株式会社タスク 西日本事業部長の相本氏に、公認会計士としてのキャリア、監査法人からコンサルティングへの転身、そして現在の役割とタスクの魅力について伺いました。
【プロフィール】
名前:相本忠弘
所属:西日本事業部
前職:2019年まであずさ監査法人にて監査業務に従事、その後2021年まで上場会社に出向し決算業務に従事
趣味:テニス、読書
「監査法人は、あくまでステップ。独立と成長を求めてタスクへ」
Q: まず最初に、タスクに入社される以前のキャリアについてお聞かせください。
キャリアとしては、あずさ監査法人一社だけです。大学時代に勉強を始め、2008年12月に入社し、そこから約13年間、あずさ監査法人に勤めていました。あずさ監査法人では、上場会社の監査や会社法監査などに携わっていました。
Q: あずさ監査法人での経験で、特に重要だったと感じることは何ですか?
2点あります。一つは、13年間の在籍期間のうち5〜6年間もの期間をIPO(新規上場)を目指している準備会社の監査に携われたことです。IPOに関わる部署は全員が配属されるわけではないため、貴重な経験だったと感じています。 もう一つは、監査法人の中で行っていた上場会社の経理部への出向経験です。連結で8000億、単体で3000億円規模の会社の経理業務(単体決算)を2年間担当し、経理側の立場として作業を学んだ経験は、今も非常に大きな財産になっています。
Q: 監査法人からタスクへの転職を考えたきっかけは何でしょうか?
監査法人では、監査報告書にサインをするパートナーが最上位ですが、そのポストは全社員の5%程度にしかならない状況でした。私自身、そこに狙える位置にいないということもありましたが、もともと公認会計士の資格を取得した動機の一つに、「いずれは独立して自分でやりたい」という思いがあったため、最後まで監査法人にいることは想定していませんでした。出向を終えたタイミングで、独立も含めて次のステップを検討し、転職を考えました。
Q: 数ある会社の中で、タスクを選ばれた最大の理由は何ですか?
一番やりたかったことは、IPOを監査することではなくより中に入ってIPOを支援することでした。監査は、あくまで法で求められている作業であり、クライアントにとって「いい存在」なのかという点に疑問を感じていました。タスクはIPOのアドバイス的な業務に注力しており、実績があること、そして宝印刷というグループ会社を以前から知っていたことに魅力を感じたことが決め手です。
「コンサルは、クライアントのニーズを汲み取り、共に歩む存在」
Q: 現在、タスクでは西日本事業部長としてどのような役割を担われていますか?
基本的には、大阪支店という拠点を実務面でまとめる役割です。西日本事業部長として、各メンバーの働きをサポートしつつ、大阪支店としての予算(売上)達成に向けた営業活動も行っています。大阪支店は人数が少ないため、営業と実務をかなり並行して進めているのが実態です。
Q: クライアントの経営層と接する機会も多いかと思いますが、プロフェッショナルとして大切にしていることは何でしょうか?
相手が誰であっても、我々はコンサルタントなので、いかに相手のニーズを汲み取り、それに対して答えるかが重要であると考えています。タスクに声をかけてもらっている以上、必ず何かが必要なはずです。相手が何を求め、どう考えているのかを常に心がけながら、提案やコミュニケーションを行っています。
Q: 監査法人での経験や知識は、現在のコンサル業務にどのように活かされていますか?
公認会計士としての経験は、タスクの業務メニューの中でも、特にIの部、J-SOXといった分野で分かりやすく活きています。さらに、決算支援やIFRS(国際財務報告基準)といった会計知識も重要です。 特に、経理部への出向経験があることで、決算を実際に「作る側」の大変さが分かっています。監査法人は出来上がったものを見る立場ですが、タスクではコンサルの立場として、会社が「資料を作る」というのは大変な作業であると理解しながら、会社と一緒に目標に向かって進めていくことができます。
Q: 監査とコンサルティングで、クライアントとの関わり方に違いはありますか?
クライアントとの関わり方は、間違いなくコンサルのほうが密接です。監査は法で求められており、あくまで必須な作業として「監査(≒チェック)をする」という関係になりがちで、クライアントの立場に立っているとは感じにくい部分がありました。一方でコンサルは、会社に寄り添って一緒に作業を進めていくため、会社と同じ立場で業務を行うことができ、コミュニケーションの距離感が近いのが魅力です。
「自ら考え、行動に移せる人が、コンサルで活躍できる」
Q: コンサルティング会社、特にタスクで活躍するために公認会計士に求められるポイントは何でしょうか?
公認会計士だけではないですが、最も重要なのは、しっかり自分で物事を考えて行動に移せることだと思います。慣れてくると決められたことをやるだけになりがちですが、上の立場になった時には、言われたことだけをやっても1,2年目と変わりません。 クライアントのために何が足りていないのか、どのような提案ができるのかを自分で考え、行動に移せる人が非常に重要です。
知識や経験は公認会計士であればある程度持っていることは分かりますので、それに加えて、いかにクライアントのことを考えてコミュニケーションを取れるかが非常に大切になります。
Q: タスクの社内の雰囲気はどのような感じですか?
いい意味でも悪い意味でも、皆さんコツコツと、普段の仕事現場では静かに作業をしている職人的な雰囲気があります。特に大阪は、私が入社した当時、ベテランの方が多く、淡々と作業をやる職人が多いという印象でした。ただし、議論が必要な場面では、例えばチャットやメールだけでなく、しっかり対面で話す機会を設けることも重要だと考えています。
Q: ご自身の成長のために意識されていることはありますか?
業務との親和性も考慮しつつ、自分が興味のある分野を追求しています。例えば、中小企業診断士やCFP(CFP認定ファイナンシャルプランナー)の勉強をしています。中小企業診断士の分野は、タスクのIの部やⅡの部などで扱う経営、経理、ITといった項目と関連性が高いです。興味があることを突き詰めることは、自己成長につながると考えています。
「IPO支援のプロフェッショナルとして、タスクを業界ナンバーワンに」
Q: 今後のキャリアや目標についてお聞かせください。
西日本事業部長という立場として、まず大阪支店、そしてタスク全社に対して売上と利益で貢献することが基本目標です。そのため、営業強化がまだまだ大きな課題です。営業の仕方や受注率を改善していく必要があります。
Q: 将来的に、どのようなコンサルタントになっていきたいですか?
本気でIPOを目指すクライアントから、「IPOを目指すんだったらタスクだよね」と、一番に指名してもらえるような存在を目指したいと考えています。金額面や品質面でまだまだレベルアップできるところがあると感じているので、より一層クライアントのニーズに沿った支援を行っていけるようにしたいと思っています。
Q: 最後に、これからタスクへの応募を考えている方々へメッセージをお願いします。
IPO支援は、意外とデスクワークが多く、裏方的な地味な作業から成り立っています。しかし、それが「何のためにやってるのか」を意識して作業できる人にとっては、面白みがある仕事です。自分が関与した会社が上場を達成するという経験は、「自分が上場に関与できた」と実感することができ、何事にも代えがたい貴重な経験になります。少しでもIPOに興味があり、向上心を持って取り組める方は、ぜひタスクに挑戦して、良いキャリアを築いてほしいと思います。