株式会社シンシア・ハートの会社情報 - Wantedly
株式会社シンシア・ハートの魅力を伝えるコンテンツと、住所や代表・従業員などの会社情報です。すべての人がいくつになっても自分の未来に期待し、今を生きること、明日が来ることにときめくことができる社会をつくります。
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こんにちは。株式会社シンシア・ハートで代表取締役をしている堀内猛志(takenoko1220)です。
このnoteでは、起業を志してベンチャー企業に新卒入社したのに、結局17年も所属してしまった結果、38歳6か月にしてやっと起業した人間のヒューマンストーリーという名のポエムブログを書いています。
妻が亡くなってから、9月23日で3か月が経ちました。最近は「もうこんなに時間経ったのか」と感じることが多いのですが、今回のことばかりは「まだ、たったの3ヶ月なのか」と感じています。妻にも息子にもしっかりと向き合って、1日1日を大切に生きているからかもしれません。
9月の振り返りでは、そんな風に毎日を過ごしている僕と息子の近況をお伝えしていきたいと思います。
「いつも通り」にいかない毎日
息子と共にどこへでも
初めての父子旅行
人生の目標をアップデート
仕事とファイナンスの違い
ファイナンスの変化
DIE WITH ZERO〜ゼロで死ぬ〜
芝生を克服する息子
あえて不快な空間へ
子どもも新人も日々成長
人生は全てがつながっている
一歩ずつ前へ
内面をオープンにする意義
メンバーを募集しています
以前の僕には曜日ごとのルーティンがあり、朝起きてから夜寝るまで、ある程度決まったことをして過ごしていました。今も、ルーティン化してオートマティックにこなせている部分はあるのですが、どんどん難しくなってきています。
それは、息子が日々成長し、毎日違ってきていることが理由です。僕が昨日と同じことをしようとしても、同じようにはやらせてくれないんですよね。
でも、「そんな声も出すようになったんか」「ここまで手動かせるんか」「これも食べられるようになったんか」といった、息子の一つひとつの成長を心から嬉しく思います。
それを忘れないようにと、諸先輩方からのアドバイスも受けて毎日動画を撮って見返しているので、「あっという間に過ぎていったな」と思うことも、「先週何したっけな」と忘れることもほぼありません。
彼のおかげで毎日が本当に刺激的で「1日たりとも同じ日はなかったな」という感覚です。
僕が毎日を新鮮な気持ちで過ごせているのは、人とのつながりのおかげでもあります。
妻の病気の発覚から闘病、そして、妻との別れ。さらには、その後の自分の感情まで公開していたからこそだと思うのですが、久しぶりに会う方も含めて、たくさんの方から声をかけてもらい、息子といろいろな場に参加することができました。
9月に行った場所は、焼肉屋やテラス席のあるレストラン、ホームパーティーなど。飲み会の際にも「連れておいでよ」と言ってもらい、居酒屋にも行きました。
僕も息子も新しい体験ができましたし、これまでとは違うサービスや優しさを受けることも多く、本当にありがたかったです。皆さんのおかげで、週末にはいつも楽しい予定があり、充実した日々を過ごせています。
9月は、友人たちと家族ぐるみの旅行に出かけ、息子と2人で初めての場所に泊まるという経験もしました。
今までは、僕が旅のプランを立て、妻が息子の準備をするという役割でした。でも、これからは僕一人で全てをやるしかありません。子どもの物は「現地で買おう」がなかなか通用しない分、もしもの時に備えてたくさんの物を持っていかなければならないんですね。
幸い、息子と同じ年齢の子を持つ友人から持ち物リストを共有してもらうことでなんとかなりましたが、妻は、僕の知らないところで、本当にいろいろなことに気を配って準備をしてくれていたのだと気づきました。
僕はいつも頭を使っていないわけではありませんが、毎日同じ業務をして、同じ人と会うのと、日々新しいことをするのでは、脳への記憶の残り方が全然違うのだと実感する毎日です。
先月の創業noteにも書いたとおり、8月下旬から9月上旬までは、出会いも仕事もキャパオーバーで、何かをインプットする余裕がありませんでした。きっと、息子のことばかり考えていて、脳の容量が足りなかったんですね。以前は、常々新しいことを考えていたのに、なんらインスピレーションが浮かんでこず、しんどい日々でした。
