「未経験からでも、本当に活躍できるのだろうか」
「ただスキルを教えてもらうだけでは、再現性を生み出せるか不安だ...」
就職活動中に、こんな不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
WAKELの育成プログラムは、単なるスキル習得(How)に留まりません!常に変化する市場で成果を出し続けるための「思考プロセス」を学び、そして何よりも、組織の一員として仲間と深く繋がる「関係の質」を高めるための、濃密な1ヶ月間です。
今回は、この独自の育成システムの背景にある哲学と、新入社員が最速で最高の成果を出せるようになるまでの具体的なプロセスについて、ご紹介します!
WAKELの研修哲学:「スキル」より「関係の質」を重視する理由
WAKELの研修で最も大切にしていること。それは、単に「どうやって動画を作るか」といったHowの領域だけを教えるのではない、という点です。もちろん、現場で必要な最低限のスキルは一ヶ月の研修で徹底的に学びますが、そのHowの部分は、市場のトレンドと共に驚くべきスピードで変化していきます。
研修を通じて得てほしいのは、その変化に対応し続けるための「考え方」であり、もっと言えば、WAKELという組織の一員として、いかに早く「関係の質」を高められるか、という点です。
なぜ、マーケターの成長に「関係の質」がそれほど重要なのか?
私たちは、成果を個人で得られる範囲ではなく、チームとしてより大きな成果をマーケターとして得てほしい、WAKELというチームのメンバーとして、組織の一員になってほしい。なぜなら、マーケティングスキルがトップレベルに行けば行くほど、そのノウハウは属人的になっていくからです。
WAKELで圧倒的な成果を出すトッププレイヤーの思考は、マニュアル化できません。そのレベルのスキルを本当に身につけようと思ったら、その人の思考や哲学を、コミュニケーションを通じて盗むしかない。そして、そのためには、相手が「この人になら教えてあげよう」と思ってくれるだけの信頼関係、つまり「関係の質」が不可欠です。
だからこそ、私たちは入社して1ヶ月の研修期間を、スキル習得と同時に、既存メンバーとの関係性を構築するための最重要期間だと位置づけています。
成長角度を最大化する。濃密な「オンボーディング・ジャーニー」
WAKELの研修は、入社後1ヶ月間。その大きな目的は、「配属後のパフォーマンスを最短で最大化すること」です。現場にアサインされた時、「あの人が何を言っているかわからない」という状態をゼロにすることが、この1ヶ月のゴールとなります!
研修には「スキル構築」と「カルチャーマッチ」の二つの軸があり、スキル構築は、さらに「講義」「教材」「ワーク」の3種類で構成されています。
【1ヶ月目】思考のインストールと、関係性の構築
現場で作戦を「理解する」ために必要な、基礎知識と思考法を徹底的に学びます。
◼︎スキル構築
①講義
週に1回、研修担当の役員が、その週のワークに必要な「前提知識」についての講義を実施します。動画教材とは異なり、講義形式を採用しているのは、常に変化する市場の「最新の事例」や、現在の「事業構造」といった、今まさに現場で起きているリアルな情報を、直接伝えるためです。
※講義で使用されている資料
②教材
書籍と動画コンテンツです。特に動画は、KITENグループの代表陣がビジネスの進め方や問題解決について解説したものが約30本あり、これをインプットしてもらいます。ただし「全部見ておいて」と丸投げはしません。各教材には「押さえてほしい3つのポイント」が予め設定されており、研修生はそれを見て要約し提出。研修担当が「ポイントを正しく掴めているか」をチェックすることで、フィードバックの質がブレないように設計しています。
※動画コンテンツ
③ワーク
1ヶ月の研修の核となるのが、2つの実践的なワークです。
③-1.クリエイティブウィキ(Wiki)分析ワーク
WAKELとKITENの過去の成功クリエイティブ(広告動画)が100本以上ストックされている、言わば「成功事例データベース」があります。ここには、動画だけでなく、全ての文字起こし、構成、そして「この広告を、制作者がどういう意図で創ったか」という“答え”までが記録されています。
研修生は、まずこの中から約35本の動画を見て、「自分なら、なぜこれが売れた(売れなかった)か」を徹底的に分析。その後、データベースにある「答え(制作者の意図)」と、自分の分析結果を見比べ、その「ギャップ」を埋めていきます。これが、トップマーケターの思考をトレースする最短の方法です。
※分析ワーク資料
③-2.問いシート思考ワーク
WAKELのトップマーケターが、実際に戦略を立てる際に使っている「思考のフレームワーク(問い一覧)」です。これは、「商材理解」「競合理解」「ユーザー理解」「広告戦術」という4つの要素で構成されています。
