こんにちは!25卒内定者の保谷です。
今回は、IR戦略部の横森さん(23卒/2年目)にお話を伺いました。
横森さんは、新卒2年目ながら、すでに異なる部署を経験されています。学生にはあまり馴染みのない「IR」での働き方や、RIZAPでのキャリアについて深堀りしていきます!
RIZAPに関心がある就活生は必見です!
やりたいことが見つかっていない自分を、
そのまま受け止めてくれた会社
―― 横森さんの簡単な経歴と自己紹介をお願いします。
現在、新卒2年目で、最初の配属は施工管理部でした。施工管理部では、主にchocoZAPの店舗を作る新規出店から既存店の管理を行っていて、昨年の12月からIR戦略部に異動となりました。
―― 横森さんがRIZAPを知ったきっかけは何だったんですか?
きっかけは「en-courage」という就活支援サービスでした。エントリーシート1枚で何十社にも応募できる仕組みがあって、そこでエントリーシートを公開していたところ、RIZAPからメールを頂いたのが最初の出会いです。
当時は美容に興味があって、美容業界を見ていたのですが、実はあまりしっくりきていなかったんです。そんな中、RIZAPの説明に「自己投資産業」という言葉が書かれていて、それがすごく印象に残りました。美容だけではなく、体づくりや食事など、さまざまな手段を通じて、人がなりたい自分になることをサポートする。この考え方に共感できたのが、RIZAPに興味を持った理由です。
―― 最終的にRIZAPに決めた理由は何だったのですか?
決め手はいくつかありますが、1番の理由は、やりたいことが明確でなくても受け入れてくれる環境があったことですね。
私自身、自己投資が好きという気持ちはあったのですが、営業職がいいとか、商品開発をやりたいとか、具体的にどういう仕事をしたいのかははっきり決まっていませんでした。面接で「将来どうなりたい?」と聞かれると、すごく困ってしまって。でも、RIZAPの面接では「分からなくても良い」と言ってもらえたんです。人事の方がすごく親身になってくれて、全然それで良いんだよと受け入れてくれました。
もう1つの理由は、総合職での採用だったので、いろいろな経験ができる可能性があったからです。RIZAPは複数の事業を展開しているし、配属される部署も1つとは限らない。20代のうちは自分の興味を広げて、さまざまな経験をするなかで「これだ!」と思うものがあれば飛び込みたいと思っていたので、総合職でさまざまな可能性があるのは魅力的でした。
―― 実際に入社してみて、会社の印象はどうでしたか?
大学生の頃、なんとなくサラリーマンってみんな疲れていて、どんよりとした雰囲気で働いているのかなって思っていました。でも、RIZAPの人事の方と話したときに、その印象が少し変わりました。皆さんとても明るくて、いつも口角が上がっていて(笑)。もちろん人事だからというのもあると思うんですけど、会社全体の雰囲気もそうなのかなと感じました。
実際に内定者インターンを通じて人事の方以外とも関わるようになり、そこで感じたのは“人事の方だけが特別なわけじゃない”ということ。施工管理部に配属されてからも、皆さん新卒社員を歓迎してくれるスタンスで、最初に抱いた会社の印象とギャップがなかったんです。
朝は雑談を交わしながらわいわい話して、そこから仕事に入るような雰囲気で、いい意味で肩の力を抜いて働ける環境でした。
“ゼロ”からの再出発
―― 入社当初はどこの部署を希望されていたんですか?
実際に配属された「施工管理」の部署を希望していました。厳密に言うと、私が入社した時は「店舗開発部」として募集されていて、それが「店舗開発」と「施工管理」の2つに分かれていました。そのうち、「施工管理(店舗をつくるチーム)」に配属が決まりました。正直、自分で希望を出さなければならなかったので、めちゃくちゃ悩みました。ただ、置かれた場所で花を咲かせようという気持ちが大きかったです。
―― 店舗開発からIR戦略部に異動した経緯を教えてください。
実は、自分から希望を出したわけではなく、会社の意向でした。「これまで施工管理で事業視点を養ってきたからこそ、次のステップとして、コーポレート部門という事業視点とは違った経験をしてみたらどうか」という会社からの提案だったのかなと理解しています。
―― 実際に異動の打診を受けたときは、どんな気持ちでしたか?
