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【積算パートナーインタビューvol.1】「自分を育ててくれた業界に恩返しがしたい」建設会社に30年勤めながら、CORDERに副業で深く関わる理由とは

CORDERでは、積算代行サービスにて積算業務を担当してくださるフリーランス / 副業人材を「積算パートナー」と呼んでいます。今回お話を伺ったAさんもその一人。

彼は中堅建設会社、積算業務に携わること約30年のその道のプロ。なぜ副業を行おうと思ったのか、副業としてCORDERで働く魅力や関わり方など詳しく伺いました。

Aさん / 積算パートナー(業務委託)

中堅建設会社に入社し、4年間は現場管理業務に従事。その後、積算業務を担当することになり、数量拾いや金額算出などを一貫して行っている。2021年10月、CORDERに業務委託として参画。積算代行業務だけでなく、積算パートナー管理やコンサルティング業務なども行っている。

累計300件の建物の積算を。30年間で得た経験やスキルとは。

ーー入社されてから30年間同じ会社に勤められていらっしゃるんですよね。

そうですね。新卒で入社した会社に今も勤めています。入社して4年弱は現場管理の仕事をしていました。管理する立場ではありましたが、周りの人はエキスパート集団です。自分の父親のような年代の人もいて、経験のない自分が指示を飛ばさないといけず、どのように接するべきか苦労したのを覚えています。

また現場はナマモノで、毎日予定にないことも起こり、臨機応変に対応しなければいけませんでした。自分の無知無能さを痛感し、嫌気がさした頃もありましたが、優しく接してくれる上司や協力会社の職人などに助けられ、育ててもらえたと思います。今は感謝しかありません。

ーーそこから積算業務を担当されることになったのですか?

そうです。入社5年目にシフトし、そこからはずっと積算領域に携わっています。ビルや学校、病院、保養施設など木造以外の多岐にわたる建物の積算業務に関わってきました。

現在は地方拠点にいるので、中規模の建物に携わることが多く、数量積算からコストプランニングまで一貫して行っています。大体月に1、2件、年間にすると10件から20件担当してきたので、26年間で累計300件近くの建物に関わってきました。

ーー建設業界に長く携わってきて、得られた経験やスキルはどのようなものでしょうか?

積算業務の知識はもちろん、現場管理に4年ほど関わったことで、現場の知識も保有できたなと思っています。また地方拠点に来たことで、協力会社と取り決めをしていく契約の業務の経験も積めました。

地方拠点はひとつの業務を専門的に行うというよりも、さまざまな役割をこなすオールラウンドプレーヤーでないと価値が高まりません。そのため自分も営業以外の業務であれば、ほとんどのことができるようになりました。

ーー積算業務のやりがいや面白みを教えてください。

積算業務というのは、プロジェクトの中でもかなり川上の業務です。積算で算出した数や金額によって、受注量や利益率が決まってきます。他の業界でも、見積書を作らないことには、仕事に繋がらないですよね。

そのように積算は企業のベースになるような重要な業務なので、責任感を感じますし、会社に貢献できているという実感が持てます。

育ててもらった業界へ恩返しを。CORDERに副業で関わる理由と魅力

ーー副業しようと思われたのはどのような理由からでしょうか?

当初は、医療費の補填が目的でした。40代後半、体調を壊し入院したことがあり、それで副業に興味が出てきました。

実際に副業で行えることを調べ始めてからは、チャレンジ精神のようなものも芽生えて。ひとつの会社で行ってきたやり方が、他社でどれだけ通用するのかを試してみたいと思いましたし、新しいやり方に触れて、刺激をもらえたらなと。それでWebでCORDERを知ることになり関わることとなりました。

ーー実際に副業を始められてみて、新しい刺激は得られていると感じていますか?

