WEB業界で働き始めて24年。独立をしてブリッジという提案型の WEB制作会社を立ち上げて9年。高田馬場にオフィスを構えて3年が経ちました。
写真は3年前にオフィスを借りてすぐのウキウキの時のものです。
まだまだ道半ばだし、まだまだこれからと頑張っているところですが、振り返ってみるとなかなか面白いキャリアだったなと思います。
この年になって思うのは、自分に自信がついてから次のステップに行こうとか、もっと経験を積んでから新しい環境に移ろうと思っていると、確実にチャンスを逃してしまうよなということ。
だから、ゆくゆくはという言葉が好きじゃありません。
自分がこの先どう生きていきたいのか、どんな仕事をしていきたいのか。そんなことを考えていて、そろそろチャレンジのタイミングだと思うならば、今すぐ行動に移すべきなんじゃないかなと思います。
年をとればとるほど、チャレンジは怖くなるし、受け入れる会社の期待値も上がります。ポテンシャルでの採用は難しくなります。
仕事の内容や給料のことはもちろんあるけれど、自分がどんな役割を果たす人間になりたいのか、それを実現できる環境はどこなのかという視点で働き先を見つけるのも悪くないと思っています。
例えば、僕たちの会社では、デザインやディレクションといった職域でリーダーシップをとりながら、自分たちで環境や仕事をつくっていける仲間が欲しいと思っています。
デザイナーもディレクターも手を動かすだけではなく、クライアントのビジネスを理解し、要件定義や企画、コンセプトメイクから携わり、プロデュースをする役割を担える人。
UIやUX、デザイン、映像、写真、情報設計、構築技術、広告、EC、ブランディング、マーケティングなどを踏まえた上での仕事ばかりです。
今はまだ完璧でなくても、向かうべきゴールが共有できればあとは行動するだけです。
そういう意味では、興味の範囲が狭い人にはしんどい職場かもしれません。自分の役割はコレと決めた瞬間に成長できる範囲は狭くなります。逆に、チャレンジしたいと思う人には、刺激的な環境なんじゃないかなと思っています。
先日入社したプロデューサー候補のディレクターも、チャレンジの真っ最中です。わかるとできるの違いを実感しながらも、インプットとアプトプットを繰り返しながら、いつか線となるであろう点を打ち続ける日々です。
今はわからないことだらけでも、行動し続ければ点が線になる日はやってきます。点が線となった時、いろんなことがこの瞬間のためにあったのかと気がつくはず。その時のなんとも言えない感覚は、何ものにも変え難いものがあります。
その感覚こそが、本当の意味での成長の証であり、経験なんじゃないかなと。
僕がかつて働いていた会社の社長に「ここでのすべての経験が退職金です」と言われた時には「何言ってるの?」と思ったことがありますが、今では本当に感謝しています。その通りでした。
お金では手に入らないものをたくさん分けて頂きました。足りないものもたくさんあったけれど、それを自分たちの手で補い、ないものはつくる、うまくかないことは改善するというかけがえのない経験をさせてもらいました。すべてがチャンスでした。
日々の成長もあるけれど、人としての本当の成長や経験を実感するのは、時間が経ってからだということに気づいた時に、そうした実感を早く感じられる会社にしたいと強く思うようになりました。
人は必ず年をとります。
年齢なんて関係ないという人もいるけれど、僕はそうは思いません。気力は変わらなくても、考え方は変わるし、体力も落ちていきます。残念なことだけれど。
だから、同じ経験なら早くした方が良いし、失敗も早くたくさんした方が良いと思っています。
経験しながら吸収できるのなら、なるべく早い方が良いと思っています。その方が積み重ねていけるものはどんどん大きくなるから。
自分はこうやって生きていきたいと思うなら、すぐにチャレンジした方が実りのある人生になるんじゃないかなと思います。
こんな会社に興味をもってくれる人がいれば、お話ができると嬉しいです。