それでも、少しずつ脳の容量の空きができ、最近ではだいぶ前向きになってきました。出会いに対してポジティブになり、「新しいことを考えてみようかな」と思えるまでに気持ちが変化してきています。ちょっと前の僕は、仕事もプライベートも、目の前の足元ばかり見ていましたが、もう少し遠くを見る余裕が出てきたなという感じです。
そこで、2年前の年末に立てた目標をアップデートすることにしました。当時と比べると、プロダクトの解像度も上がっていますし、何よりも息子が誕生したことが大きな変化です。これらを踏まえて、自分のあり方や「どんな人生だったら素敵か」を逆算しながら、目標を考えてみました。
僕は、「趣味」「仕事」「ファイナンス」「健康・美容」「家族」「知性」「社会貢献」「人間関係」の8つで構成される円(=バランスホイール)を用いて目標を立てています。
第一に考えるのは「ファイナンス」の部分です。仕事とファイナンスを同じように感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、別物として扱います。仕事は、お金を払ってでもやりたいこと。ファイナンスは、お金の出入りと考えてください。
実は、仕事とファイナンスを一緒にしていると、仕事って楽しくならないんですよね。お金のために仕事を頑張るという構図では、仕事で好きなことができないからです。僕は、身銭を切ってでもやりたくなることが仕事だと思っています。
ただし、ファイナンスにある程度の見通しが立たないと、両者を分けるのはなかなか難しいかもしれません。
実際に、僕が独立する時は、iDeCoやNISA、株式運用、小規模企業共済などを駆使し、5年間1円も稼げなくともキャッシュがバーンアウトしない方法を躍起になって考えていました。
ところが、今は大きく状況が変わりました。妻が亡くなったことで、ローンが半分消えましたし、遺族年金も月に数万円入ります。シングルファザーの手当もあるので、よほどのことがなければ普通に生きていけそうです。
でも、妻が遺してくれた貯金や保険、遺族年金は貯めながら運用して、息子が成人するまで遺しておこうと思っています。
少し話が逸れましたが、改めて目標を考えたときに浮かんだのは「DIE WITH ZERO」というワードでした。
これをタイトルに掲げた本は、Amazonでカテゴリ別のベストセラーにもなっており、「お金は死ぬまでに使い切る」「モノよりコト(経験)にお金を使う」「45歳からはお金を使い続ける」といったことが書かれています。
そこで、僕は、息子の「非認知能力」と「運動能力」を伸ばすために、息子と一緒に体験したいことリストを作り始めました。
お金を払ってどこかに預けて学ばせることもできますが、僕自身も一緒になって体験する方が楽しいはずです。さまざまな体験を一緒にしていく中で、息子が成長していってくれればいいなと思っています。
最近行っている体験の一つに、息子と一緒に公園で過ごすというものがあります。僕は「100mを11秒台で走ること」を目標にトレーニングをしているのですが、その週末の自主練に息子を連れて行くんです。
僕が100mを何本か走る間、息子はトラックの内側にある芝生エリアにいてもらいます。このように言うと、息子が芝生の上でハイハイしたり、歩いたりしている様子をイメージする方も多いのではないかと思うのですが、小さな子どもは、芝生の感触を嫌うようです。息子も例に漏れず、レジャーシートの上に座って待っているのが定番でした。
ところが、9月の最終週に、初めてその場から動き出したんです。芝生の上をてけてけ歩く姿に、成長を感じました。
成長してくれるのは嬉しいのですが、自ら動き始めると、芝生に足をとられて転んだり、土を触って舐めたりすることもあります。自宅のように息子にとって快適な空間なら、そんな危険はなく、病気や怪我などのリスクも少なく安心です。
一方で、ずっと家にいると、彼は近くを見る力しか使わない気がしています。あえて外に出るからこそ、遠くにいる父ちゃんを認識する、遠くで呼んでいる父ちゃんの声を聞き分けるといった力が育つはずです。
息子の成長のために、仮に泣かれたとしても、快適ではない空間にも積極的に連れ出そうと思っています。