新しい刺激をもらえる機会は本当にたくさんあります。例えば、担当する案件が本業では関わらないような案件なので、今までのやり方が通用しません。そのため、新しいやり方を学びながら、業務を行っています。

ーーCORDERでの業務内容を教えてください。

積算代行業務からスタートして、今は積算パートナーと呼ばれる積算代行業務を行っている方の成果物のチェックを行っています。積算パートナーによってやり方が違うこともあるので、マニュアル作りも並行して行っていますね。

またCORDERへのコンサルティングも実施させていただいております。CORDERの役員2名は建設業界未経験です。私が経験してきたことが少しでも役に立つならと思い、自分から提案しました。単なる業務委託ではなく、ビジネスパートナーになれたらと思っているんです。

ーーへぇ!副業ではありつつも、深い関係性を築こうとされているんですね。

そうですね。これまで30年間建設業界に携わってきて、自分は様々な人に助けてもらってきました。そのため恩返しのような形で、同じ業界を歩む若者に少しでも貢献できればという思いがあるんです。

また役員陣2名の熱量の高さに感化されたのもあります。「建設業で働く人々を不合理から解放する」というミッションに向かって、一生懸命行動している。調べたり、話を聴いたりして、業界のことを知ろうとしている。そのような姿勢を見ていると、一緒に何かをしたいという思いが湧いてくるんです。

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あとは、こちらの仕事をきちんと評価してくれているなと思います。報酬はもちろん、仕事をどんどん任せてくれるので、それに応えたいなと。少しでもミッションの達成が早く実現できるように伴走していければと考えています。

ーー本業へ支障が出てしまうということはないでしょうか?

ありません。基本的に隙間時間というよりも、本業が休みの土日祝日にまとめて作業を行っています。平日の夜は業務に取り組んだとしても、1時間程度で終わる軽作業のみです。本業が忙しく、土日祝日も時間が取れない場合は調整してもらっていますし、基本的に1-2日でやってください!というような急務はないため、ある程度自分のスケジュールに合わせて進めることができています。

ーー柔軟に対応してもらえているんですね。

そうですね。仕事を依頼されるときも、こちらのリソースを聞いてくれ、納期は相談しながら決めています。それにミーティングも週に1回ほどは行っていますし、テキストでのやりとりでもレスポンスは迅速です。何か困ったことがあれば、すぐに相談できるので、働いていても不安は一切はありません。

対等な関係を築ける仲間たちと、業界を変革していく。

ーーCORDERが提供している積算代行サービスが業界に与えるインパクトについてはどのようにお考えでしょうか?

かなりニーズがあると思っています。積算業務は端から見れば、無駄と捉えられてしまうこともあります。なぜなら競合他社がいて、積算をしたからといって必ず受注できるわけではないからです。例えば、5件の積算業務をしても、1件しか受注することができない場合もあります。

そのため自社で人材を確保せずにアウトソーシングしてもいいのではないかという考えを持つ企業が最近増えてきています。品質を一定に担保できれば、業界に代行サービスを広げていくことはできるはず。ニーズがある今がチャンスなので、サービスの品質をより高めていくことが今の私のミッションですね。

ーーCORDERにはどのような人がマッチすると思われますか?

一番は建設業界の負に理解があり、その課題に対してもやもやしている方でしょうか。どうせやるなら世の中のためになった方が良いと感じていますし、何より役員陣が心の底からこの社会課題を解決したいと行動をしているため、そこに温度差があるとよくないのかなと個人的には思っています。

また責任感のある人。業務委託として関わるということは、全責任を自分で負うということです。会社員のように会社が守ってくれるわけではありません。そういう厳しい部分もありますが、それをやりがいに感じられる人にとっては面白い働き方だと思います。

あとはコミュニケーション能力があり、周りと協力できる人。業務委託契約をCORDERと結ぶということは、対等な関係を築くということでもあります。私は役員陣2人とは「この前の案件どうなりましたか?」とか「最近忙しそうにしていますけど、無理していませんか?」とか雑談のような話もするようにしていて。そのようにお互いに気遣い合い、仲間として接することができる人だと嬉しいです。

ーー今後の目標を教えてください。

CORDERが思い描く理念達成に向けて、自分のこれまでの経験を活かしていけたらと思っています。一緒に悩んだり転んだりしながら、会社を成長させていき、ミッションが達成できたときには一緒に喜びあえたらなと。

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