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こんにちは!STANDAGE広報担当です。
STANDAGEは現在創業8期目のベンチャー企業でありながら、中途だけでなく新卒採用も積極的に行っています。
そこで、今回はSTANDAGEに新卒で入社した社員3名を集め、「新卒でベンチャーってぶっちゃけどうなの?」をテーマに、忖度なしの赤裸々トークをしていただきました!
目次
■語ってくれた人
■入社のきっかけはアフリカとブロックチェーン
■がむしゃらに食らいついた1年目と、ベンチャーだからこそ大切なこと
■ベンチャーに向いているのは「自分の“伸びしろ”に自信がある人」
■語ってくれた人
■入社のきっかけはアフリカとブロックチェーン
ーまずは、皆さんがSTANDAGEに新卒入社した経緯を教えてください。
金光:
私は元々アフリカに強い興味があって、アフリカに進出している日本企業で働きたい!と思っていました。
検索で色々調べていたらアフリカ進出企業の一覧を見つけて、そのうちの1社がSTANDAGEだったんです。
大手商社の社名が連なるなかでSTANDAGEを選んだのは、ベンチャーだったらより早くアフリカに関われるんじゃないかと思ったからですね。で、実際その通りでした!
甲賀:
大学生のときからアフリカに目をつけるって、なかなかすごいよね。
金光:
TVのドキュメンタリーでアフリカの映像がよく流れるじゃないですか。
貧困や難民問題にフォーカスされがちですけど、長い目で見れば、ビジネス面で最もポテンシャルが高い地域なんじゃないか?ってずっと思ってたんですよね。
片岡:
金光さんってガッツあるよね。アフリカに興味がある大学生って、男女問わず珍しいと思う。
甲賀:
そのあとでちょっと言いづらいんですけど、僕は就活を全然ちゃんとやってませんでした(笑)。
大学2年生の時からブロックチェーンに興味はあったんです。2017年なので、日本で仮想通貨が一番盛り上がっていた時期ですね。
そのときは何も分かってなくて、とりあえずビットコインを買ってみました。で、せっかく保有するならブロックチェーンの技術についても知りたいなと思って。調べていくうちにどんどん好きになって。
就活を始めた頃、求人サイトに「ブロックチェーン」と打ち込んでみたら、当時2社だけヒットしたんです(笑)。
うち1社がSTANDAGEで、率直にめっちゃ面白そうだなと。当時はブロックチェーンといえば俗っぽいサービスや事業ばかりだったんですが、STANDAGEはビジネスの実需に応えるような大きな事業構想を掲げていて、そこに惹かれました。
正直職種にこだわりはなかったですね。STANDAGEも元々はエンジニアじゃなくて、営業職で選考を受けていたくらい。
そしたら、当時の人事に「営業は枠埋まっちゃったんですけど、エンジニアはどうですか?」って言われて(笑)。それでエンジニアとして入社することになりました。
片岡:
甲賀さん、大学は文系ですよね?営業じゃなくてエンジニアで!って言われた時、正直どう思いました?
甲賀:
うーん、趣味でhtmlを触ってWEBサイトを作ったりしたことはあって、最低限の知識はあったのと、高校までは理系だったから、そこまで違和感はなかったかな。
自分にとっては業務内容よりも、ミッションやカルチャーの方がよっぽど大事だったし。
ー片岡さんはどうでしょう?
片岡:
僕は甲賀さんと違って(笑)、就活はしっかりやってましたよ!
職種へのこだわりは僕もそんなになくて、就活では営業もエンジニアも、他にも幅広く色々受けてましたね。
いよいよ煮詰まってきたときに、当時趣味で仮想通貨のマイニングをやっていたので、ブロックチェーンを仕事にできたら面白いんじゃないか?と、ふと思ったんです。
それで僕も甲賀さんと同じく求人サイトで検索して、STANDAGEを見つけました。僕のときは1社しか出てこなかったです(笑)。
僕も文系だったんですけど、マイニングやPCの自作をやっていてハード系が好きだったので、STANDAGEは営業もエンジニアも両方ありの選考を受けました。
面接後、大森さんに「お前は営業だ!」みたいなことを言われて、それで営業に・・・(笑)。
—STANDAGE以外のベンチャーも受けましたか?
