スペースGROUPではたらくメンバーのリアルな声を届けるインタビュー企画。
第6回は、測量登記部で活躍する新卒入社2年目の、竹原さんが登場です!
ピアノ一筋だった学生時代から一転、選んだのは“まちをはかる”という新しいフィールド。
音大出身・完全未経験から飛び込んだ測量の世界で、どんな日々を過ごしているのか?
仕事のやりがいや、入社の決め手、そして“散歩10時間”という個性あふれる私生活まで、たっぷり語っていただきました!
竹原由
測量登記部 2課 測量表示第2課
東京出身。音大でピアノを専攻し、当初は音楽の道を志していたが、就職活動中に測量という仕事に出会い、価値観が大きく変化。現在は名古屋に拠点を移し、スペースGROUPで測量業務と図面作成を担当中。趣味は“散歩”で、休日に10時間歩き続けたことも。
目次
ピアノの世界から、測量の世界へ
自分らしくいられそうって、ホッとした
「分業」だけど、やってみたい気持ちには応えてもらえる
「こうなりたい」と思える先輩が近くにいる
測って、描いて、たまに踊って。そんな1日の過ごし方
誰かの暮らしの“最初”に関われる喜び
できることを少しずつ増やして、会社全体の動きを見渡せるように
最後に、これからこの仕事を目指す方へ
ピアノの世界から、測量の世界へ
大学ではピアノを専攻していて、就活を始めるまではずっと、音楽関係の仕事に進むつもりでいました。
ピアノは4歳からずっとやっていて、気づいたら生活の一部みたいになってたんです。
でも、就活中に学校の先生に「やりたいことを絞りなさい」って言われたとき、ふと立ち止まったんですよね。
最初は「じゃあピアノかな」って思ったけど、自分って“ひとつに絞るタイプじゃないかも”って思いはじめて。
ピアノの世界はすごく深くて素敵なんですけど、その分、関われる人や場所が限られている気もしていて…。
「もっと広くいろんな人と関われる仕事がしたいな」「生活に必要な仕事って、どんなのがあるんだろう?」って考えるようになったんです。
そんなときに、たまたま就活サイトで“測量”という仕事を知って。
インターンページに書いてあった「インフラのすべての最初に関わるのが測量」って一文にすごく惹かれました。
それまで意識してなかったけど、「たしかにそうかも」って思って。
まちを歩いてるときの見え方まで変わりそうな気がして、すごくワクワクしました。
外の仕事って大変そうだけど、その分動けるのもいいなって思ったし、普段は入れない場所にも行けそうで、それもおもしろそうだった。
散歩が好きで、高校のころも学校に行く前に高尾山に登ってたくらいなので(笑)、外に出る仕事もできるっていうのもぴったりだなって。
最初は、ずっと音楽の道に行くと思っていた家族にも驚かれました。
でもいまは応援してくれています。
自分らしくいられそうって、ホッとした
測量の仕事に興味を持ってからは、測量会社にしぼって就活を進めていました。
スペースGROUPへの入社を決めたあと、名古屋のオフィスを見学しに行かせてもらったんです。
東京出身だったので、知らない土地での新生活に不安もあったんですけど、実際にオフィスに行って社員さんと話してみたら、みなさんすごく自然体で。
「ここなら自分らしくいられそうだな」って、安心したのを覚えています。
それに、音大でピアノを専攻していた自分が、測量というまったく違う世界に飛び込むことへの不安もあったんですが、スペースGROUPにはいろんなバックグラウンドを持った人が集まっていて、それもすごく心強かったです。
そういう多様さがあるからこそ、考え方も凝り固まっていない感じというか、自由に意見を言いやすい雰囲気があるんじゃないかなと思います。
「分業」だけど、やってみたい気持ちには応えてもらえる
入社前に聞いていた通り、社内ではちゃんと分業されています。
現場に出る人、図面を描く人、それぞれの役割がしっかりあるなと感じます。
でもその中でも、「やってみたいです」って手を挙げると、ちゃんと関わらせてもらえるのがうれしくて。
私自身も、最初は現場がメインだったけど、「図面もやってみたいです」と伝えたら、少しずつ任せてもらえるようになりました。
実際にやってみると、現場での見方も変わるし、流れがつながっていく感じがすごくおもしろいです。
自分で描いた図面を見ると「この一枚のために、あの場所を測ったんだな」っていう実感もわいてきて。
分業はされているけど、やる気があればいろんなことに挑戦できる。そんな柔軟さがあるところが、私はすごく好きです。
「こうなりたい」と思える先輩が近くにいる
正直、入社前に「色んなイベントあるよ〜」って社長に言われたときは、ちょっとテンション高そうで苦手かも…って思ってました(笑)。
でも実際に入ってみたら、全然そんなことなくて。