びっくり仰天でしたね(笑)。総合職なので異動の可能性は理解していましたが、異動先がIR戦略部というのはまったくの想定外でした。正直なところ、施工管理の仕事が好きだったので、最初はネガティブに受け止めていました。ちょうど仕事に熱が入っている時期で、進行中の業務が途中で終わることに対するモヤモヤもありました。
ただ、異動の内示を受けた後、新しい部署の上司と話す機会があり、具体的な業務内容を聞く中で「これは思った以上に重要な仕事だな」と感じるようになりました。IR戦略部の仕事の意義や影響力を知ることで、少しずつ前向きな気持ちになり「ここでの経験も自分にとってプラスになるかもしれない」と思えるようになりました。
―― 逆に、異動先への期待はありましたか?
もちろんありました。でもその一方でこれまでの経験がほぼ活かせず、1からではなく、本当にゼロからのスタートになると感じていました。まるで入社1年目に戻ったような感覚で仕事をしなければならないことに戸惑いましたが、知らないことを知るのは自分の中で興味を広げるきっかけになるし、新しい世界を見られる点には期待もしていましたね。
「分からない」が「分かる」に変わる、その積み重ね
―― 現在、IR戦略部でどういったお仕事をされているのですか?
大きく分けて2つの業務を担当しているのですが、1つは取締役会と持ち株会の事務局業務、もう1つはIR業務です。
世間でいうIRの仕事とは少し違うかもしれませんが、当社はIR戦略部が取締役会の運営も担当しているんです。あとは、四半期ごとに決算があるので、決算発表に向けた資料作成が中心です。株主の方々が求める情報を把握しながら、決算発表の場で適切に提供できるよう準備を進めています。
株主との対話の場に同席することもありますが、まだ勉強中の部分が多く、現時点では同席して話を聞く立場です。施工管理で働いていたという強みを生かしながら、業務に携わっていきたいと思います!
―― IR戦略部のどのような点にやりがいや苦労を感じますか?
やりがいと苦労、どちらも「できなかったことができるようになる」「分からなかったことが分かるようになる」という点に集約されると思います。
最初の頃は会議に出ても、話の内容がほとんど理解できず、「自分は何でここにいるんだろう」と思うこともありました。でも、少しずつ会話の意味がわかるようになったり、やればできることが増えてきたりすると、成長を実感できるんですよね。
「分からない」が「分かる」に変わる過程は苦しい部分でもありますが、やりがいもありますね。
―― IR戦略部のお仕事を通じて、今目指していることは何ですか?
12月に異動して、2月に初めての決算を迎えます(※)。これからどんどん経験を積んで、時間とともに知識の引き出しを増やしていきたいですね。
それと、私の強みは以前の部署で築いた人間関係だと思っています。施工管理をやっていた時は、常行に関わる全部の部署とやり取りしていたので、そのつながりを活かして情報をキャッチしに行けるのが武器になるはず。
IRの仕事は事業部から情報を集めて決算発表の内容を作ることでもあるので、これまで築いた人脈を使って深い情報を引き出せるようになりたいですね。いわば“情報屋”としてのポジションを確立するというのが今の目標です。
(※)取材は1月に実施しました。
―― 施工管理時代にはなかった視点やスキルの中で、今必要だと感じるものはありますか?
ありすぎますね(笑)。特に大きく違うのは、仕事の進め方です。施工管理時代はとにかくスピード重視。例えば、なにかトラブルが起きたら「すぐに解決しなきゃ!」と動いていました。もちろん質も大事でしたが、どちらかというと即応力が求められていたと思います。
一方で、今の部署は決算発表や取締役会といった期日があらかじめ決まっているので、それに向けて逆算しながら準備を進めていくスタイルです。直前にバタバタしないよう、前もってスケジュール管理を徹底することが求められます。「この日は決算発表だから、今この作業を終わらせておかないと」といった計画的な動き方が必要ですね。
あとは、仕事の細かさも全然違います。正直、私は割と大雑把なタイプなのですが、今の仕事では抜け漏れは絶対に許されません。メール1通送るだけでも「添付ファイルがちゃんとPDFになっているか」「日付を間違えていないか」「送るべき人が全員入っているか」など、何度も確認する慎重さが求められます。
―― 先ほど異動の打診を受けたときは正直ネガティブな気持ちからスタートしたとおっしゃっていましたが、今は異動してきてよかったと思いますか?
