。
Q. これから在宅で働いてみたいと考えている方にメッセージをお願いします。
A.
子どもが小さいと「まだ働けない」と思ってしまいがちですが、在宅なら短時間からでも始められます。外に出なくても社会と繋がっていられるのは、自分自身の気持ちをリフレッシュする意味でもすごく大きいです。私自身、もしもっと早く在宅ワークに出会っていれば、育児だけにとらわれず、もっと気持ちに余裕を持てていたかもしれないと思うこともあります。家族のためにも、自分のためにも、一歩踏み出してみる価値はあると思います。
Q. 最後に、Hさんにとって「在宅で働くこと」の一番の魅力は何ですか?
A.
自分の時間と家族の時間を、無理なく両立できることです。子どもがいるからできないこともあるけれど、在宅ならできることもたくさんある。何より、自分の人生を自分でコントロールしている実感があるのが、一番大きな魅力だと思っています。
https://note.com/empirestate/n/nfa109efba41f