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【マーケターインタビュー】新卒で個人事業主になることを選んだ独自のキャリア。「出来ないことなんてない」という価値観と共に、未経験のAI業界へ挑戦

技術革新が激しく、成長拡大のスピードも早いAI業界。常に最先端の知識を自ら学び、アップデートし続ける力が求められます。

今回紹介するのは、「自走できる人材」として入社した西村さん。新卒で個人事業主となり、その後も起業や事業会社での広告運用などのさまざまな業務を通じて、キャリアアップしています。前職までのユニークな経歴と、そこから得た学びについて詳しくお聞きしました。

西村 由依 / マーケティング担当

大学卒業後、YouTube・SNS動画編集を手がける個人事業主としてキャリアを積む。その後、沖縄に移住しフォトグラファーとして活躍。経営者となることを目指し起業に挑戦するも、新たな道を模索。ITメガベンチャーの子会社にてWeb広告運用を経験した後、株式会社APTOへ入社。

新卒で選んだファーストキャリアは「個人事業主」

ーー学生時代の就職活動は、どのように取り組んでいましたか?

就職活動を始めた時から、将来は経営者になりたいと思っていました。学生だからできることって何だろうと考え、自分なりに答えを探し、行動もしていたんです。

例えばカンボジアやフィリピンでボランティアに挑戦したり、経営者100名ぐらいと会ってお話を聞いたりしました。そうしていくうちに、社会問題に対してすぐ行動できるのは経営者なのかもしれないと思うようになりました。

東日本大震災で貢献した経営者の方や、スポーツがしたいけれどできない子どもたちにスポーツ用具を寄付する経営者の方を知り、本当に素敵だなと思いました。私も自分がこれをしたい!と思った時に行動に移せるような、スキルもリソースも持っているような、そういう人に私もなりたいと感じました。

ーー就職活動をしていたにもかかわらず、新卒でフリーランスの道を選んだのは、なぜでしょうか?

大学3年〜4年の時にコロナウイルスが流行り、授業はほぼオンラインでの実施となりました。飲食店でのアルバイトもできなくなり、家にいる時間だけがたくさんあるといった状態です。今でこそPCをメインとした仕事をしていますが、当時はPC自体まったく使えないほど機械に疎かったのを覚えています。

ところが高校時代の先輩がYouTubeチャンネルを立ち上げることや就職活動で出会ったYouTubeマネジメント会社の方の独立などをきっかけにYouTube動画の編集の案件が舞い込んできました。

もともと好奇心は旺盛なタイプだったので、すぐに行動に移し、なんとか独学で動画編集を学び案件に対応していました。時間だけはあったため、動画編集スキルをあげることに大幅な時間を割くことができました。

就職活動を続けるものの、挑戦したい会社やビビッとくる会社に出会えず、今の仕事を極めることの方がワクワクしたため、ファーストキャリアですが個人事業主として働こうと決意を固めました。

ーー動画編集とは、具体的にどのような業務をされていたのですか?

YouTuberが撮影した動画を編集するのですが、テロップ作成やBGM、効果音をつける作業が多かったです。Instagramのショートムービーの撮影を担当することもあり、30秒〜1分ぐらいの飲食店PR動画も作成しました。飲食店だけでなく、これからモデルや俳優を目指したい方の自己紹介動画もありましたね。

案件自体は知り合いのご紹介などで依頼が寄せられるため、営業活動にはそれほど力を入れなくても大丈夫でした。自分のHPを持っていたので、そちらからの問い合わせもちらほら。1年目はスキルアップしたかったこともあり、月20本は作成していたと思います。

睡眠時間が少なくなっても夢中になれたので、やりきることができたのだと思います。合計でこれまでに100本以上は制作したと思います。

沖縄へ移住し、フォトグラファーにも挑戦。人とは違うキャリアを歩み続けてわかったことは「出来ないことなんてない」ということ

ーー大学卒業後、3ヶ月で沖縄に移住されています。その時もフリーランスで仕事を続けていたのですか?

そうですね。沖縄に移住し、企画・撮影を担当できるPR動画に携わろうと思いましたが、需要が少なかったんです。YouTube動画の編集を続けながら、ウェディングフォトの撮影やウェディングムービーの制作を手がける仕事も増やしていきました。

フォトグラファーとして結婚式場へ営業に行ったり、アパレルショップに「Instagramに掲載するための宣材写真を撮りませんか?」と提案したりしていました。呉服屋さんと一緒に「シングル家庭の方に無料で振袖を着付け・ヘアメイクし、撮影する」というプロジェクトを立ち上げたこともありました。

ーー個人事業主として、動画編集とフォトグラファーを経験し、どのような学びを得ましたか?

