Nugget Markets
Since 1926, the Nugget Market, Inc. family of stores has been providing exceptional quality, service and the lowest prices of any conventional grocery store in Northern California.
https://www.nuggetmarket.com/
こんにちわ、まるや商事(株)の代表、宮尾です。
先日(9/21〜9/29)、アメリカの小売業視察に6年ぶりに行ってきました。6年前までは毎年社員さんと一緒に小売視察を行っておりましたが、なんやかんやと中々行けず、やっと晴れて今回渡米することができました。
以下の写真はサンフランシスコに12店舗出店してしている「Nagget」さんです。初めて訪問しましたが、写真を見てください。ただただ買い物が楽しくなる演出と買場作りと商品構成。ため息しか出ません。
ちなみに左の帽子を被った女性がいますが、このエリアは「Juice Bar」。オーガニックの野菜と果物を混ぜたスムージを注文すると作ってくれる場所です。右奥には手作りサンドイッチなどを作ってくれる「Sandwich Bar」、奥にはセルフで量り売りのビュッフェがあります。
そしてこの野菜売場・・・ただただアートにしか見えません。そしてびっくりさせられるのは、この写真には写り込んでいませんが、上にシャワーがついており、定期的に水をかけ、鮮度を保っているところです。もちろん全てオーガニック!圧巻です。
このスーパーさんは、創業1926年の老舗スーパーで家族経営。アメリカに珍しく店舗展開を行わない企業で、とにかくローカルに根付いている企業。ただし、1店舗あたりの年間売上は30億〜40億円!日本では20億円で繁盛店と言われる中で、この驚異的な数値が何を表しているのか?想像するだけで、2時間ほどお酒が飲めます(笑)
ちなみに、フォーチュンという雑誌にて、13年から6年連続、全米企業の中で「働きたい会社」のランキングに選ばれているとの事。13年は37位、10年は5位。ちなみに転職サイト「doda」にて、「日本での働きたい会社」第5位はパナソニックでした。このことからもこの会社の奥深さとユニークさが見てとれます。
お酒売場です。とにかくファンキー
下はワイン売場・・・なぜか棚が凹んでいます・・・
極めつけは、入り口に付近にある・・・地元デザイナーが作った真鍮製のゴミ箱!!
上記が会社HPになります。何をやって何をやらないのか?このHPの構成からも見てとれます。
この取捨選択を「大事に」そして「丁寧に」行う企業が多く見られるのがアメリカです。日本語で言うと「二律背反」または、「Opportunity Cost(機会費用)」。
「人種のるつぼ」である市場において、この取捨選択が「生き残り戦略」であり、「差別戦略」となり得ています。単一民族である日本市場において中々理解出来ない部分かもしれません。
紹介したいことが山ほどあるので、定期的にアメリカツアーで感じたことをここでアップしていきます。引き続きよろしくお願いします。