思いますね。もともと私は「置かれた場所で咲く」タイプというか、環境が変わってもその中で楽しさを見つけられる方だと思っています。
―― そうなのですね。今後挑戦してみたいことはありますか?
今はまだIRで精一杯なので、次のキャリアについて考えたことはないですね。
ただ、もし挑戦するとしたら、特定の部署というよりは「ユニット長」などのマネジメント職に就いてみたいなと。前の部署の時から目指していたので、ぜひ挑戦してみたいです。昔から学級委員長や部長など、リーダー的な立場が好きだったこともありますし、施工管理とIRの両方を経験したことで、会社全体の動きや各部署の課題がより広く見えるようになったと感じています。
2つの部署を経験したからこその視点を活かして、会社にとって有益な提案ができるポジションに挑戦できたらいいなと思います。
変化が絶えないからおもしろい
―― 横森さんが思うRIZAPならではの魅力や強みを教えてください。
やっぱり、変化が絶えないので面白いですね。それに尽きるかなと思います。
私は飽き性なんですけど、RIZAPでは常に新しいことが生まれているので飽きる暇がありません。
実際に、入社当初、chocoZAPはトレーニングマシンが8割、エステや脱毛が2割というシンプルな構成だったんです。でも、今ではいろんなサービスが増えていますよね。
もし、ずっと同じ仕様の店舗を作り続けなくてはいけなかったら、飽きてしまっていたかもしれません。でも、慣れないうちから次々と「こんなサービスを入れたい」という新しいアイデアが出てくるので、そのたびに新しい設備や対応が求められるんです。最初は着いていくのが大変でしたけど、それが逆に新しい経験を積む機会になっていると感じています。
―― どんな方がRIZAPに向いていると思いますか?
1つは、変化を楽しめる人ですね。RIZAPは常に新しいことに挑戦しているので、変化をポジティブに捉えて、「次は何が来るんだろう?」とワクワクできる人はすごく向いていると思います。
もう1つは、能動的に動ける人です。与えられた仕事をこなすだけではなく、自分から課題を提案したり、行動に移せる人ですね。打ち合わせで特に議題に上がっていないことでも、「これ気になるな」と思ったことをポロッと言うと、「じゃあ、それやってみよう!」と話が進むこともあります。そういう風に、自分の気づきから仕事を生み出していくことを楽しいと思える人は、とても活躍できるんじゃないかなと思います。
―― 横森さんはどんな人と一緒に働きたいですか?
積極性がある人ですね。「それ、自分にやらせてください!」「やってみたいです!」と素直に言える人と一緒に働きたいです。もちろん、心配性で「もう少し上司に見てもらいながら進めたい」と思う人もいると思いますし、それが悪いわけではないです。でも、ちょっと慣れてきたら「1人でやってみていいですか?」と一歩踏み出せる人は、いいなと思いますね。
―― ありがとうございます。それでは最後に就活生へメッセージをお願いします!
就活って、どうしても“内定をもらうこと”がゴールみたいに感じると思うんです。でも大事なのは、その先にある“働く生活”なんですよね。
だから、具体的に“自分がその会社で働く姿”を想像してみてほしいです。例えば、朝何時に起きて、どんな通勤をして、どんなオフィスで働いているのか。自分が朝弱いなら、会社の場所に合わせてどこに住むか、家賃はどれくらいかかるか、そういうリアルなところまで考えてみるといいと思います。”内定を取るため”じゃなくて、”その生活を続けたいかどうか”を考えることが大事だと思います。
そして、もしRIZAPの選考に進んでいただく場合は、面接で無理して理想の自分を作らなくても大丈夫です。 私自身も思っていることをそのまま話したら、内定をもらえました(笑)。自分の中で“これだけは大事にしたい”という軸を1つ持ち、それ以外はぜひありのままの自分で挑戦していただければと思います。