エー・アール・システムでは近年、外国人社員の積極採用を行っています。
これまでに中国・韓国・ベトナム・インド・ウズベキスタン・スウェーデン・スリランカとさまざまな国のメンバーを迎え入れてきました。外国人社員を積極採用するのは、国内外問わず優秀な人材を囲い込んでいくため。そして目まぐるしい変化する現代において多様な人材を確保することが会社にとって良い刺激をもたらすと考えているからです。今回はインドから単身日本に来て開発部門のエンジニアとして活躍しているメンバーにインタビューしました。
<プロフィール>
Prashanth Charan(チャラン・プラシャンツ)
インド出身。12歳ごろから品質の良い日本製品などから日本という国にあこがれを抱き、インド現地で独学で日本語を習得。日本での就職を目指しシステム開発などについて学んだ。日本企業のインターンシップ参加を経て2023年9月にエー・アール・システムに入社。
「日本のものはクオリティが高い」と憧れ
ーー日本での就職を希望した理由を教えてください。
もともと12歳くらいの頃から日本という国に憧れを持っていました。
日本のゲームやアニメ、漫画が好きだったのと、機械製品など「日本のものはクオリティが高い」と思っていたことがそもそものきっかけです。
インドにいた頃はバイクに乗るのが趣味だったのですが、精度の高い日本のものにも触れていく中で、さらに憧れを強くしていきました。インド現地ではなく海外で働こうと決めたのは高校生の頃です。
ーー働く上で、インドと日本の違いはどうですか。
インドは人口が多いため就職市場における競争がとても激しいという事情があります。
そうしたこともあり大体2割くらいの人が海外に出て働いています。
海外に出て働くインド人に人気のある国としてはアメリカやドイツ、オランダ、オーストラリアがあります。
正直にお話しすると日本はインド人の働く場所として人気のある国というわけではないのですが私にとっては魅力的な国ですので日本を中心とした就職活動を行いました。
またインドは日本と文化が違って働き始めても家族とずっと一緒に過ごしていくというのが普通です。
そうした文化背景もあって海外に出て働きたいけどインド現地で仕事をしているという人たちも2割くらいはいるイメージがあります。
ーー働き方の面ではどうでしょう。
日本はあらゆる面でルールがはっきりしていて良くも悪くもキッチリしていると思います。
その点、インドは日本と比べると柔軟だと思います。
例えば始業時刻に数分遅れても問題ないとか…これはある種ルーズということかもしれませんね。
逆にインドは「残業代」といった考え方がないのですよね。なので、「日本ももっと柔軟になったら…」と思うこともありますが、一概にどちらが良いとは言えないですね。
また、日本人はルールを守ることができるからこそルールがしっかり決まっているのかなとも思うようになりました。こういった部分でも日本とインドでの違いを感じますね。
約1年かけ独学で日本語を習得
ーー日本語はどうやって習得したのですか。
日本に行きたいという強い希望から、インド現地で基本的には独学で学びました。大学の勉強に集中するためにときどき休みを取りながらでしたが、約1年間かけて日本語を勉強してから日本に来ました。日本語がわかる人に英語を教えてあげる代わりに日本語を教えてもらったりもしましたね。働くために日本に行こうとしていましたので、「敬語」の部分は特に重要視して勉強しました。
ーー実際に日本に来てみてどうですか。
日本はとても住みやすいと思います。食事も美味しく、人もみんな優しいです。こちらに来てからプライバシーの確保もかなり行き届いていると感じましたね。このあたりは特にインドと違うと思います。あとは生活コストも抑えられるなと思いました。住居費や食事もインド現地と比べてもリーズナブルに済んでいますね。やっぱりインドに戻って働きたいな、と思うことはいまのところないくらいに快適です(笑)
「同じ国の人が働いている」ことに安心感
ーーエー・アール・システムに入社したきっかけについて教えてください。
最初の就職から日本で働きたいと思い、インド現地からリモートで就職活動をしました。求人サイトなどを通じて仕事を探し、4社くらい受けていたのですが、そのなかでも魅力的だったエー・アール・システムに内定を頂いて入社を決めました。内定を頂いたのが2023年の春頃で、2023年の9月に入社しました。日本での生活もその時からスタートしました。
エー・アール・システムを魅力に感じたポイントとしては、すでにインド人が働いていたことが大きかったです。やはり知り合いも誰もいない状態で働くことに不安や心配はあったので、家族からも「母国語が通じる人がいる環境にしたほうがいい」と言われていました。インド人がいる環境は心強かったです。もう一つは代表の中村の人柄です(笑)面接のときもとても情熱的で話も面白く、「この人についていきたい!」と思いました。私の夢や希望にもしっかりと耳を傾けていただけたのも嬉しかったです。エー・アール・システムで頑張って働いて夢を叶えたいと思いました。
ーーエー・アール・システムで実際に働いてみてどうですか。
とてもチームプレーの強い職場です。エンジニアが開発の作業を進める中で何かうまくいかなかったり煮詰まってしまうことがあっても、「みんなで協力して課題を解決していこう」と支えあう場面が多いです。実際に私も上手く進められない部分があったとき、みなさんからサポートをしてもらって乗り越えています。
夢は「世界中を飛び回るエンジニア」に
ーー今後のキャリアプランの希望などはありますか。
開発者としての能力を磨いて、世界中を飛び回るようなエンジニアになりたいと思っています。仕事でいろいろな国を訪ねたいです。アメリカのボストンにも憧れますし、IT開発分野も急発展しているベトナムやフィリピンといった国にも行ってみたいです。車やバイクが好きなので、そっちでも世界中を回ってみたいですね(笑)