- 採用担当
- 商品企画・開発
- プロダクトデザイナー
- Other occupations (21)
- Development
- Business
- Other
こんにちは!ワールドフィット広報組織開発担当です。
今回はアスレジャー事業、アパレルブランド【CRONOS】の事業本部長であり執行役員を務める林哲也さんにお話を伺いました。
創業以来、急成長を遂げている【CRONOS】のブランド力や組織力についてご紹介します。
林哲也
1974年生まれ、愛知県出身。1996年青山学院大学卒業後、新卒でアパレル業界からキャリアをスタートし、これまでアパレル企業3社を経験する。2023年4月に株式会社ワールドフィットに入社し、CRONOSの事業部長を経て現在アスレジャー事業本部長、執行役員を担当する。
アスレジャーアパレルブランド【CRONOS】
品質を重視した日常シーンでも最先端のトレーニングシーンでもボーダレスに着用できるデザイン・機能性・ブランド価値を融合させたアスレジャーブランドで2018年に立ち上げられました。アスレジャーとはアスレチック(運動競技)とレジャー(余興)を組み合わせた造語のことで2013年頃からニューヨークの女性の間で流行したスタイルです。健康への関心が高まっていることも含めて、TPOを超えたボーダーレスな着こなしが好まれる世界的な流れも受けつつ事業が拡大し、全国で18店舗展開(2025年4月現在)しています。
ーーこれまでのご経歴を教えてください
新卒でアパレル業界に入社し、主にセレクト業態のマーチャンダイザーとしてブランド運営を学びました。その後、事業責任者としてブランドビジネスの市場価値・事業価値の向上に取り組んできました。
約20年勤務した1社目を退職後、経営方針やカルチャーの異なる複数の企業を経験。アパレル市場の変化に対応したブランドビジネスを担い、経営視点でのマネジメントを実践できる人材を目指してきました。
2023年4月、私自身のライフスタイルの変化、未経験のアパレル分野への挑戦、そして企業の成長性に魅力を感じ、ワールドフィットに入社しました。
ーー【CRONOS】ブランド誕生の背景を教えてください。また、これまで携わってきたブランド領域と異なる分野ですが、分野が違うことで考え方や視点が変わったことはありますか?
代表である高城の父が病いに直面したことをきっかけに、高城が身も心も健康であること(Well-being な状態であること)の重要性を痛感し、ジムに通い始めたことが始まりです。
ジムでトレーナーと出会い、正しく体を変え健康的な生活習慣や意識を育むことの大切さを知りました。その経験を活かして【BEYOND Life Style Gym】を開業。その後、ジムでのトレーニング時のモチベーションを高めるウェアを求め、自らフィットネスウェアの開発を開始。これがアスレジャーブランド【CRONOS】誕生の背景となりました。
アスレジャーブランドは、これまで私が経験してきたセレクト業態のブランドと比べ、「ブランドロゴの価値」が極めて重要であると実感しています。店舗デザイン、洋服のデザイン、ショッパーをはじめとするツール類まで、すべてにおいてブランドロゴを象徴的に活用し、そのロゴへの憧れや共感がブランドビジネスの根幹を支えていると感じます。
だからこそ、私たちもブランドロゴの価値を高めることを最優先に据え、ブランドと真摯に向き合っていく姿勢が不可欠だと考えています。
ーー立ち上げ時の2018年から現在まで、【CRONOS】は店舗数・売上高・組織と多方面から見ても急成長を遂げていますが、その理由はどこにあると思われますか?
CRONOSは、プロのボディビルダーやジムトレーナーを支えるウェアとして、トッププロとの契約を通じてフィットネス業界での確固たる認知を獲得。その後、魔裟斗氏や糸井嘉男氏といった一流アスリートをアンバサダーに迎え、スポーツ業界へと認知を拡大。更に、市原隼人氏や窪塚洋介氏をモデルに起用することで、一般層へのブランド認知を広げてきました。
また、CRONOSのウェアを愛用するお客様が、ご自身のライフスタイルの中心にウェアを据え、継続的に購入し、友人に紹介することでファンの輪が広がっている点も大きな強みです。
直近では、主要都市での直営店舗展開に加え、地方での顧客との接点を強化するため、オーナー様と共にフランチャイズ店舗の出店を実現。市場規模の拡大に大きく貢献しています。
組織としても、店舗スタッフや商品企画チームが自らの業務領域にとらわれず、ブランドの魅力を伝えることに一丸となって取り組んできました。今後も全員がブランドの主体者である意識を持ち、さらに価値を高め、お客様の期待に応え続ける組織体制を築いていきます。
ーー事業部長として入社され驚いたことがあれば教えてください
店舗スタッフや商品企画チームが一丸となり、ブランド運営に取り組んでいることです。
店長は、店舗運営にとどまらず、ブランドのオンラインストア運営やカスタマーサービスも担当。
また、ブランドSNSの発信も積極的に行っています。デザイナーも日々店舗の運営に関わり、現場の声を直接反映しています。
こうした姿勢により、非常に少数のチームでありながらも、ブランドの課題に対し、全員が協力し、支え合いながら成長を続けていることです。
ーー入社されてから一番印象に残っている出来事は?
