こんにちは!ギークリー新卒採用担当です。
2021年に新卒でギークリーに入社し、2年目でチームマネージャーに就任。現在はグループマネージャーとして14名の組織マネジメントを担う瀬川さん。
最初のMVPを掴んだ後に訪れた挫折、そして「勝ち続ける」ために必要だと気づいた“基準”の徹底。そこから得た学びと、いま実践している組織づくりについて伺いました。
野球で味わった“一体感”を社会人でも
ーまずは自己紹介をお願いします。
マーケティングディビジョンでグループマネージャーをしています、瀬川です。小学校の時から野球一筋で、高校時代は名門校である中京大中京で甲子園を目指して、仲間たちと野球漬けの毎日でした。
野球で学んだのは、大きい目標は一人じゃ届かないということ。
色々な会社の選考に進んでいく中でもギークリーの社員は一人称が“I”ではなく“We”であることが特に印象的でした。「社会人になってもあの“一体感”味わいたい!」「新しい環境でまた青春を駆け抜けたい!」という想いでギークリーに意思決定しました。
就活の軸は「目の前の人を動かす」
ー就活生時代は、人材業界を志望していたんですか?
最初は人材業界に興味はなく、コンサルばかり見ていました。正直「でかいことをしたい、かっこいい」という単純な動機でしたね。(笑)でも、就活を進めていく中でエージェントの方と深く対話していると、自分自身の就活が前に進んでいる実感があって。
同じように、過去の経験でも目の前の人が前進していく瞬間に携わることにやりがいを感じていることに気づきました。エンカレの活動にも関わって、人材業界のように人と密に関わる方が自分は生きると確信し、人材業界に舵を切りました。
ー当時の規模は100名以下。不安はなかったですか?
周囲は大手・公務員志望が多かったですが、私は最初からベンチャーしか見ていませんでした。不安よりワクワクが勝ちましたね。
ーなぜそんなに迷いなく進めたんでしょう?
今思えば、根拠のない自信と「目立ちたい」という欲求が、不安をかき消していたんだと思います。(笑)これまで勉強でもスポーツでも要領よくこなしてきたこともあって、「俺ならできる」という自負が強かったんです。だから、ビジネスの世界でもいけるだろうと根拠のない自信を持っていました。
幼少期から同じコミュニティの中で相対的優位に立ち、結果を出すことで周囲から称賛されて育ってきた経験があったので、その結果「注目されたい」「目立ちたい」という拭えない欲求に昇華されていったんだと思います。
MVPを取っても「勝ち続けられなかった」1年目
ー入社直後から結果を出していましたよね。
最初のMVPは取れたんですが、そこから勝ち続けることができなくて。振り返ると「挫折の1年目」だったと思います。
入社してすぐの4月の結果では同期に完敗して、「自分は絶対1位だ」と思っていた分、ものすごく悔しかったですね。というのも、私自身、これまで部活などで常に高い基準の中で努力してきたという自負があって、「この中なら一番やってきた」という思いがどこかにあったんです。だからこそ、結果が出なかったときは「どういうこと?」という動揺もありました。(笑)
ふたを開けてみれば、彼は全国レベルのサッカー部出身で。「上には上がいるな」と高校のときに痛感した感覚を、社会人になってまた味わうことになりましたね。
ーMVPを取れた嬉しさよりも、別の感情の方が強かったということでしょうか?
