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【老舗の五代目が語る】「食べなきゃ死んじゃう。」青果商社の可能性について。

【老舗企業の五代目として】Q:野菜や果物、生鮮食料品を中心とした専門商社ということですが、業界の特色などありますか?川崎:野菜は「食べなきゃ死んじゃう」ので、ある意味【究極の安定業界】ですね。笑。スタートアップやITベンチャーで起業家の友人も多いのですが、その真逆に位置しているのかも。Q:青果商社の強みとは何でしょうか?川崎:レガシー産業だからこそのポテンシャルがあります。ブルーオーシャンですよ。まず、川上(メーカー=生産者)は全国110万人の農業従事者ですので、統合や競争におらず、川下(一般消費者)には、広告宣伝もPRもかけずに毎年90兆円の市場規模があります。そして、口に入って消化さ...

【老舗の五代目が語る】「創業100年の歴史に価値はない。」とは、どういうことなのか。

【川崎青果株式会社の100年間】大正15年(1925年)、もちろん第二次世界大戦よりも昔です。ひとりの青年が神戸のまちで小さな八百屋を始めました。彼は戦争を乗り越え、この国の再建を進めていくべく神戸市中央卸売市場の仲卸業に転換。野菜や果物など、人々の命を支える食をお届けすることで地道に社会に貢献して参りました。1995年、阪神淡路大震災の際には瓦礫と焼け野原になった神戸のまちの真ん中で、震災の翌日には営業を再開。もちろん代表の川崎を含め、多くの社員の家は全壊です。仕事どころではない。しかし「私たちが立ち止まってしまったら、世の中の人たちが本当に食べるものに困ってしまう」という想い、会社は...

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