インタビュアー:現在、森田さんが担当されているシステム業務について、詳しく教えていただけますか?
森田さん:はい。主に「ワンリード」という、私たちの会社で使っている業務システムの管理をしています。これは保護者対応や、日報、記録の管理など、日々の支援の業務に使っているものです。
インタビュアー:なるほど。そのシステムはもともと自社で開発されたものなんですか?
森田さん:そうです。代表が作ったものなんですが、システムに関するクレームなどは私が対応しています。それだけでなく、最近ではこのシステムを外部の事業所にも提供しているので、他の事業所さんからの問い合わせやサポートも私たちの担当です。
インタビュアー:他の事業所にも提供しているんですね。それは塾などの教育関連や福祉事業に特化したシステムですか?
森田さん:そうです。福祉事業所向けの請求業務まで対応できるようになっていて、そこが重要なポイントですね。お金の流れに直結するので、もし不具合が出るとすぐに対応しなければいけないんです。
インタビュアー:お金が絡むと、対応スピードも求められますね。
森田さん:そうなんです。使っている事業所さんが請求できなくなると大変なので、クレームも当然入りますし、迅速な対応が必要になります。実際、電話で細かくやりとりをしながら解決しています。
インタビュアー:そういったシステムの管理やサポートは森田さんお一人で担当されているんですか?
森田さん:今はもう一人、Sさんがいて、二人で担当しています。
インタビュアー:システム以外にも何か担当していることはありますか?
森田さん:はい、ホームページの管理もしています。新しく校舎ができた時にその情報を反映したり、ページの内容を更新したりしています。
インタビュアー:営業的な業務もされていると聞きましたが?
森田さん:営業と言っても、こちらから売り込みに行くわけではなくて、「ワンリード」を使ってくれている事業所さんが別の事業所に紹介してくれて、そこから問い合わせをいただく流れです。Zoomを使って操作説明をしたり、実際の使い方を案内したりしています。
インタビュアー:現場の子どもたちへの説明経験が、こういったシステム説明にも活かされているんですね。
森田さん:そうですね。子どもたちにどうやって伝わるかを工夫してきた経験が、システムの説明でも役立っていると感じています。
インタビュアー:実際にクレーム対応で苦労したこともありますか?
森田さん:そうですね。私が原因なら納得して謝れますが、情報伝達がうまくいかず、その結果クレームが来る場合は本当に辛いです。私は謝るしかないので、何度も取り次いで間に入って、ということもあります。
インタビュアー:それは大変ですね。他にシステム業務の中でやりがいを感じる瞬間はありますか?
森田さん:やっぱり、説明した相手が「これ、すごく便利ですね」と言ってくれたときは嬉しいですね。自分が作ったわけではないけれど、自分がサポートしたことでスムーズに使ってもらえた時にやりがいを感じます。
インタビュアー:福祉業界でのシステム業務は、現場支援だけではない裏方として、かなり重要な役割を担っているんですね。
森田さん:そうですね。システムがしっかり動いていないと、現場もスムーズに回らないので、裏方ではありますが支援の一部だと思っています。
インタビュアー:とても参考になりました。本日はありがとうございました!
森田さん:ありがとうございました!