2023年11月、12月に、福岡店・札幌店・GINZA SIX店の3店舗を同時期にオープンしたことです。
福岡店は、既存メンバーのいない遠方エリアでの出店。札幌店は、CRONOS初のFC店舗としての新たな挑戦。そしてGINZA SIX店では、PR会社や館と連携し、レセプションイベントを開催するなど、ブランドにとって新しい取り組みが次々と重なる中でのオープンとなりました。
この大きなチャレンジを乗り越えられたのは、既存メンバーが新店舗である福岡への転勤を決意してくれたこと、各店長が自店運営と並行しながら札幌・福岡の立ち上げをサポートしてくれたこと、そしてGINZA SIX店のイベントには他事業部のメンバーも協力してくれたことに尽きると思います。
ーー【CRONOS】の魅力は?
CRONOSは、フィットネスアパレルとして機能性や着心地を追求するだけでなく、その枠を超えて普段着としてのファッションへと進化しているブランドです。また、CRONOSならではのデザインに共感する方々のライフスタイルの一部となることを目指しています。
ブランドに関わる私たち自身も、CRONOSはライフスタイルの一部であり、その活用シーンを広げ、より深くお客様とつながるブランドへと成長させていきたいと考えています。またこのブランドビジネスに携わる経験を、私自身やメンバーにとってのキャリアにとっての大きな資産として積み上げていきたいと思います。
ーー事業部としての目標とその達成に向けてメンバーに期待することを教えてください
CRONOSは、日本のフィットネスアパレルのパイオニアとしての地位を確立し、世界一のアスレジャーファッションブランドへと成長することを目指しています。
その実現に向けて、グローバルな認知拡大を図る旗艦店舗やINSHOPの展開に加え、海外市場に向けたオンラインショップの強化、新たなライフスタイルを提案する商品の進化に取り組んでいきます。また、お客様とのつながりをより深めるためのプロモーションも、メンバーと共に創り上げていきたいと考えています。
これまでの経験を存分に活かしながらも、更なる成長を求めて自身を磨き続け、挑戦し続ける意欲を期待しています。
ーー現在の事業部のメンバーと役割について教えてください
CRONOSの現状の組織体制と今後の採用計画について現在は、「事業戦略チーム」と「営業戦略チーム」の2つの大きなチームで構成されています。
「事業戦略チーム」は、以下のメンバーで構成されています:
マーチャンダイザー: 商品企画から生産体制を担い、商品戦略を作り上げる役割
デザイナー: 商品デザインの方向性を決定し、ブランドイメージを具現化する役割
生産管理: 生産スケジュールや品質管理を担当し、安定した供給体制を確立する役割
プロモーション: ブランドのPRやセールスプロモーションを通じて、商品やブランドの認知度向上を目指す役割
EC担当: オンラインストアの運営・改善を担当し、デジタルチャネルでの売上を最大化する役割
「営業戦略チーム」は、以下のメンバーで構成されています:
店長: 直営店舗の販売戦略を担当し、売上向上を目指す役割
店舗メンバー: 店舗での販売活動を担当し、顧客サービスや商品提案を行う役割
フランチャイズ営業: フランチャイズ契約の締結から出店サポート、出店後の営業サポートを担当する役割
現在、これらの業務は1〜2名の少数体制で運営していますが、今後、事業の成長に伴い、以下の強化を図るための人材採用を行います。
ーー今後もチームや組織が更に大きくなっていくのでしょうか?
今後は「事業戦略チーム」と「営業戦略チーム」を更に強化していく予定です。
「事業戦略チーム」では主に下記ポジションやチームを強化していきます。
マーチャンダイザー: 商品カテゴリーごとにマーチャンダイザーを配置し、専門性を高める
デザイン体制の強化: デザイナーの増員により、商品デザインのバリエーションと品質を向上させる
プロモーションチームの強化: ブランド体験を提供するイベントの開催やオウンドメディアの強化を目指し、プロモーション担当者を増員
オンライン戦略の強化: オンラインストアのUI/UX改善や海外市場向けオンライン戦略の強化のためのEC担当者を採用
「営業戦略チーム」では主に下記ポジションやチームを強化していきます。
フランチャイズ戦略の拡充: フランチャイズ店舗の出店を加速するため、フランチャイズ営業担当者の体制を強化
直営店舗の拡大: 旗艦店舗や大型店舗の出店を進めるため、エリアマネージャーや直営店舗の店長を増員
これらの採用を通じて、組織全体の体制を強化し、CRONOSのブランド力と販売力を更に向上させることを目指します。
ーー今後【CRONOS】をどんなブランドにしていきたいですか?
CRONOSは、日本のフィットネスアパレルのパイオニアとしての地位を確立し、世界一のアスレジャーファッションブランドへと成長することを目指しています。そのために、アスレジャーと言えば「CRONOS」と想起されるようなブランドへ進化したいと考えています。
更に、私たちは「自分を磨き上げること」に挑戦するシーンで、CRONOSを身にまとうことでモチベーションが上がるようなブランドを目指します。例えば、トレーニングを始める時や新しい仕事に挑戦する時、どんな挑戦の瞬間にも、CRONOSがあなたの背中を押す存在となり、あなたをサポートするブランドであり続けたいと考えています。
ーー最後に記事を読んでくださった方へメッセージをお願いします
ワールドフィットは、「世界の人々をwell-beingに」を掲げ、企業としての成長と拡大を目指しています。人々をwell-beingにするために、身にまとう洋服の役割は非常に大きいと、私自身確信しています。新しい洋服との出会いは、その日の昂揚感を引き出す主役であり、気に入った洋服を着ることでその日のモチベーションが大きく上がることを実感しています。
洋服を通じてwell-beingを提供するCRONOSのブランド成長を支えるため、私たちはチームの拡大を進めています。また、新たなアパレル事業を創り上げるために、洋服の持つ力を信じ、そのビジョンを共有できる人材を求めています。