これは今でもある種の指針となっているのですが、一番学んだことは「出来ないことなんてない」ということです。私自身、最初はPCも全く触れませんでしたし、一生やらないとすら思っていました。それでもきっかけさえあれば、何でもできると分かりました。

今はAPTOに入社し、未経験からマーケティングの仕事を担当させていただいています。不安はたくさんありますが、だからこそできた時の達成感や、得られるものは大きいと思っています。

やはり、0から1を立ち上げるって本当に失敗の積み重ねなんです。営業に行ってもすぐに断られますし、信頼して取引を始めたら急に相手と連絡が取れなくなったり。そうした失敗は、挑戦したから得られた経験でもあります。その経験は、何をするにしても次に繋がっている。そう思えるようになったことは、自身の仕事観に対して大きな影響を与えていると感じます。

ーー人と違うキャリアを選び、やり続けてきた原動力はどこにあるのでしょうか?

少し遡りますが、高校3年生の時にこれからの進路を決めるじゃないですか。私は母子家庭で育ったため、経済的にも進学が難しく、就職しか選択肢がない状況に立たされていました。

そんな状況とは裏腹に、それでも周りは当たり前のように大学に進学することを前提としていましたし、そんな姿がとてもキラキラして見えていました。

私も大学に行ってアルバイトをしたり、好きなことをしてみたい。海外にも行きたい。そんな気持ちを諦めきれず、なんとか必死で奨学金を得られる結果を出し、苦労して進学へのチャンスを掴み取ったんです。だからこそ、周りの大学生よりも「良い経験をしよう。何か、飛び抜けてやってみよう。」といった強い思いを持っていました。

ITメガベンチャーの子会社を経て、よりスピーディに成長できる環境へ

ーーその後、広告代理店に入社されていますね。どのようなお仕事をされていたのでしょうか?

ITメガベンチャーのグループ会社で、さまざまな会社の広告運用をしていました。PR動画をはじめ、仕事で広告に触れる機会があり、興味を持ったことが入社のきっかけでした。

私がいた広告事業部では、CV(コンバージョン)を獲得するための施策をコンサルタントと話し合い、営業担当がクライアントに提案。私は運用担当として、営業とチームを組み、SNSやGoogleなどのWeb広告全般を手がけていました。また、クライアントの窓口担当として、問い合わせにも対応。入稿後の打ち合わせにも同席し、サポートしていました。

ーーそこから転職を考えたのは、なぜだったのですか?

実際に働き始めましたが、もっと成長できる環境でチャレンジしたいと考えるようになったためです。もう少し早いスピードで、自分が目標としている姿に近づきたいと思うようになり、すぐに決断しました。

ゆくゆくは経営者になりたいとも考えていたので、起業の参考になるスタートアップ、ベンチャー企業に転職しようと思いました。

実は入社する前、「沖縄でローストビーフ屋さんを立ち上げよう」といった誘いがあり、知り合いと共に起業をしたことがありました。しかし社長がすべて1人で事業を進め、何も学ばないまま、会社は倒産。キッチンカーの導入を提案し、これから順調に進めていこうとしていた矢先の出来事でした。その時の後悔が大きく、組織に対して自分がどこまで貢献できるかを試してみたい気持ちが蘇ってきたこともきっかけの一つでした。

ユニークなキャリアの変遷を「自走できる人材」と評価してくれた

ーーAPTOに入社しようと思われた決め手は何ですか?

私のキャリアを履歴書に書くと「若いのにキャリア形成がされていない」「キャリアチェンジの数が多い」と思われるのか、書類選考で落とされてしまうことがとても多かったんです。自信を持って、自分のキャリアについて話せないことも嫌だなと感じていました。

ところがAPTOでは私のキャリアを面白いと評価していただき、良いところを見てくれました。個人事業主での実績や、全社での取り組みについて「自走できる」と判断してくれたようです。

面接の段階でも「こういう点で貢献してほしい」と伝えてくれたため、入社後のイメージも具体的につかめました。

ーー実際に入社をしてみて、いかがですか?

未経験入社でしたが、特に大きな不安はありませんでした。

転職活動を進める中で、AIの将来性を強く感じていましたし、様々な会社の話も聞きましたが、IT業界が一番面白いと思っていました。変化が激しい業界は成長にも幅がありますし、自然と自分をアップデートさせていかなければなりません。

「教師データ」という言葉も初耳でしたが、事例を学んでいくうちに自分たちの暮らしに身近だと分かり、さらに興味関心が深まりました。

私は2024/2入社なので、まだOJT中ではあるのですが、これからはマーケティング担当として、SEO対策やホワイトペーパーの作成、ウェビナーの企画運営、イベントなどのPRを幅広く担当する予定です。

10人にも満たないフェーズの企業に入社させていただいているので、マーケティング活動以外にも、採用やマネジメントなどにも携わり、会社を作っていく側に立ちたいと考えています。

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