「正社員として採用された後、どのように働くことになるのか」
「配属先は会社が一方的に決めるのか」
「希望と違う案件を紹介されたら、断れないのか」
フェローシップの選考では、こうした質問を多くいただきます。
取引先のプロジェクトで働くという仕組みは、一般的な事業会社への転職と比べると、入社後の姿をイメージしにくいかもしれません。
そこで今回は、正社員採用とプロジェクト参画の関係、案件が決まるまでの流れ、参画後の支援体制について、できるだけ率直にお伝えします。
■まず、雇用主はフェローシップです
フェローシップのDX事業部で採用された方は、フェローシップの正社員として雇用され、取引先企業のプロジェクトへ参画します。
給与の支払いや人事評価、雇用に関する手続きなどは、フェローシップが行います。
一方、日々の業務内容や仕事の進め方については、契約形態に応じて、参画先のプロジェクトや担当者と連携しながら進めます。
つまり、取引先へ転職するわけではありません。
所属する会社はフェローシップ、実際に経験を積む場所は取引先のプロジェクトという働き方です。
■配属先は、内定時点で決まっているの?
これは人によって異なります。
選考中や内定時点で、経験や希望に合う案件をご案内できる場合もあれば、内定承諾後に具体的な案件提案を進める場合もあります。
配属先が決まる時期は、主に次の条件によって変わります。
・これまでの経験やスキル
・希望する職種や業務内容
・勤務地や通勤時間
・出社、リモートなどの勤務形態
・希望する入社時期
・その時点で募集されている案件
・プロジェクト側が求める経験との一致度
そのため、「内定が出たら必ずこの案件に入る」「すべての人が入社前に配属先まで決まる」とは限りません。
案件の状況は常に変わるため、選考や内定の段階で、現在の状況を個別にご説明します。
■案件は誰が、どのように提案するの?
案件の提案は、主にフェローシップの営業担当が行います。
まず、ご本人の経験や今後の希望を確認したうえで、取引先から寄せられている案件の中から、条件が合うものを検討します。
案件をご案内する際には、可能な範囲で次のような情報を共有します。
・プロジェクトの概要
・担当する業務と役割
・必要とされる経験やスキル
・勤務地
・出社とリモートの割合
・勤務時間
・参画開始時期
・プロジェクトの期間
・チーム体制
・事前に確認しておくべき条件
企業名やプロジェクトの詳細には守秘義務があり、最初からすべてを開示できない場合もあります。
ただし、仕事を選ぶうえで必要な情報が分からないまま、参画をお願いすることはありません。
条件を確認したうえで、契約形態や案件に応じた打ち合わせ、業務説明、職場見学などへ進みます。
■複数の案件から、自由に選べるの?
案件の状況によっては、複数の選択肢をご案内できることもあります。
ただし、いつでも複数の案件が並び、その中から自由に選べるとは限りません。
特に希望条件が多い場合や、勤務地、リモート、職種、経験年数などの条件が限定される場合は、ご案内できる案件が限られることがあります。
フェローシップが大切にしているのは、案件数を多く見せることではなく、本人の経験と希望、プロジェクト側の条件が合っているかを確認することです。
「とにかくどこかへ配属する」ことが目的ではありません。
一方で、すべての希望を完全に満たす案件を必ず用意できるわけでもありません。
ここは、入社前に知っておいていただきたい現実です。
■希望と案件条件が合わなかったら?
紹介された案件に懸念がある場合は、その理由を営業担当へ伝えてください。
たとえば、次のようなケースです。
・想定していた仕事内容と違う
・これまでの経験を活かしにくい
・通勤時間が現実的ではない
・勤務時間や出社条件が合わない
・今後のキャリアにつながるイメージが持てない
・事前に聞いていた条件と認識が異なる
まずは、条件の再確認や取引先との調整によって解消できるかを確認します。
調整しても解消できない場合は、別の案件を含めて再検討します。
ただし、理由が分からないまま案件を見送ることが続くと、次に何を提案すればよいのか判断できなくなります。
そのため、単に「合わない」と伝えるのではなく、
何が合わなかったのか
何であれば検討できるのか
絶対に外せない条件は何か
を一緒に整理することが重要です。
希望を尊重することと、すべての希望を無条件に保証することは同じではありません。
お互いに条件を率直に伝えながら、現実的な着地点を探していきます。
■入社から参画までは、どのくらいかかるの?