イベントの空気感もそうだし、普段の職場の雰囲気も、飾らないあたたかさがあって安心できます。
みんな接しやすくて、気づいたら「行ってみようかな」って思えてるんです。
そうやって“行ったらちゃんと楽しい”のは、やっぱり人のおかげだなあって思います。
入社してみて気づいたのは、自分と同じようにちょっと変わった経歴の人もけっこういるということ。
「音大ピアノ専攻から測量」ってなかなか珍しいと思っていたけど、実際には多様なバックグラウンドを持つ人たちがいて、だからこそ、自分のこともちゃんと受け入れてもらえてる感じがして、すごくありがたかったです。
何より年の近い先輩が多くて、それが本当に心強い存在です。
少し前まで自分と同じ新人だった人がすぐそばにいるから、「1年後にはこうなれるかも」ってイメージもしやすいし、実際にどんどん成長している先輩を見ると、自分も頑張ろうって思えます。
なかでも尊敬しているのは、、先輩の岩橋さん。
入社当初からずっと「素敵だな」と思っていて、たとえば退勤時に「おつかれさまでした〜!」って明るく声をかけてくれる、その一言だけで、元気になれるんです。
自分も、あんなふうに場の空気を自然に明るくできる人になれたらいいなって思っています。
測って、描いて、たまに踊って。そんな1日の過ごし方
朝はまず、現場に行く準備からスタートします。
測量機器のバッテリーをチェックしたり、現地の状況に合わせて、草刈り道具やスコップなんかが必要かを確認して車に積み込みます。
準備が甘いと現地で困ることもあるので、ここはけっこう大事な工程です。
日中は、だいたい朝から16時ごろまで測量現場へ。
1日で3つの現場をまわる日もあれば、3日かけてじっくり進めるような案件もあります。
2人1組で動くことが多いですが、ときには1人で行くこともあります。
会社に戻ったら、今度は測ってきたデータをもとに図面を作成します。
現地の写真や動画を見返しながら、「ここはこうだったな」と思い出して、座標をCADに落としていくんです。
図面を描くときって、頭の中で現場を再現する感覚があって、なんだかパズルみたいで楽しいです。
帰宅後は、家事をしながらよく踊ってます(笑)。
音楽かけて、ちょっとリズムに乗りながら片付けたり洗濯したり。
オンとオフを切り替える、私なりのリフレッシュ方法です。
誰かの暮らしの“最初”に関われる喜び
現場で測量していて、たとえば更地の土地を測っているときに、「ここにこれから家が建って、誰かが暮らしていくんだな」って想像すると、なんだかうれしくなるんです。
もちろん、ミスが許されない仕事なので緊張感もあるし、実際に自分の確認ミスで迷惑をかけてしまったこともあります。
そのときは本当に落ち込んだし、「働くって大変だな」って実感しました。
でも、その分「自分の仕事が、誰かの暮らしのスタートに関わってるんだ」って思える瞬間は、やっぱりやりがいがあります。
測量って、どこか遠い存在に思われがちかもしれないけど、実はすごく生活に近くて、必要とされる仕事なんだなって日々感じています。
できることを少しずつ増やして、会社全体の動きを見渡せるように
今はまだ、日々の業務をこなすのに必死なところもありますが、これからはもっと、できることを広げていきたいと思っています。
たとえば、今関わっていない業務にも少しずつチャレンジして、会社全体がどう動いているのか、どんな人がどんな役割を担っているのかを、もっと自分の中で立体的に捉えられるようになりたいです。
将来どうなりたいかはまだはっきりとは決まっていないけど、まずは一つひとつ、自分の守備範囲を広げていくことが目標です。
その中で、自分なりの強みや得意なことが見つかっていったらうれしいなと思います。
ちなみに最近は、プライベートでも「やってみたいことに挑戦する」をテーマに、思いきって有給を使って海外旅行に行ってきました。
行き先はトルコとジョージア。気球に乗ったり、砂漠を車で走ったり、はじめての体験ばかりでとにかく刺激的でした。
仕事も遊びも、どちらも自分らしく楽しみながら、これからも少しずつ前に進んでいきたいです。
最後に、これからこの仕事を目指す方へ
測量って聞くと、なんとなく専門的でとっつきにくいイメージがあるかもしれません。
でも実際にやってみると、自分の知らない世界がどんどん広がっていく感じがして、すごくおもしろいんです。
それに、スペースGROUPには本当にいろんな人がいて、年齢も経歴もさまざま。
だからこそ「こうじゃなきゃいけない」っていう雰囲気がなくて、安心して入ってこられると思います。
私自身も、毎日新しい景色に出会えることや、仲間と一緒に現場を動かしていく感覚がすごく楽しくて、この選択ができてよかったなって思っています。
“ちょっと気になるな”と思ってくれた方、ぜひ一度、お話を聞きにきてみてください!