クラップジュニアでのお盆休み前のある日。
普段であれば利用予定のない日でしたが、今回は事業所を開所することになりました。
ところが、開所が決まった時点での利用予定は0人。
せっかく開所するのであれば、ただ事業所を開けて待つのではなく、子どもたちに「行ってみたい」「楽しそう」と思ってもらえる1日にしたい!
そこで、管理者が中心となり、イベントを企画して利用してくれるお子さんを集めることにしました。
「今、子どもたちが楽しめるものは何だろう?」
イベントを考えるうえで意識したのは、職員が「これをやらせたい」と考えるのではなく、今、子どもたちが興味を持ちそうなものを選ぶことです。
SNSや動画などで流行しているものも参考にしながら考え、今回選んだのが「スクイーズ制作」でした。
触ったときのぷにぷにとした感触を楽しめるスクイーズは、子どもたちにも人気があります。
「これなら興味を持ってくれる子も多いのでは?」
そんなところから、イベントの内容を具体的に考えていきました。
せっかくなら、1種類だけでは終わらせない
スクイーズを1つ作るだけでも楽しめます。
ただ、イベントとして参加してもらうのであれば、1つ作ってすぐに終わってしまうのは少しもったいない。
「もっと楽しめる内容にしたい」
「途中で飽きずに、いろいろな感触を楽しんでもらいたい」
そこで今回は、作り方や感触の違う複数種類のスクイーズを用意することにしました。
実際に企画したのは、
・金魚鉢スクイーズ
・スライムスクイーズキーホルダー
・風船スクイーズ
金魚鉢スクイーズでは、中に入れる魚に色をつけたり、色水を入れたり。
スライムスクイーズでは、ビーズやキラキラしたパーツ、かわいいチャームを入れて、自分だけのキーホルダーを作れるようにしました。
風船スクイーズでは、ぷにぷにとした消臭ビーズを風船の中に入れ、握ったときの不思議な感触を楽しめるようにしました。
同じ「スクイーズ」でも、それぞれ違った楽しさがある内容です。
メッセージを送って終わりにしない
イベントの内容が決まったら、次は参加してくれるお子さんを集めます。
まずは、保護者の方へ事業所のメッセージ機能を使ってイベントを告知しました。
ただ、今回特に大切にしたのは、メッセージを送って待つだけにしなかったことです。
普段の送迎時や保護者の方とのやり取りの中で、
「今度、こんなイベントをやるんですが、来ませんか?」
と直接お声がけしました。
メッセージだけではイベントの案内を見逃してしまうこともあります。
また、文章だけで見るよりも、職員から直接「こんなことをやりますよ」と伝えることで、イベントの楽しさもイメージしていただきやすくなります。
保護者の方に声をかけながら、少しずつ参加者が増えていきました。
職員の意識ひとつで、参加人数は変わる
今回、改めて感じたのが、イベントの参加人数は職員の意識によって大きく変わるということです。
利用予定が0人だったとき、
「もともと利用予定のない日だから仕方がない」
と考えることもできます。
一方で、
「開所するのであれば、どうすれば利用してもらえるだろう?」
と考えることもできます。
この違いは、とても大きいと思っています。
イベントを企画してメッセージを1回送るだけでは、なかなか参加人数が増えないこともあります。
だからこそ職員のみんなが
「このイベントを成功させたい」
「せっかくなら多くの子どもたちに楽しんでもらいたい」
という意識を持ち、実際に行動することが大切です。
保護者の方へ直接声をかけることはもちろん、管理者以外の職員にもイベント内容や現在の予約状況を共有し、
「今日来られる保護者さんにも声をかけてみよう」
「この子はこういう制作が好きだから、誘ってみよう」
と、管理者中心となり事業所全体で参加につなげていく雰囲気をつくることも大事だと考えています。
利用予定0人から、10人の参加へ
最初は0人だった利用予定。
イベントを企画し、メッセージで告知し、さらに直接お声がけを続けた結果、キャンセル待ちも含めて13人の予約が入り、最終的には10人のお子さんが参加してくれるイベントになりました!
「誰か来てくれたらいいな」と待つのではなく、
どうしたら利用したいと思ってもらえるか。
どんな内容なら子どもたちが楽しみにしてくれるか。
そこを考えて行動したことで、0人だった予定が大きく変わりました。
当日は、子どもたちの楽しそうな姿がたくさん
そして迎えたイベント当日。
好きな色を選んだり、キラキラしたパーツを入れたり、完成したスクイーズを何度も握って感触を確かめたり。
金魚鉢スクイーズを光にかざして眺める子や、完成したキーホルダーを嬉しそうに見せてくれる子など、それぞれの楽しみ方が見られました。
複数のスクイーズを用意したことで、「次はなにを作るのかな?」と最後まで楽しみながら取り組んでくれていました。
イベントは無事、大成功。
もちろん、10人の参加につながったことも嬉しい結果です。
ただ、それ以上に、実際に参加してくれた子どもたちが楽しんでくれたことが、今回一番の成果だったと感じています!
「予定がない」を、新しいアイデアが生まれるきっかけに
今回のイベントは、もともと利用予定が0人だったところから始まりました。
そのままにしていれば、「今日は利用する子がいない日」で終わっていたかもしれません。
でも、
「せっかく開所するなら何かできないか」
「子どもたちが楽しみに来てくれる日にできないか」
と考えることで、新しいイベントが生まれました。
クラップでは、決まった支援を行うだけでなく、日々子どもたちの興味やトレンドにも目を向けながら、「こんなことをやったら楽しそう」というアイデアを実際の活動につなげることを大切にしています。
企画する。
伝える。
直接声をかける。
スタッフにも共有する。
予約状況を見ながら、もう一度動く。
そんな一つひとつの積み重ねです。
「利用予定がない」で終わるのか、「どうしたら来てもらえるか」を考えるのか。
職員の意識によって、事業所の動きも、結果も変わります。
これからも、子どもたちの「やってみたい!」が増えるような活動を、スタッフみんなで考え、形にしていきたいと思います。