片岡:
2、3社受けましたね。実は中学の時から将来起業したいなと思っていたんです。
色々世の中を知っていくうちに、起業するにはそれなりの経験がないと厳しいなと思って。
経営を近くに感じられるという意味で、ベンチャーへの就職を志しました。
複数選考を受けたなかで、なんとなくSTANDAGEに惹かれたんですよね。スケールの大きい事業っていいなと思って。
最初はシステムを売りたい気持ちが強くて、ぶっちゃけ貿易自体にはそこまで興味なかったんです。
でも、システムの活用以前に貿易自体できていない企業がたくさんあることを知って、自分の手で貿易人口を増やして日本を変えなければ!と思うようになりました。
今は「日本のため」みたいな使命感を感じながら仕事をしています。
■がむしゃらに食らいついた1年目と、ベンチャーだからこそ大切なこと
ー新卒でベンチャーに入って、特に大変だったことは何ですか?
甲賀:
いっぱいありますが、一番はやっぱり1年目の冬ですね・・・。
当時のCTOが色々あって突然会社を去ることになって、急だったので引き継ぎもなくて。エンジニア歴1年未満の僕を含めて、ジュニアエンジニア2人だけが取り残されたんです。
もう、それはそれは大変でした・・・。自社システムの管理はもちろん、すでに受託している開発もこなさないといけなかったので。
さすがに2人ではどうにもならなくて、もう1人なんとか呼び寄せて、3人で立て直そうと、とにかく必死の日々でした。
片岡、金光:
それはマジでやばいですね・・・。
甲賀:
とにかくやるしかないって状況でしたね。当然忙しかったし、責任も重いし。
マネジメントも何もない、まさにスタートアップだからこそ起こる状況って感じでした。
今はニコラさんが入ってきてくれて、開発チームがすごくまとまったなと思います。
片岡:
大変な話のあとでアレなんですけど、僕って実は入社してから大きな苦難とかはないんですよね。もうとにかくずっと楽しかった。
確かに色々めちゃくちゃではありましたけど(笑)、まだこの世にないサービスを生み出して、試行錯誤しながら売るのが本当に楽しくて。
でも、今思い返してみれば、僕らが楽しく好き勝手にめちゃくちゃやれてたのって、上にいる人たちがしっかりと見ていてくれていて、マインドを下ろしてくれていたからだなって思うんです。
上手くいくための道筋や考え方をさりげなく示して、導いてくれていたというか。
最近は人数が増えてきたので、このマインドの伝播が難しくなりつつあるのを感じています。
成長と変化が激しいスタートアップだからこそ、みんなが同じ方向を向くって本当に大事。
甲賀:
それすごい分かる。僕が1年目のときに一度、ちょっとした退職ラッシュみたいな時期があって。
当時はよく分からなかったけど、今になって思うのは、会社が成長して大きな転換期を迎えたことが関係してたんじゃないかと。
会社として次のステージに上がろうとするとき、成長痛のような感じで社員に強いエネルギーがかかるんじゃないかな。
これは今後も成長が続く限り、付き合っていかなきゃいけない苦難だと思う。
片岡:
どのベンチャーでもそうなんでしょうね。
ベンチャーといいつつ、もう十分大きくなって急成長の必要がない会社は別ですけど、まだまだ成長を目指すSTANDAGEではきっと今後も転換期は何度も起こるでしょうし。
―金光さんのお話も聞かせてください!