研修生はこのシートを使い、成果を出している人が「どういう“問い”を立てているか」「どの情報ソースから、どうやって情報を集めているか」を、実際に手を動かしながらトレースします。ここでの目的は、完璧なアウトプットを出すことではなく、成果を出すための「思考の質」そのものを体験することにあります。
※思考のフレームワークの一部
◼︎カルチャーマッチ
スキル構築と並行して、WAKELが最も重視するのが、組織にスムーズに接続するためのオンボーディングです。
①クレド講義
WAKELには5つのクレドがあります。これらを単なる「合言葉」にしないため、研修期間中に週に1~2回のペースで、役員が自ら講師となり講義を実施します。そこでは、単なる精神論ではなく、「脳科学」「マネジメント理論」や「成人発達理論」といったアカデミックな理論も交えながら、「なぜこの考え方が個人の成長と会社の発展に繋がるのか」をロジカルに解説します。WAKELのクレドは5つあるため、計5回の講義でWAKELが大事にしている価値観を共有していきます。
※講義で使用されている資料
②外部プロコーチによる伴走サポート
WAKELでは、会社と新入社員の「ハブ」役となる外部のプロコーチとも契約しています。研修中はこのコーチが伴走し、専門的な「セッション」を通じて、新入社員の過去の経験や特性(例えば「人と喋るのが苦手」など)を深くヒアリング。その内容を配属先のリーダーにフィードバックし、「この強みを活かしてみたらどうか、逆に弱点はこう活かしたらどうかをしてみてはどうか」と、新メンバーが活躍するための「接続方法」を具体的に提案してくれます。
③毎日の振り返り(夕会)
研修期間中は毎日、「夕会(ゆうかい)」と呼ばれる振り返りを実施します。これは、帰る前の30分間を使い、研修担当の役員やS社員と一対一で行うものです。スキル面だけでなく、日々の不安や気づきを言語化し解消するのはもちろん、その日に行ったワークを実際に見てもらいながら、具体的なフィードバックを受ける重要な時間となっています。
【2ヶ月目】実践とフィードバック
チームへ正式に配属されます。1ヶ月目で学んだ知識を使い、リーダーの作戦を「理解」→実際にアクションを起こし、フィードバックをもらうというOJT期間です。ここで「実行力」と「改善力」を集中的に鍛えます。
また、研修で学んだことを翌月に入ってくる新メンバーに「教える側」としてアウトプットする機会を意図的に創出しています。自ら学んだ知識を改めて咀嚼し直し、確かなスキルとして定着させること。そして、新入社員と既存社員が双方向で学び合う、高速な成長サイクルを生み出します。
【3~4ヶ月目】独り立ちと「提案」への挑戦
ここからが独り立ちのフェーズです。リーダーの作戦を実行するだけでなく、「自分ならこうする」という「提案力」と「自走力」を身につけ、案件を当事者として動かしていくことを目指します。
スケジュールは、あえて「未完成」。あなた専用にカスタマイズする研修
研修期間である最初の1ヶ月は、非常にハードです。実は、この研修は「悩んでいたら絶対に終わらないスケジュール」になっています...!
でも、それが狙いなんです!WAKELでは悩んでいる時間は、ビジネスにおいて最も役に立たない時間の一つだと考えています。だからこそ、この研修は「悩んだら、即、聞く」ことを前提に設計されています。分からないことが起きたら、すぐに誰かに助けを求め、解決策を見出す。この「情報収集能力」や「コミュニケーション力」を養うことこそが、この研修の最大のプロセスなのです。
WAKELには「聞いたら、みんな絶対に答えてくれる」というカルチャーが根付いています。研修生は、研修初日にまず「1週間のスケジュールを自分で立てる」ことから始めます。当然、最初はどのワークにどれだけ時間がかかるか分かりません。だからこそ、研修2週目頃に決定する配属先のリーダーや先輩に、「このワークは何分くらいかかりますか?」と自らヒアリングに行く必要があります。このプロセスが、情報収集能力と同時に、既存メンバーとの「関係の質」を強制的に高めていきます。
さらに、研修内容は入社前の面接内容に基づいて、一人ひとり微調整されます。例えば、「思考が具体的すぎる」と判断した方には、「要約は400字以内で」という制約を課したり、「端的すぎる」方には、あえてリサーチのワークを増やしたりします。
メンバーのリアルな声
最後に。スキルの先にある「成果」を求める仲間へ
私たちが研修で大切にしているのは、「スキルを習得して終わり」にしないことです。オンラインスクールに行けば、スキルは学べます。でも、私たちがやりたいのは、そのスキルを使って「成果」を出し、仲間と共に「熱狂」することです。
WAKELは、そういう意味で、とても「おせっかいな会社」かもしれません。既存メンバーは新人メンバーの質問に聞かれたら必ず答えますし、毎日毎日振り返りがあります。新人の成長に、会社全体で本気で向き合っており、それは、マーケターが同じ未来を目指すメンバーであってほしいと、心から願っているからです。
もしあなたが、ただスキルを身につけるだけでなく、青春時代の部活のような、仲間と切磋琢磨しながら高みを目指す環境を求めているなら、ぜひ一度、話を聞きに来てください!