こんにちは!ギークリー新卒採用担当です。
2020年に新卒でギークリーへ入社し、現在はマーケティングディビジョンで15名のマネジメントを担う永田さん。
自分らしい“勝ち方”を模索する中で辿り着いたのは、「点を取るだけが価値じゃない」という信念。“ボランチ型”のリーダーとして、信頼を積み重ねる姿勢を体現してきた想いと、いま実践している“期待を超えるブランド体験”づくりについて伺いました。
サッカー漬けの青春と「一番高いレベルでやりたい」という想い
ーまずは自己紹介をお願いします。
マーケティングディビジョンでグループマネージャーをしている永田です。小学生からずっとサッカー一筋で、ポジションはボランチでした。
中学時代は全国大会(全中)にも出場するような県内でもトップレベルのチームでプレーして、毎日がっつり練習漬けの日々。高校では進学校に進んだんですが、学業にも力を入れていることもあって、良くて県ベスト8くらいのレベルの環境でした。学業との両立で忙しい一方、高校での部活は正直物足りなさも感じていて。「熱量のある環境に身を置くことの大切さ」をここで実感しました。
大学進学の際には、「やっぱり地元を出て、より高いレベルでサッカーをしたい」という想いが強く、一度浪人を決意しました。ほぼ勉強経験ゼロの状態から、朝9時から夜9時まで1日12時間勉強を続け、関東の国公立大学に進学。大学では週6日サッカーを続けながら、体育の教員免許も取得しました。本当に忙しかったですが、努力の結果として得られた経験は今も自信につながっています。
狭い世界から視野を広げるために人材業界へ
ー教員の道は考えなかったんですか?
実は、最初から選択肢にはありませんでした。スポーツや教育は自分が長く身を置いてきた“慣れた世界”であり、「このままでは視野が狭いままだ」という危機感を持っていて。もっと新しい環境に身を置いて、自分の可能性を広げたいという想いが強かったんです。
就職活動中は一時期スポーツ業界も見ていましたが、他業界の説明会で聞く話がどれも自分の知らない世界ばかりで、むしろその“未知の領域”に惹かれていきました。
「人は知っている選択肢からしか選べない。なら、まず自分の知らない世界を知りたい」——そう思ったのが転機でした。その後はコンサル業界にも関心を持ちましたが、より多様な業界・職種に関われる点に魅力を感じて、人材業界を志望しました。
就活の軸は一貫してシンプルで、「成長したい」「広い視野を持ちたい」の2つ。当時は「世のため人のため」というよりも、「まずは自分が実力をつけないと何もできない」と考えていました。
ーなぜ、そう考えるようになったのでしょう?
大学のサッカー部での経験が大きいです。高校までは地元で“そこそこ”のレベルでやってこれたけれど、大学では全国から集まった選手たちと対峙する環境。自分の実力不足を痛感する一方で、周囲の熱量や意識の高さに刺激を受けました。
「知らない世界に飛び込むほど、自分の成長速度が上がる」という実感を得たのが、この時期です。
また、教員という道は極論「やろうと思えばいつでもできる」と思っていました。だからこそ、今しか挑戦できない未知の世界に飛び込みたかった。視野を広げ、実力を磨くことが、将来的にどんな選択をするにしても必ず糧になる——そう確信して、人材業界を選びました。
入社後に味わった“基準の高さ”の洗礼
ー入社直後はどうでしたか?
正直、今だから言えますが想像以上に悩むことが多かったです。(笑)
当時のギークリーは社員数40名ほど。覚悟して入社したつもりでしたが、いざ現場に立つと周囲の基準は自分の2〜3倍。同期には入社後すぐから圧倒的な成果を出すメンバーもいて、「ここまでやらなきゃいけないのか」と改めて基準の高さを痛感しましたね。
実際に当時の上司からは、常に高い基準を求められていて、「苦手なことをそのままにしない」「できないことをできるようにする環境を自分で作る」——そんな約束を交わし、毎日日報でのアウトプット提出、苦手克服に向けたアクションも共有していました。
インプットが続かないと相談したときには、「じゃあ一緒にやろう」と自身のインプット方法を実践してくださり、アウトプットまで伴走してもらいました。
毎日フィードバックをもらう中で、少しずつ“やりきる習慣”が身についたと思います。その結果、9月には初めてMVPも獲得できました。
「自分の強み」と向き合う転機
―コツコツと信頼を重ねた結果、マネージャーに就いたときはどんな想いでしたか?