金光:
私が一番大変だったのは、新卒1年目でいきなり貿易を全部ひとりで回さなきゃいけなかったときですね。
今は人数も増えて、マーケティング担当や展示会担当など分業体制が整っていますが、当時は1から100まで、全部自分でやらないといけなかったんです。
きちんとした教育体制もなかったので、もう何が分からないのかも分からなくて(笑)。
先輩たちも同じ状況ですごく忙しいので、「背中を見て学んで!」みたいな感じでしたし。
業務を型化する、マニュアルに落とすなんて余裕ももちろんなかったです。必死でした。
片岡:
それ、普段商談してる中小企業さんと同じ課題かも。リソースが足りないから全部ひとりでやらないといけなくて、業務がどんどん属人化していってしまうんだよね。
そこで中小企業さんは貿易業務をSTANDAGEに委託するわけだけど、そのSTANDAGE内の業務が属人化してたらダメだよね(笑)。
金光:
ほんとにそうですね(笑)。
でも、当時本当にしんどい思いをした分、貴重な経験を積めたなとも思うんです。
今はPM業務が中心なんですけど、ひと通りの業務を自分でやった経験があるので、マネジメントをしていてもそれぞれの大変さが分かるんですよね。
甲賀:
確かに、教育体制は整ってなかったよね。でも、僕の時は会社として初の新卒だったから、二人よりは手厚く迎えてもらったかもしれない(笑)。
入社前に勉強の機会をもらえたりとか、ビジネスマナーの丁寧なフォローがあったりとか。
足立さんがみんなの親に手紙を書いてくれたこともあったな(笑)。
STANDAGEはどこまでいってもベンチャーだから、これから新卒入社する人も、大企業みたいな丁寧な教育は期待しない方がいいかも。
僕は座学の研修が大の苦手なので、勝手に勉強して勝手に食らいつくスタイルは合っていたんですけど。
片岡:
体系的な教育は確かにないですけど、その分何かを質問されて怒る人っていないですよね。みんな、聞けば何度でも教えてくれる。そういうところは自分にハマってたのかもしれないです。
例えば3か月間みっちり座学やって、その後ようやく現場デビューして、まずはメールを送ってみよう!とかよりも、実践しながら主体的にどんどん質問して吸収していくことで、明らかに早く成長できたなって実感があります。
甲賀:
片岡くん、人に頼るの本当に上手いよね(笑)。才能だと思う。
意外とみんなできなくて、全部ひとりで抱え込んでパンクする、みたいなことはよくあるし。
■ベンチャーに向いているのは「自分の“伸びしろ”に自信がある人」
―みなさんが今後STANDAGEで、もしくはその先で目指すことを教えてください。
片岡:
僕の場合、入社当時と今でだいぶ変わったんですよ。
ベンチャーだし、最初はぶっちゃけ潰れてもそれはそれで面白いかなって・・・(笑)。
ある程度知識や経験を吸収できたら、別の会社に行くか、もしくは自分で事業やるかかなって思ってました。
でも、今はSTANDAGEに骨を埋める気でいます。
他の会社を知らないので、井の中の蛙かもしれないんですけど、STANDAGEは人もいいし、事業も魅力的だし。
初期に入社したメンバーのひとりとして、中核を担えるような人材を目指したいなと思ってます。
金光:
私、逆かもしれないです。
骨を埋めるというよりは、STANDAGEが上場できたら、また上場を目指すステージの企業に移るのもありだなって。
上場までのプロセスって、基本的に1社につき1回じゃないですか。そこに関われるのって本当に貴重な経験だと思います。
上場後のSTANDAGEを見てみたい気持ちももちろんあって、一方で上場までの過程を色々な会社で見てみたい気持ちもあって・・・。悩ましいです。
片岡:
金光さんのハングリー精神がすごい!アフリカの話といい、カッコいいと思う。
甲賀:
僕は正直、キャリアはあんまり意識していないですね。
仕事っていうと「嫌なことを必死にやってお金を稼ぐ」みたいなイメージが一般的で、それは立派なことだけど、僕はそれ嫌なんです。
楽しいことがやりたい。楽しい仕事がしたい。で、僕にとって楽しい仕事が今のSTANDAGEにはある。
STANDAGEにこだわりがあるというより、STANDAGEが楽しいから居る、って感じですかね。
片岡:
甲賀さんを飽きさせたら、STANDAGEは終わりか・・・(笑)。
甲賀:
全然そんなことないけど(笑)、飽きることは当分ないと思うよ。常に新しいチャレンジが続いているし、ものすごいスピードで会社が成長しているから。
社名が同じなだけで、半年後、1年後にはきっとまったく違う会社に変化していると思う。
キャリアについて強いて言うなら、ブロックチェーンに関する技術をもっと磨きたいですね。とはいえ、それ1本に人生を賭けるのは不安なので、ブロックチェーンに比重は置きつつも、広く色々触れるエンジニアとして頑張っていきたいです。
AIの発展が凄まじいですが、プログラミングができれば当分何かしら仕事はあるし、選択肢さえ持てれば、そのなかに自分が楽しいと思える仕事は必ずあるはず。
死ぬまで楽しい仕事をし続けるために、必要なスキルを身に着けていきたいですね。
片岡:
ベンチャーのエンジニアってマルチに色々できる人が多くて、コミュニケーション力も高いと思うんですけど、独立とかしないんですか?
