みなさんこんにちは、NSグループインハウスクリエイティブチーム責任者の長尾です。
普段面接・面談で求職者の方とお話ししていると、「サービス業界のインハウスデザイナーってどんなことをやっているのですか?」という質問を受けます。
そこで、NSグループインハウスクリエイティブチームの仕事を紹介するシリーズ記事をスタートすることにしました。
1デザイナー×1案件を紹介していますので、
「サービス業のデザイン案件ってどんな仕事があるの?」
「インハウスのデザインチームで働くおもしろさってなに?」
「どんな人が働いてるの?」
といった疑問にお持ちの方はぜひ目を通してみてください♪
<今回登場するメンバー>
蔭山 理恵(37歳)
宣伝制作チーム(通称「制作チーム」) リードデザイナー
グラフィックデザイナーとして3社のデザイン制作会社に勤務し、会社案内や商業施設のチラシ、企業ブランディングなどの案件を担当。その後、NSグループに入社。NSグループではメニューデザインや店頭のPOP、チラシなどの制作を情報設計の部分から担っている。
情報量が多く、情報の再設計が必要なツールを手がけることが多い。店舗の責任者が「解決したいが、どうしたらよいかわからない」と困っている相談案件に対して、どう形作っていくかを担当ディレクターと一緒に形にしていくことでサービス現場に貢献している。
また、リードデザイナーとして、他のデザイナーの制作物に関する、デザインの整合性や統一性のチェックなども行っている。現在入社1年半。
<目次>
1、直近で1番印象に残っているのは「パセラのハロウィン」
2、インハウスデザイナーの介在価値を発揮できた案件
3、「デザインが機能する現場を見られる」という成長機会
直近で1番印象に残っているのは「パセラのハロウィン」
――今回紹介してくれる案件について教えてください。
今日お話ししたいのは、カラオケパセラ渋谷店のハロウィンルーム作成についてです。ハロウィンに向けてお客様に楽しんでいただける空間を店舗に作るために、現場と一緒になって取り組みました。
今回の案件で関わったのは、カラオケパセラ渋谷店副店長の田中さんと営業推進室室長の北見さん、それからデザイナーのムンさんです。
もともとは9月に入ってすぐ、ハロウィンルーム準備の実情を確認するため渋谷店に問い合わせたところ、ルーム作成に毎年困っているという回答がありました。
そこで、制作チームとして「販促物だけでなく、ルームをまるごとプロデュースしよう」という話になったのです。
制作チームでは「これを作って欲しい」という要望に応える案件が多いのですが、今回の案件では「困っているけど、どこに相談したらいいかわからない」という悩みを先回りしてキャッチできた形です。
インハウスデザイナーの介在価値を発揮できた案件
――実際どのような仕事だったのでしょうか。
目指したのは、「パセラらしいハロウィン」、「お客さんに楽しんでもらえる空間」を実現できるルーム作りです。難しかったのは、限られた予算でクオリティを担保し、ワクワク感を演出しなければならなかったことです。
ルーム装飾には、雰囲気をつくるための装飾品や壁面を飾るシートなど、様々な資材が必要です。既製品でまかなえる部分は既製品を使う一方で、メインの壁面シートには楽しめる仕掛けを盛り込みながらクオリティを上げたものを企画し、店舗に提案しました。
今回は飾り付け用の備品は既製品を使い、壁面シートはオリジナルでデザインし、制作しました。
▽Before
ラグジュアリーなバリ風ルームが…
▽After(大人向け)
ハロウィン仕様に!(ホー◯テッドマンションみたい!?)
▽Before
お子様連れに大人気、フラットタイプのルームが…
▽After(ファミリー向け)
飾り付け用の装飾品とオリジナルシートを組み合わせて「かわいい」ハロウィンを演出
渋谷店の田中副店長(写真:右)と一緒にルームを作っていきました!
自社でカラオケからホテルまで幅広く事業を展開していることで、社内・チーム内に素材や仕様のノウハウがどんどん蓄積される環境があります。今回も、これまでの好事例を提案に取り入れることができました。
また、店舗のデザイントーンを知っている私たち制作チームが提案することで、ワクワクするハロウィンルームを店舗と一緒に作り上げることができたと思います。
この実績は今後制作チームから各店舗にいろいろな提案を発信していける足がかりとなると感じています。今後は今回のような動きをもっと増やしていきたいです。
「デザインが機能する現場を見られる」という成長機会
――インハウスのデザインチームで働く魅力を教えてください。
チームでは、「どんどん現場・店舗に足を運ぼう」という話をよくしています。現場に貢献し、お客様の体験をより良いものにするためには、現場を見ることが不可欠です。デザインを作成する前はもちろん、作成後の状況把握も私たちの重要な仕事だと考えています。
これまで勤務してきたデザイン制作会社では、自分の仕事が世の中に出た後、どのように展開され、機能しているのかは知ることができませんでした。
お客様や店舗の仲間が自分が仕上げたツールを実際に使用する中で、どう機能しているかを把握・検証・改善できるのは、インハウスならではです。そして、そのような環境はデザイナーの成長につながるものだと思います。
まとめ
今回は記憶に新しいプロジェクトとして、「パセラのハロウィン」に関する仕事について、リードデザイナーの蔭山さんに話をしてもらいました。いかがでしたか。
今回の案件はデザイナーの立場で、サービス現場のルーム企画から施工までやったというところが面白い点だと思います。蔭山さんは実際に店舗に行き、田中副店長をはじめ、現場の仲間としっかりコミュニケーションをとって、案件完了まで伴走しました。
施工当日はチームミーティングがありましたが、飾り付け中のカラオケルームからZoomで参加していました。そのような経験はNSグループならではのものだと思いますし、デスクに張り付いてするデザイン業務とは少し違った刺激になるはずです。
後日、私を含めたメンバーで完成したハロウィンルームを見に行きましたが、嬉しいことに予約でいっぱい!清掃の合間に滑り込み、お客様に満足いただけるクオリティであることが確認できた一方で、反省点や今後へのアイデアも見つかりました。
やはり現場を見て、実際に体験するって大事ですね。
以上、インハウスデザイナーの仕事図鑑、第1弾蔭山さんのエピソードはここまでです。今後も定期的にNSグループクリエイティブチームのメンバー&仕事紹介記事をアップしていきますので、ぜひお楽しみに。
現在、NSグループでは以下の職種で新たな仲間を募集しています。興味がある方はぜひ下記募集記事よりご応募ください。