こんにちは!サマンサ・ホームステージング 広報の南です
突然ですが、私たちがご提供している不動産売却時のマーケティング施策「ホームステージング」(不動産物件を早く・高く売却するための空間演出)には、大きく2パターンあります。
- 「空室ホームステージング」(新築や売主が既に退去済みのお部屋に新たに家具を入れてインテリア演出する)
- 「居住中ホームステージング」(売主がまだ住んでいる状態のお部屋の生活感を消してから、売主の家具や小物を使ってインテリア演出する)
この2つのパターンは、サービス内容やスタッフの専門性など、それぞれ全く違ったサービスで、実はサマンサ・ホームステージングは両方のパターンに対応することができる、日本ではめずらしいホームステージング事業会社であったりします。(ちょっと自慢ですw)
「居住中ホームステージング」の場合は、まずお客様のお宅に伺い、荷物の量をご確認させていただいたうえで、生活感を消すための片づけ、清掃、最後にインテリア演出を施すことで、物件本来の魅力を最大限に引き出します。
生活感を消すための作業が入りますので、どうしてもお客様のお荷物に触れさせていただくことになります。なので、お客様の不安を少しでも軽減するために、ホームステージャーの面接をさせていただく際には、細やかな気遣いができるか、人当たりや雰囲気、物腰などといった部分も大きな条件となり、その結果、これまでは自然と女性の採用が多数(ほぼ100%)でした。
しかし、なんとこの度、男性のホームステージャーが居住中のスタッフとしてサマンサに入社することになりました!
そこで今回は、男性ホームステージャー採用に至った経緯や思いなどを、代表の大西にインタビューしてみましたのでご紹介しますね。
ー なぜこれまで居住中ホームステージャーは女性ばかりだったのでしょう?
大西)日本では長らく、女性が家を守る・管理するのが一般的な時代が続いてきました。正直時代遅れな慣習だとは思うのですが、実際にお客様のお宅にうかがって、ホームステージャーからの確認に応じていただいたりやり取りをしていただくのは、女性の場合が圧倒的に多いです。
これらの経験から、特に居住中のホームステージングで、「家庭の中で繊細な部分に男性が入るのは難しいのでは?」という思い込みが、わたしやトレセン(=トレーニングセンター。ホームステージャーの採用から教育、クレーム処理までを行います)の中で、お恥ずかしいながら定着してしまっていたと思います。
性別ではなく、その方の個性を見て適正を判断していく。
ー その固定概念を捨てて、男性の採用に至った経緯を教えてください。
大西)大きくふたつありまして、
ひとつ目は、性別で判断するような企業でいてはいけないと思ったことですね。「女性だから気働きができる」とか「女性だから人当たりが良く売主さんを不安にさせない柔らかさを持っている」など、そういう概念を捨てて、その方自身の個性に向き合うようにしています。
ふたつ目は、おかげさまで毎月さばききれない規模での案件をいただく為、重度の人不足でw
応募してくれた方にはできるだけお会いするようにしていくなかで、男性でも可能性があるなと感じていきました。
しかし不安がなかったわけでは無いので、実験的に社内の男性スタッフに複数回実際のお客様のお宅での現場研修に入ってもらって、トレセンで作業内容や所作振る舞いなどを厳しくチェックしたうえで、男性だからといって問題はないとの判断のもと、今回の採用に至りました。
正直、今回第一号ということで、今後どうなっていくかはわかりませんが、ホームステージングに興味を持ってくれた方が、ひとりでも多く活躍できるように、研修制度の見直しなども含めて全力でサポートしていければと思っています。
最後に、
子育てや年齢などを理由にビジネスの最前線から少し遠のいていた女性が活躍し、輝ける仕事、環境をご提供することで、日本を元気にしたいという代表の思いもあり、サマンサ・ホームステージングではこれまで積極的に女性の採用を行ってきましたが、「今回の男性ステージャー起用をターニングポイントとして、今後は、女性を応援する姿勢はそのままに、ホームステージング業界を盛り上げていってくれる仲間を、男女問わず集めていきたい」と、語る代表は、どこか嬉しそうだったことが印象的なインタビューでした。