――M&A専業じゃないからこそできる、インクグロウの「泥臭い」勝算
「お父さんからは、『うちは斜陽産業だから継ぐな』って言われていたんです」
奈良県で吉野杉の製材業を営む若き経営者は、かつてそう語っていました。 しかし、彼は今、40名の社員を抱え、売上を10億円超へと成長させた地域のリーダーです。
彼に何が起きたのか? それは、インクグロウが全国の金融機関と仕掛けている「次世代経営塾」での、ある種の変化――私たちはそれを「経営者の覚醒」と呼んでいます――がきっかけでした。
「事業承継」と聞くと、多くの人が「会社を売る(M&A)」ことを想像するかもしれません。
でも、私たちの主戦場はそこだけではありません。
今回は、あえて「マネタイズが難しい」と言われる「親族・社員への承継(親族内外承継)」に私たちがこだわり、そして利益を上げ続けている秘密を、2026年春に開催された最新の経営塾の現場からお届けします。
なぜ「M&A専業」ではないのか? ――私たちのブルーオーシャン
世の中にある事業承継支援の多くは「M&A(点)」の支援です。 会社を売却する際の手数料ビジネスは、短期的には大きな利益になります。 しかし、地域経済を「面」で捉えたとき、それだけでは不十分だと私たちは考えています。
私たちが向き合っているのは、以下の3つのプロセスを丸ごと支えるモデルです。
承継前: 「誰が継ぐか?」を決めるだけでなく、後継者の視座を高める。
承継時: 法務・税務的なスキームを整える。
承継後: 継いだ後の成長戦略を一緒に描き、経営者仲間を作る。
「親族・社員への承継」は、M&Aに比べて手間がかかり、コンサルティング能力が問われます。 だからこそ、他社はなかなか参入できません。 インクグロウは、金融機関と深く連携し、数多くの「次世代経営者」を束ねて教育する「エコシステム」を作ることで、この領域をビジネスとして成立させているのです。
これは、10年後の金融機関にとっての「メイン顧客」を自ら創り出すという、極めて戦略的な投資でもあります。
第一弾はここまで!
次回もお楽しみに!