ちなみに、子どもの発達において大事な考え方の一つに「モーターコーディネーション」というものがあります。これは、身体のさまざまな部位を、脳の指令に合わせてスムーズに動かす能力のことです。たとえば、ボールとの距離を測ってキャッチする、豆などの小さい物をつまむ、転びそうになったら手をつくなどの能力があります。
僕は、帰宅後の約1時間は息子と遊んで過ごすのですが、僕の100m走の実践とも照らし合わせつつ、「こういう遊び方だったら、この能力が鍛えられるかな」といったことを考えます。
それに、僕の仕事のメインである人材開発や組織開発の本質にあるのも「人の成長」です。息子の成長を支えることは、新入社員を育てることにも通じる気がするんですよね。僕はやっぱり人の成長に携わることが楽しいですし、好きなことなのだと思います。
バランスホイールの話に戻りますが、「趣味」「仕事」「ファイナンス」「健康・美容」「家族」「知性」「社会貢献」「人間関係」の8つは、それぞれ独立しているように見えて、影響し合っています。
結局のところ、仕事や趣味だけで生きていくのは無理な話です。ゲームが大好きだからそればっかりやりたいという人がいたとしても、数時間プレイし続ければお腹が空きます。本当に食事も取らず、運動もせずにゲームをしていれば体を壊すでしょう。それに、一人で黙々とゲームをしていて、家族や友人との繋がりがゼロでいいのか、という疑問もありますよね。
何か一つだけに集中しようとしても、人間はいろいろなしがらみの中で生きているので、それぞれの要素は何かしら繋がってくるはずです。僕は、今の生活や家庭環境にアジャストしてゴール設定を見直す中で、改めて、8つの要素全部を大事にしたいと思いました。
遠くを見る余裕ができたことで、「ゴールを実現するためにはこんな時間も必要だな」と考えられるようになりました。また、自分から動かなくとも、発信しているだけで「一緒にやろう」と声をかけてくれる方もたくさんいます。
会社としても、9月には重要なポジションを担うメンバーが入社し、10月にも1人仲間が増えるなど、どんどん組織が前に進んでいる感覚があります。ようやく、プロダクトのローンチにもこぎつけられそうです。
未来を見据えつつも足元を固め、仲間も増えていく。この感覚が、すごく自分を前へ前へと進めてくれている気がしています。ということで、結論、今日も僕はハッピーです!
実は、全く面識のない方が、先月の創業noteを読んでご自身のnoteに感想を書いてくれていました。要約すると、「会社の代表としてではなく、個人として、内面を全てオープンにしていることに驚いた。自分が会社のメンバーだったら、そんな社長を心から信頼できるだろう」といったことが書かれていて、僕自身めちゃくちゃ嬉しかったです。
実際、僕は日頃から「意味」や「意義」を考えながら動く人間なのですが、それらを全て言語化するには時間が足りず、社内外のメンバーに対して表面的なことだけを伝え、誤解を招いてしまうこともあります。
でも、今、僕に何が起きていて、どんなことを考えているのかをメンバーが知ることで、言葉の裏にある背景や価値観を読み取り、「だからこういう指示なんだな」と理解しやすくなっている部分もあると思うんです。
また、僕は自分自身のためにこのnoteを書いていますが、僕のことや家族のことを心配してくれる人たちや、息子の成長を知りたいと言ってくれる人たち、どんな温度感で僕に声をかけたらいいかわからない人たちなど、みんなのためにもなっている気がしています。
見ず知らずの方が書いてくれた感想を読みながら、「noteを書いていて良かったな」と、改めて感じました。
僕が代表を務める株式会社シンシア・ハートは、おかげさまで5月末で第3期を終了し、6月から第4期を迎えました。
当社の掲げるビジョンは「全世代がときめくAgelessな社会をつくる」こと。年齢に関係なく、全ての人が自分の未来に期待し、今を生きること、明日が来ることにときめくことができる社会をつくるため、全力を尽くしていきます。
そんな当社では、現在創業メンバーを募集中です。COO候補をはじめ、キャリアアドバイザーや求人ライターなどさまざまなポジションがあり、副業やフルリモートといった働き方も選べます。
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