初めてMVPを取ったとき、もちろん嬉しさはありましたが、「なぜ取れたのか」を明確に説明できる自信がなかったんです。
だからこそ、「次は同期にMVPを持っていかれるぞ」という焦りや危機感の方が強かった。案の定その後は負け続けて、当時は正直しんどかったです。(笑)
でも、不思議とその1年が一番楽しかったんですよね。部活の延長のように、夢中で仕事に没頭できていたからだと思います。勝てない悔しさも含めて、努力することそのものが楽しかった1年でした。
勝ち続けるために必要だったのは「基準と徹底」
ーそこからどんな変化があったんでしょうか。
正直、勉強もスポーツも、学生時代は“才能+瞬発力”で結果を出してきたタイプでした。でもビジネスの世界では、1回の1位は偶然かもしれない。
大事なのは「勝ち続けること」で、そのために必要なのは“基準”と“徹底”だと痛感しました。
例えば、目標設定をどこまで具体的に落とし込めているか。初動でスピード感を持って「わからない」を潰せているか。そして、「自分基準」ではなく「市場基準・組織基準」で動けているか。ここを徹底できるようになってから、偶然の一勝ではなく、再現性のある積み上げができるようになりました。
印象に残っているのは、MVPどころか目標達成すら危うかった月のことです。当時の上司に「極論ベースでできること、ちゃんと考えられてる?」と問われたんです。自分では“全部やっているつもり”だったのですが、話しているうちに「まだやれること」が次々と出てきて。周りからも「今月の瀬川は厳しいかも」と言われていた中で、最終的に達成してしまいました。
あのときは本当に興奮しましたね。「このレベルで初めからやり切れたら、もっと価値提供できる」と確信できた瞬間でした。
負け続けたことで生まれた一番の変化は、「どうしたら勝てるのか?」「なにが差分なのか?」を言語化する量が圧倒的に増えたことだと思います。自分なりに分析して、上司に壁打ちして、行動に落とす。そのサイクルを繰り返す中で、思考も行動もどんどん洗練されていきました。
「未来に可能性を持てる」組織をつくる
ーまさに“ギークリーの勝ち方”ですね。今のマネージャー業務に活きていることはありますか?
自分自身のMVPを取るためのノウハウを言語化出来ているのでそれを語ることで後輩もMVPを取ることが出来ています。「気合い」や「雰囲気」ではなく、ノウハウを言語化出来ているのがギークリーの特徴ですね。マネージャーとしての価値は、メンバーに語ることだと思っています。
これによって、学生時代にやりたかった 組織の熱量を作る中心に居られることに、とてもやりがいを感じます。 数字も大事ですが、同じくらい大事なのは「未来に可能性を持てる」という実感です。人は「この先ない」と思った瞬間に失速するので。
私自身、苦しい時期に上司が厳しいフィードバックと伴走をしてくれたから続けられた。今度は私がそれを返す番だと思っています。
基準は高く、視点は温かく。短距離走ではなく長く勝てるチームをつくっていきたいです。
ーGeeklyの“強さ”を一言で言うなら?
基準の高さです。特別な技術でも魔法のモデルでもない。当たり前を当たり前以上にやる密度が高いから、若手でもチャンスがあるし、組織の一体感が生まれる。これがギークリーの強さだと思います。
ーまさにギークリー熱量の伝わってくる言葉、ありがとうございます。それでは最後に、今後選考でお会いする学生さんに一言お願いします!
この記事を読んでくださっている就職活動中の皆さんの中には、私のことを「できる人」と感じる方もいるかもしれませんし、選考の場で出会う人たちがみんなすごく見えて、不安になる方もいると思います。
でも、伝えたいのは「みんな同じ人間で、才能にそこまで大きな差はない」ということです。
活躍している人たちは、特別な才能を持っているわけではなく、毎日少しずつ積み上げ続けているだけなんです。毎日やるべきことを積み上げているからこそ、自分を信じられるようになり、自信が生まれ、結果に繋がっていく。ビジネスでも、就職活動でも、根本は同じだと思っています。
就活中はどうしても「周りの同級生がすごい」と感じる瞬間があると思います。でも、そこで比べるべきは“外”ではなく“内”、つまり自分自身です。
うまくいかないこともあるかもしれませんが、焦らずに「今やるべきこと」を着々と積み上げて、納得のいく就活にしてください!
あなたの“成長したい”想いを、ぜひ当社に届けてください。