コミュニケーション能力が高く、大谷大工とともに現場を楽しく盛り上げてくれる。
それがひいては「神馬建設」らしさを作り上げている。

浦河出身、1958年生まれです。2代目の先代社長とはいとこ同士で「そろそろ手伝って」と言われて入社しました。最初は大工とはまったく違う、スーパーの肉屋の仕事に就きました。その後、地元の鉄筋会社に入り、鉄筋職人として10年近く働きました。

大工の仕事は、大谷さんや先代社長に教わって本格的に覚えました。「見て覚えろ」方式で教わりましたけど、やっぱり大変でした。いとこ同士で遠慮がないから、当時は口うるさいなと思ってましたけど（笑）、先代の仕事は確かだし、間違いがなかったと今になって思います。自分もここで大工になって30年になりますが、先代の力に少しでもなれればと思って続けてこれたのかな。

得意な仕事といえば、やっぱり基礎の鉄筋工事ですかね。経験があるから頼まれるし、すすんでします。基礎の材料が運ばれてきたら、図面をもとに型枠を作って。このあたりの大工は基礎工事や外壁工事もみんな自分でやりますからね。それを見たハウスメーカーの人が「何でもやるんですね」ってびっくりしてましたよ。

現場では年上も年下も関係なく、好きなことを言い合って仕事をしています。職場としては働きやすいし、大工仲間としても最高だと思ってます。ただ、自分の体はいつも心配していますね。体はだんだん疲れやすくもなっているし、もうそろそろかなと思うこともあります。でも若い人に少しでも負けないように、頑張っていますよ。