前編では、三上さんの“音楽からITへ”というユニークなキャリアを中心にお届けしました。後編では、メドエックスでの現在の仕事や価値観、そしてこれからの展望をさらに深掘りしていきます。
プライベートでは旅好きな一面もあり、2024年の元旦はチェコ・プラハで迎えたのだとか。そんな三上さんが、メドエックスでどんな役割を担い、何にワクワクし、どんなことを大切に働いているのか。“兄貴分”ならではの視点で語っていただきました。
音楽業界で培った“伝える力”と、コンサルティングやスタートアップで磨いた“仕組みを作る力”。その2つの強みを武器に、今はプロダクトマネージャーとして、社会に新しい可能性を広げています。
──早速ですが、現在の担当業務を教えてください。
メドエックスでは、プロダクトポートフォリオ戦略やサービス開発のマネジメントを担当しています。簡単に言うと、「どのサービスをどう育てていくか」を考えながら、エンジニアやデザイナーと一緒にプロダクトを形にしていく仕事です。
スタートアップらしくスピード感があるので、意思決定の早さと挑戦できる自由さが魅力ですね。
── 最初にメドエックスに参画しようと思ったきっかけは何だったのですか?
一番の理由は、医療×SNSという切り口にピンときたからです。
医療業界ってどうしても堅いイメージがありますが、そこにSNSのような柔らかいコミュニケーションを持ち込むことで、新しい世界を作れるんじゃないかと思いました。
自分のキャリア的にも、戦略とプロダクトの両方をやってきたので、“このテーマなら面白い挑戦ができそうだ”と感じて参加を決めました。
──SNSを活用した採用活動についてはどう感じていますか?
とても面白い取り組みだと思っています。単純に「求人媒体がSNSになった」という採用チャネルが変わるということではなく、リーチする層や訴求する内容がそもそも変化し、違う商流を作り出している。
たとえばInstagramで発信するなら、文章よりも「雰囲気」や「世界観」で伝える必要がある。その違いが新しい商流やつながりを生み出していて、これからの採用のあり方を変えていく可能性を感じます。
──SNS採用のメリットについてはいかがでしょうか?
医療業界には「看護師不足」と「潜在看護師の存在」という矛盾した大きな課題があります。SNSは、そのギャップを埋めるきっかけになると思っています。職場のリアルな空気感や働く人の声を、“同じ目線”で発信できるのがSNSの強み。時間やコストの面でも効率的だし、なにより人の想いが伝わりやすい。それが一番の魅力じゃないかなと思います。
──色々な可能性があるとお考えなんですね。会社のビジョン「医療従事者が笑顔になるために」について、どう感じていますか?
素晴らしいビジョンではありますが、医療って命を預かる現場なので、“笑顔になる”って実はものすごくハードルが高い。サービス開発を行う議論の中でもその大変さを感じますが、反面とても意義のある取り組みだと感じます。
──仕事で「幸せだな」と感じる瞬間を教えてください。
やっぱり、プロダクトがリリースされた瞬間ですね。チームで何度も議論して、手を動かして、ようやく形になったものが世の中に出るときは、何度経験しても達成感がありますね。新しいアイデアを形にしていく流れ、ゼロから企画を立ち上げて、チームと一緒に形にしていく過程が好きですね。
──周りからはどんなキャラクターだと思われていますか?
うーん……口うるさい兄貴分だと思われてるかもしれません(笑)。
僕もそうですが、菅又さんや袈裟丸さんもHiPro Directというエージェントサービスに登録していて、右高さんから直接オファーをいただいてジョインしたんですよ。
けれど僕らはみんなプロだから遠慮なく、社長の右高さんにもビシビシ厳しいことを言わなきゃならない。
メドエックスの父菅又さんも優しいし、スパルタとか言っているけど袈裟丸さんも甘いし、結局僕だけ厳しいことを言ってる損な役回りかも。
──なるほど、そうだったんですね(笑)でもそれは、会社を想う愛ゆえの厳しさなわけですね。次に、子どもの頃の夢を教えてください。
音楽の世界で生きることでした。実際に、IT業界に入る前は職業ミュージシャンとして活動していましたし、今でも、「丁寧にモノをつくる」「人に伝わるものをつくる」という部分は共通していて、その感覚がプロダクト開発にもすごく活きていると思います。
──休日はどんなふうに過ごしていますか?
旅行が好きです。2024年の元旦はチェコのプラハで迎えたんですが、本当に街全体が美しくて、どこを歩いても絵になる。旅先での体験って、自然と新しい発想につながるんですよね。
──本当に素敵な街ですね!
最後に、入社を考えている方へメッセージをお願いします。
今のメドエックスは、まさに立ち上げ期のど真ん中。仕組みもチームも、これからどんどん形を変えていくフェーズです。
「未完成だからこそ、面白い。そんな空気を楽しめる人には、最高の環境だと思います。チャレンジや成長を求めている方は、ぜひ一緒に未来を作っていきましょう。
次回は、実際に現場で働く看護師メンバーのインタビューをお届けします。
医療の最前線に立つ彼女たちが、どんな想いで“医療×SNS”に向き合っているのか。どうぞお楽しみに。