TMGR(チームマネージャー)に任命されたときは、「自分がMGRでいいのか」と正直不安もありました。当時のギークリーのマネージャーは熱量の高い人が多く、リーダーシップでチームを引っ張るタイプばかり。自分にはそのイメージがなかったんです。
特に1年目は“とりあえずやる”スタンスで走り抜けてきたものの、周囲との比較で自信を失い、自分の強みを見失いかけていました。
そんな時に、上司からかけられた言葉が転機になっています。
「みんなと同じ領域で頑張る必要はない。永田さんには、やるべきことを着実にやりきる強さがある」——そう言ってもらえたことで、自分の良さをちゃんと見てくれていたんだと実感できたんです。
最初は「エースじゃない」と言われたような感覚で、少し悔しさもありました。
サッカーでいえば、得点を取るFWに憧れていた自分が、実際はチームを支えるボランチ的ポジションだったと気づいたような感覚です。でも次第に、“チームの勝利に必要な存在”として役割を果たすことに手応えを感じるようになっていきました。
「じゃあ自分にできることは何か?」と考えるようになり、足元のやるべきことを一つずつやりきる姿勢にシフト。そこから視野が広がり、組織として成果を出すための動き方を意識するようになりました。
入社の動機である“できること(can)を増やす”という想いともリンクし、むしろ色々なことを任せてもらえる立場でこそ、自分の強みが活きる——そう確信できた瞬間でした。
MVPよりも「信頼残高」を積むことにシフト
ーそこからどんな変化が?
同期のようにMVPを狙って突き抜けるだけが存在価値ではないと気づきました。
むしろ自分にとって大事なのは「できることを少しずつ増やし、組織全体に働きかける動きを積み重ねていくこと」だと腹落ちしたんです。
マーケティング施策の運用に加えて、システムやRPAの構築など新しい領域を任されるようになり、最初は不安でしたが、その分だけ視野が広がり「ここでも役に立てる」という実感を得られました。
気づけば、MVPを目指すことだけではなく、周りからの信頼を積み重ねていくことに対してもやりがいを感じるようになっていました。
“できること”が増えるほど任される範囲も広がり、組織の中で必要とされている実感が増えていったんです。華々しいタイトルがなくても、自分の役割を果たすことでキャリアは確かに前に進んでいる——そう感じています。
「期待を超えるブランド体験」をつくる
ー現在の業務について教えてください。
現在は15名のマネジメントをしながら、候補者体験(CX)の設計をしています。メール1通、件名の表現、面談前の案内の一文まで、会社の印象=ブランドに直結します。
だからこそ細部にこだわり、誰も拾っていない隙間を先に拾うのが自分の役割だと思っています。
目指しているのは、「最初から期待され、それでも期待を超えるブランド体験」です。偶然ではなく、設計と仕組みを実現したい。リレーションの積み重ねによって「また使いたい」と思っていただけるサービスを作るのが、私たちの責任だと思っています。
ーマネジメントで大事にしていることはありますか?
サッカーでいうと「点を取るフォワード」だけではチームは勝てません。
私は“ボランチ型”のリーダーとして、全員が点を取れるように布陣を整えることに価値を置いています。例えば、目的を定義し、分解してルール化する。小さな仮説検証を繰り返して再現性を作る。信頼を積み上げることで、長く戦えるチームを育てていく。
新卒を受け入れる組織でもあるので、「できるようになるまでの型」を示し、成長の再現性を残すことを大切にしています。任せて終わりではなく、一緒に考えながら成功体験を積み重ねていける環境をつくること——それが自分のリーダーシップの形です。
ー最後に、今後選考でお会いする学生さんに一言お願いします!
私自身、これまでのキャリアを通して「知らない世界に飛び込むほど成長できる」と実感してきました。 だからこそ、就活という“最初の一歩”は、視野を広げる絶好の機会だと思っています。
就活は自分の視野を広げるチャンスで、新しい出会いがたくさんあります。
自分の足で稼いだ知見は今後の人生の糧ですし、 思いがけない出会いがあるのも就活の醍醐味です。 私も当初は人材業界を志望していませんでしたが、就活で多くの方の話を聞けたことで、今の選択につながりました。
大変な時期ではありますが、今後の人生でこれほど真剣に“自分と向き合う機会”はそう多くありません。ぜひ全力で、自分の可能性を広げる時間にしてもらえたらと思います。
あなたの“成長したい”想いを、ぜひ当社に届けてください。