What we do
通販Aceでは受注、出荷、発注、入金など通販業務を1つのシステムで管理することができる。
ARSは「通信販売に特化したシステム開発」の会社として、1991年に創業しました。
私たちの事業はとてもシンプルです。自分たちで開発・更新を続けている通販専門の基幹システム「通販Ace」の開発と販売です。
皆さんがパソコンやスマホで通販を利用するとき、商品が届くまでの間に、裏では膨大な情報管理が必要となっています。
注文を受ける前に、在庫があるかどうかをリアルタイムで表示しなければなりませんし、注文を受けた後は、販売会社だけでなく倉庫、運送会社に瞬時に情報を送り共有しなければ、スムーズな配送はできません。入金確認もしなければなりません。その瞬間に在庫が切れたら、すぐに製造・補充しなければなりません。
これらを電話やメールでやっていたら、膨大な作業量となり、人件費はかかりますし、手作業で行っていると当然ミスが目立ちます。
そこで煩雑な情報処理を、瞬時にこなすのが私たちの通販基幹システムです。
これまで私たちのシステムは約600の企業に採用され、1500億円の流通に貢献してきました。私たちは決して大きな会社ではありませんが商品には高い評価をいただき、多くの大企業で活躍しています。
みなさんがインターネットで買い物をした時、実はその裏で私たちの「通販Ace」が稼働していたかもしれません。
アプリやソフトというと、近年は新しいものがどんどん登場する一方で、あまりに増えすぎているがために淘汰されてしまうものも多い現状です。
しかし、私たちの仕事は少し違って、会社設立時に作った自社のシステムに更新を加え続けているので、淘汰されることなく進化し続けています。
30年間継ぎ足して来た「秘伝のタレ」を、これまでも、これからも育てていくのが現場の仕事であり、現代の「使い捨て」の風潮と真逆のものなのです。
Why we do
私たちのパーパスは、「日本のものづくりを元気にする」ということです。
通販には大きな夢と可能性があります。
通販システムを使えば、遠くに住む人にも、海外の人たちにも、自分たちの商品を買ってもらえる可能性がぐんと高まります。
大きな店を持っていなくても世界進出でき、夢が膨らむ場所といえます。
しかし一方で、「受注処理」「配送手配」「在庫管理」「顧客管理」「売り上げの分析」といった大量の作業が発生するのも事実です。
そこで、複雑な業務は私たちのシステムに全て任せてもらい、モノづくりをする人が「つくる」ことに集中できる環境を提供することで、日本の「モノづくり」や「つくる人」を応援していきたいと思っています。
もうひとつの大きな目的は「中小が大手に肩を並べる」チャンスを作るということです。弱いものが強大なものに勝つ、と言い換えてもいいかもしれません。
上記の通販の利点と重なりますが、既存の大きなルートに同じように乗ったら、中小はどうしても弱くなります。しかし通販を使えば規模に左右されず自由に物を販売できて、売れたらそれを再投資してさらなるモノづくりができる。そういう社会はとても平等で公正です。私たちは大手よりは中小の人たちを応援したい!という強い思いがあります。
いいものがきちんと残れるようなチャンスをどんどん増やしていく。私たちの事業をやる意義はそこにあります。
How we do
私たちの開発ポリシーは、そのまま事業の方向性や姿勢に通じます。
まず第一は「基幹業務に特化します」。
今のシステムは様々なものとAPI連携していく形ですが、お客さまの業種によって「つなげたいもの」はさまざまです。だからその先は好きなものとつながって頂いて、私たちはその根元である基幹に特化し、そこを深掘りします。
第二は「多機能に作ります」。
通販企業は急激に伸びることがあります。
オーダーメイドで最初に完成形を作ってしまうと、その後の変化に耐え切れない場合も多い。なので設定一つで簡単に変えられる、という作り方にしています。その結果の「多機能」です。
過去600社の「こんなことやりたい、あんなことやりたい」のカスタマイズを30年続けた積み重ねが「こういうのあったらお客さん喜ぶよね!」という開発姿勢になっています。
第三は、第二のトレードオフとなる「細やかに対応します」。
システムを多機能に作るとおのずとプロ仕様になり、お客さまから「使い方が難しい」という声も上がります。なので私たちのサポート体制は非常にアナログかつハートフルです。電話でがっつりお話ししたり、客先にしばらく常駐したりします。
この開発ポリシーは「価値観」のところでも述べた「アジャイル」「自由度が高い」というところにも通じています。個々のお客さまの要望に臨機応変に応えて、「それはできません」ではなく「何か方法はないか?」を考える。そして対・顧客でも社内でも、とにかくコミュニケーションをこまめにとることを大切にしています。
私たちはまだ小規模ではありますが、データ構築に関しては職人的な能力集団だと自負しています。そこに人間的なハートと思いやり、熱量をセットにして、日々奮闘しています。