甲賀:
考えなくはないけど、今はないかな。ペイメントの仕事がめちゃくちゃ楽しいから。
変化と成長のスピードが激しすぎて、STANDAGEに所属してるだけで勝手に転職してるみたいな感覚(笑)。
―最後に、新卒でベンチャーへの就職に興味がある学生さんたちに伝えたいことをお願いします!
金光:
これ、一番難しいですね(笑)。
甲賀:
確かに・・・。けど、ひとつ言えるのは「ベンチャーに入っても大丈夫かな?」って思う人は多分向いてないよってことですね。
俺はベンチャーで頑張るぞ!って迷いなく思える人こそが向いていると思います。
ちょっと自分を過大評価してるタイプというか(笑)。
つまり、ためらうくらいならベンチャーはやめとけ!ってことです。
もちろんベンチャーでの仕事って楽しいですが、福利厚生は圧倒的に大企業の方がいい。
それに、大企業に行ってからでもベンチャーには入れるけど、逆は難しいですからね。
片岡:
自分に自信があるタイプが向いてるの、分かります。でもだからといって、人の言うことを素直に聞けない人には難しいんじゃないかとも思います。
なんていうか、「今の自分イケてます!やれます!」の自信より、「自分めちゃくちゃ成長できます!」の方面に自信がある人が向いてるのかなって。成長欲が強いというか。
甲賀:
それだ!そういうことにしておいてください!(笑)
金光:
本当に片岡さんの言う通りで、私、仕事がどれだけキツくても楽しいって思えるんです。それはきっと確実に成長できているから。
ベンチャー以外に入った友達と仕事の話をしていても、「絶対私が一番仕事楽しんでる!」って内心思っちゃいます(笑)。
片岡:
分かる!!(笑)
甲賀:
僕も、友達に自分の仕事の話をしたくてしょうがない!振ってもらえるように仕向けるくらい(笑)。
片岡:
社会人同士で集まると愚痴大会になりがちですけど、ベンチャーって裁量の範囲が広いから、愚痴が出そうになっても「じゃあこうすればいいかな?やってみるか!」って、アクションに繋げやすい環境があるんですよね。
大企業ではなかなか1社員の意見やアクションが組織を大きく変えるって難しいと思うので、そこはベンチャーの良さだと思います。
金光:
確かに、STANDAGEでの仕事は大変だけど、会社のみんなで話していても愚痴になりにくいっていうのは感じますね。
片岡:
新卒でベンチャーに入った自分から言えるのは、たとえ会社が潰れようが、死にはしないということ。
だったらやりたいことをやった方がいい。
甲賀:
僕、好きなことわざがあるんです。前にプログラミングの研修で先生が言ってて、それ以来人生の指針になってるんですけど。
「鳥は小枝に止まることを恐れない。なぜなら枝を信用しているのではなく、自分の羽を信用しているからだ」っていう。
片岡、金光:
おー!カッコいい!!
甲賀:
でしょ?(笑)
それで言うと、ベンチャーに入るって自分の羽を鍛えることだと思ってて、しっかり羽を鍛えて力をつけるからこそ、折れるかな?大丈夫かな?って恐れることなく枝を伸ばすことに一生懸命になれると思うんです。
金光:
枝に頼るのではなく、自分でなんとかできる力をつけて、自分で切り拓いていくってことですね。
片岡:
「個」の力を磨くことができるのが、ベンチャーの一番の良さかもしれないですね。