パワエレ開発用評価ボード - カスタムデザインサービス | 事例・レポート
本記事では、テクノプロ・デザイン社のハードウェア開発における豊富な開発実績を元に蓄積した技術ノウハウの一つである「テクノプロ独自開発のパワーエレクトロニクスの評価ボード【PEB-100】を活用す...
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「パワエレ技術を活かして働きたい」と思っているパワーエレクトロニクス技術者の皆さん、思う存分ご自身の技術を活かして働けていますか?
今回は、パワーエレクトロニクス(以降、パワエレ)技術を存分に活かし、第一線て活躍しているテクノプロ・デザイン社のエンジニアをご紹介させていただきます。
パワエレ技術を学ばれている方、パワエレ技術に興味のある方など、テクノプロ・デザイン社での技術を中心とした働き方がご参考になれば嬉しいです。
桑原さん(2001年入社 ハードウェア開発センター)
「技術者募集!好きな仕事ができます」という謳い文句に惹かれて2001年に入社して以来、一貫してパワエレ関連の開発をしています。当社には、自社開発センターとアウトソーシング(派遣・請負)があります。現在は、自社開発センターに勤務していますが、過去には、派遣・請負という形態で、アウトソーシングの仕事もしていました。派遣の時は、医療機器のマイクロコントローラ基板(MCU基板)や、家電の電源ユニットなどの開発業務だけではなく、派遣先の技術者への研修講師も担当していました。開発センターでは、様々なお客様から様々なご注文をいただいています。仕事の9割方は新しく設計するもので、新規開発や量産品の試作機を作ることが多いです。
藤原さん(2006年入社 ハードウェア開発センター)
2006年に入社して、人工衛星に搭載する通信系装置の電源や、車載用電池ECU開発など、やはり一貫してパワエレ関連の開発をしています。パワエレは、当社が重点をおいている一つなんです。特に人工衛星に搭載する通信系装置の電源には12年間携わっていて、DC/DCコンバータがメインで300Wクラス、7.5kVの高圧電源の開発をしていました。お客さんによって仕事の内容ややり方が異なるので、電池ECUを開発していた時には、最初の2年は派遣として客先の仕事の流れやノウハウを吸収し、その後、請負へと形態が変わりました。
ー自社開発の仕事は、自主的にクリエイティブに仕事をしていくけれども、アウトソーシングというと、要求された仕様を満たすことをやるというか、自主性もクリエイティブ性も低いようなイメージを一般的に持たれているようなところもありますが、実際はいかがでしょう?
藤原さん:アウトソーシングでも、「主体性を持ってやって欲しい」というご要望をお客様(依頼元企業)が持っていて、こちらからの提案も受け入れてくれます。技術者は、やっぱり、お客さんに自分から提案していってなんぼかな、というところがあります。
桑原さん:私が請け負った企業様は「目的にたどり着くのは一緒だけど、そこへのたどり着き方は自分で考えて」という考え方で、その企業の社員と同じように結果を求められました。
ーなるほど、技術者の皆さんの技術力の高さを認めていただけているんですね。だからこそ、アウトソーシングも自社開発も同じように、技術の仕事がちゃんとできるんですね。
藤原さん:そうですね。あくまでも開発をするためのアウトソーシングですから。
桑原さん:私たちは技術の仕事のみ受けるので、管理業務や事務仕事をすることなく、集中して技術の仕事ができます。だからこそ技術力も成長するんです。
ーアウトソーシングの場合、勤務地はどのように決まるのですか?
桑原さん:担当営業から直接オファーがあったり、受注した仕事と各自のスキルをマッチングするシステムから探した適任者にオファーが来ることもあります。
藤原さん:あとはパワエレや車載関連など、会社として拡大したい案件の時は、社内公募もあります。もちろん条件はありますが、そこで手を挙げることで希望の案件に入ることができます。
ー仕事上のサポートはどうですか?例えばトラブルがあった場合など。
桑原さん:営業に相談ですね。かつて私がいた所では週に1回ほど営業がエンジニアとヒアリングをしていました。人間関係の調整も行なってくれたこともあります。
ー派遣は一人で行くのと複数で行くのとどちらが多いですか?
藤原さん/桑原さん:(印象としては)一人で行くということは多くないかな。
藤原さん::派遣とはいえチームで仕事をするのがテクノプロなので。
ー労働時間はどれぐらいですか?
桑原さん:昔は残業が月40時間ほどでしたが今はほとんどゼロですね。有給休暇も完全消化を目指しています。
藤原さん:有給休暇は、今まで配属された所、どこでも取得しやすかったです。派遣先でもお客様に「休みたいです」って言って取得してました。有給は取りやすい環境だと思います。
◆パワエレ系エンジニアに向いている人
ー御社でエンジニアとして働くには、どのような方が向いていると思いますか?
藤原さん:技術って結構マニアックなところもあるので、そういう意味で普通じゃない人(笑)。モノ作りをしたい、本当にモノ作りが好きな人ですかね。年齢が上がるにつれて役職が上がっていって管理業務がメインになってしまうこと多いじゃないですか。そういう管理業務よりも、実際に設計したり、手を動かしてモノ作りしたいっていう方はテクノプロに来た方がいいと思います。
桑原さん:うーん、普通じゃない人(笑)。
※ 株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社 評価制度
株式会社テクノプロ テクノプロ・デザイン社では管理職ではなく“技術を極めたい”エンジニアに対して「スペシャリスト職」として積極的に評価します。
ーモノ作りが好きで、技術があって、体が元気であれば、長く働けそうですね。ところで、最近、ご自慢の開発品とか、ありますか?
桑原さん:「パワエレ開発用評価ボード」があります。「パワエレなら何でもできるぞ!」という私が欲しいと思ったものを作ってしまいました(笑)。私は、新しい開発をする時に、このボードを使って色々試して、その結果から、「これでうまくいくぞ!」という確認をするために使っています。パワエレをやったことのないお客様が、パワエレをやってみたいなと思っても、一から基板やソフトを作るのはなかなか難しいのですが、このボードをベースに使ってもらえば、簡単に実験してもらえます。やりたいことがこの1枚でできるというボードなんです。
ーテクノプロで働く上での特徴を一言でいうと?
桑原さん:やりたいことができる環境がある。
藤原さん:技術があればどんな仕事もできる。
お二人がモノ作りをする「技術のプロ」として働いていることがよくわかりました!
「入社時は技術を軸に活躍するイメージを持っていたが、気づいてみれば最近開発業務ができていない。そのことで技術者としての将来に不安を感じている。」
私は、エンジニア採用をしていますが、このようなお話を多く耳にします。
技術の仕事がしたい全ての技術者のみなさんのお役に少しでも立てるよう、これからも現場の声をみなさんにお届けできたらと思います。