【老舗の五代目が語る】「創業100年の歴史に価値はない。」とは、どういうことなのか。
【川崎青果株式会社の100年間】大正15年(1925年)、もちろん第二次世界大戦よりも昔です。ひとりの青年が神戸のまちで小さな八百屋を始めました。彼は戦争を乗り越え、この国の再建を進めていくべく神戸市中央卸売市場の仲卸業に転換。野菜や果物など、人々の命を支える食をお届けすることで地道に社会に貢献して参りました。1995年、阪神淡路大震災の際には瓦礫と焼け野原になった神戸のまちの真ん中で、震災の翌日には営業を再開。もちろん代表の川崎を含め、多くの社員の家は全壊です。仕事どころではない。しかし「私たちが立ち止まってしまったら、世の中の人たちが本当に食べるものに困ってしまう」という想い、会社は...