参画までの期間は、経験、希望条件、入社時期、案件状況によって変わります。
内定承諾後、入社前から案件提案を進め、入社とほぼ同時に参画するケースもあります。
一方、入社時点で配属先が確定していない場合や、参画開始日が少し先になる場合もあります。
フェローシップでは、案件が決まるまでの見通しについて、できるだけ早い段階で共有することを大切にしています。
「いつ決まるか分からないまま待ってもらう」のではなく、
・現在どのような案件を探しているのか
・何が案件決定の条件になっているのか
・希望条件を見直す必要があるのか
・入社日や参画開始日をどう考えるのか
を確認しながら進めます。
待機期間中の働き方や給与については重要なテーマになるため、別の記事で詳しくご説明します。
■参画したら、フェローシップとの関係は薄くなる?
客先常駐という働き方に対して、
「現場へ入ったら、あとは一人になるのではないか」
と不安を感じる方もいると思います。
フェローシップでは、参画後も営業担当やキャリア支援担当が関わります。
主な役割は、次のとおりです。
営業担当
・取引先との連絡や調整
・契約や参画条件の確認
・業務内容と契約内容にずれがないかの確認
・勤務時間や業務負荷に関する相談
・プロジェクトで問題が発生した際の調整
・契約更新や次の案件に関する確認
キャリア支援担当
・今後のキャリアに関する相談
・身につけたいスキルや経験の整理
・現在の業務で得られている経験の振り返り
・次に目指したい職種や役割の確認
・働き方や職場環境に関する相談
現場で困っていることがあれば、契約更新の時期まで待つ必要はありません。
小さな違和感の段階で相談してもらうほうが、状況を調整しやすくなります。
プロジェクトへ参画しても、雇用主はフェローシップです。
参画したら終わりではなく、継続して働くための支援も、私たちの役割だと考えています。
■次のプロジェクトへ移るのは、どんなとき?
一つの案件に参画し続ける期間は、プロジェクトによって異なります。
次の案件を検討するきっかけとしては、主に次のようなものがあります。
・プロジェクトや契約が終了する
・担当業務が完了する
・取引先側の体制が変わる
・本人が次の役割を目指す段階に入る
・現在の業務と希望するキャリアにずれが出てきた
・勤務条件や職場環境に調整が必要になった
・心身の負担が大きく、継続が難しい
ただし、本人が希望すれば、すぐに案件を変更できるという意味ではありません。
短期間で案件を移り続けると、経験が十分に積み上がらず、次の選択肢を狭める可能性もあります。
そのため、
現在の案件で何を経験できたか
何ができるようになったか
次の案件で何を伸ばしたいか
そのために、今の案件をいつまで続けるべきか
を整理したうえで、次の選択を考えます。
案件変更そのものを目的にするのではなく、キャリアを前へ進めるための変更になっているかを大切にしています。
■「自由に選べる」でも「一方的に決まる」でもありません
フェローシップの案件決定は、すべての案件を本人が自由に選べる仕組みではありません。
一方で、会社が本人の希望を聞かず、一方的に配属を決めることを理想としているわけでもありません。
実際には、
・本人が希望するキャリア
・これまでの経験とスキル
・勤務地や働き方などの条件
・その時点で存在する案件
・プロジェクト側が求める役割
を確認しながら、双方が納得できる着地点を探していきます。
だからこそ、選考では「どの案件へ入りたいか」だけでなく、これからどのような経験を積みたいのかも聞かせてください。
まだ希望が明確でなくても問題ありません。
経験を振り返りながら、一緒に整理していきましょう。