ご無沙汰しております!ReIT合同会社の山田です。
今回はよく議論されがちな自社開発、受託開発、SES事業のメリデメについてお話したいと思います!
目次
自社開発
自社開発とは
自社開発のメリット
自社開発のデメリット
受託開発
受託開発とは
受託開発のメリット
受託開発のデメリット
SES事業
SES事業とは
SES事業のメリット
SES事業のデメリット
総括
自社開発
自社開発とは
自社のサービスを持っており、その開発業務をエンジニアとして参画するものです。
自社のサービスを新たに考えて企画したり、社内メンバーのみで開発も進めるので比較的自由な事が多く、働き方についても自社のみで完結する形になります。
この会社のこのアプリを開発したい!と思って入社を検討したりとかエンジニアだと一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
自社開発のメリット
- 自社サービスのため、外部企業が介入しづらく、社内メンバのみ関わり開発を推進する事ができる
- プロダクトの成長を見越して機能を提案したりが社内承認のみで済むため、チャンスが多い
(意思決定者が社内である) - プロダクトによるが、働き方も含め、比較的自由度が高い
自社開発のデメリット
- 社内メンバーの入れ替わりや人事異動などにならないと、現在のロールから移動しづらい
- 外部との交流が少なく、コミュニケーションやプレゼン能力が伸びづらい
- プロダクトが成長しないと、思うようにキャリア形成できない
ざっくり言うと外部の企業とかが絡まないから制約とかが少ないのがメリットですね!
自由度も高く、また新たなプロダクトを提案できるような状況を作りやすいのもサービスを考えたりできるので非常に魅力的なポイントです。
また、デメリットとしては、やはり社内で閉じてしまうため、外部の関わりが少なくなってしまいがち
そしてプロダクトが成長しないとキャリアが伸ばせなかったりと会社の業績に依存してしまいます。
また、社内文化が合わなかったり、人間関係で衝突してしまうとストレスがたまりやすい傾向にあります。
受託開発
受託開発とは
受託開発は文字通り「開発」を「受託」する事業を指します。
形態はさまざまで、時間帯で精算する形もあれば、成果報酬型で精算する形もあります。
詳しいお話をすると契約形態のお話まで波及してしまうので、今回は割愛しますが、開発を自社に持ち帰って開発する事業、ぐらいのイメージをしていただけると良いかと思います。
受託開発のメリット
- 開発を自社で受託するので、自由度も高く、自社開発と近い感覚で開発を推進できる
- 顧客向けのサービスを作成するので、外部の顧客とコミュニケーションをとることにより、コミュニケーションやプレゼン能力が伸ばしやすい
- プロダクトの成長についての責任が発生しない
受託開発のデメリット
- 開発したサービスの品質をある程度担保し、開発会社としての責任が発生する
- 意思決定者が顧客の範疇が多くなるので、思ったように承認が進まない場合がある
- アーキ選定や制約等があらかじめ決まっている場合はそこまで介入する事ができない
あくまでお客様のプロダクトなので、自社開発ほどの自由度ではないですが、自社開発に近い形で開発を推進する事ができます。
お客様のプロダクトを一緒に成長させていこう!というような働き方ができるのが非常に魅力的ですね!
その一方で、お客様に合わせなければならない箇所や、開発品質に責任を持たなければならないというデメリットは存在します。
また、スケジュールもお客様の事業の計画もあるので、あまり延期する事ができないのが辛いところですね。
SES事業
SES事業とは
こちらは皆さまご存じの方も多いかと思いますが、システムエンジニアリングサービスで、主に時間帯精算の契約による準委任契約になります。
企業でプロジェクトを持っており、そこにエンジニアとして人的リソースをお客様にお貸しする事業となります。
SES事業のメリット
- やったことに対して評価されやすく、現在のロールからのキャリアアップも比較的しやすい環境
- 発注元の顧客とコミュニケーションを取るのでコミュニケーション能力が向上しやすい
- 開発品質の責任が少なく、やるべき課題が明確化されやすい
SES事業のデメリット
- 働き方を含め、顧客の制約に合わせなければならないため、自由度が低い
- キャリアを考えずにアサインされると自身のキャリアが築きにくい
- プロダクト自体を決めるロールではない事が基本なので、サービスに関して関与しづらい
SES事業は、同じ会社にいながら案件を変えたりと、エンジニアとしてキャリアを形成するには良い環境です。自社の業績アップにつながる人月単価での営業が比較的しやすいというメリットもありますね!
その一方で自分の思い描くキャリアが自社の協力がないと形成しづらく、自社開発や受託開発よりも比較的自由度が低くなってしまうのもデメリットとして挙げられます。
総括
いかがでしたでしょうか?
それぞれの事業にメリット、デメリットは存在するのでどれが良いとか悪いはないのですが、ご自身にマッチしやすいかどうか、というところはあるかと思います。
個々に合う事業の会社を選定する一助となれば幸いです!
エンジニアとして、キャリアアップを短期間に積んでいくのはSES事業が非常に良い環境ではありますが、その一方でキャリアを会社が一緒になって考えてくれないとなかなかいいキャリアが積めません。
そのため、弊社では、エンジニアがエンジニアのキャリアを考え、アサイン先を選定する、を徹底しています。
私の運営するReIT合同会社は、SES事業を現在は主軸としておりますが、私が自ら切り込んで受託開発の環境整備や、ゆくゆくは自社サービスの開発まで事業拡大すべく、日々動いています。
DX化されてない企業様のサポートをしながら開発を進めていったり、キャリアアップを目指したい方がいれば是非お話しましょう!
(単純にエンジニアとして事業の話をするだけでも大歓迎です!w)
今後そんな方々と一緒に事業を拡大して、エンジニアが正当な評価が得られる場所となれるように願っています。
今回は事業についてのメリデメでした!
ではまた次回('ω')ノ