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クラウドエンジニアは「事業に推進力を生み出す存在」。メンバーが語る、KINTOテクノロジーズのクラウド活用の現在地
KINTOテクノロジーズが手掛けているサービスは、「クルマのサブスクKINTO」のみではありません。社内では、さまざまなプロジェクトが進行しています。今回は、トヨタグループの事業を陰から支えているCloud Infrastructureグループに焦点を当て、マネージャーの辻さん、チームリーダーの古代さんにお話を伺いました。
Cloud Infrastructureグループは、社内でどのような役割を担っているのでしょうか。KINTOテクノロジーズが描く未来像を踏まえながら、グループが上げてきた実績、現状の課題へと迫ります。
■辻 Cloud Infrastructureグループ マネージャー/プリンシパルクラウドエンジニア
大学卒業後、金融系のシステム開発を担うSIerへと入社。オンプレミスでのインフラ構築などに携わる。その後、テレビ系の企業へと転職し、インフラエンジニアとして基幹システムなどのクラウドシフトを経験。広告系の企業で Webエンジニアとして活躍したのち、KINTOテクノロジーズへとジョインする。志望の決め手となったのは、ウェブ領域でのトヨタグループの新しい取り組みに魅力を感じたから。クラウドエンジニアとしての豊富な経験を武器に、社内開発の高速化、効率化へと取り組んでいる。
■古代 Cloud Infrastructureグループ カイゼンチーム リーダー/シニアクラウドエンジニア
新卒でSES企業へと入社し、エンジニアとしてのキャリアをスタート。テスターやネットワーク構築、toB/toE向けのアプリケーション開発など幅広い業務に従事したのち、Webシステムの受託開発事業の立ち上げに携わる。その後、SIer、Web系の事業会社へと転職し、主にクラウド領域の開発や運用、保守を経験。2025年1月にKINTOテクノロジーズへと入社した。志望の決め手となったのは、トヨタグループの取り組みがこれまでやってきたこと、これからやりたいことにマッチしていると感じたから。「社会にインパクトを与えるサービスを作りたい」。その想いを胸に、日々業務へと向かっている。
技術と仕組みで“推進力”を生み出す。Cloud Infrastructureグループの役割とは
――辻さん、古代さんはどのようなきっかけで、クラウドの領域に興味を持つようになったのでしょうか。
辻:キャリア2社目の企業でデータウェアハウスのリプレースに携わっていたとき、問題の解決策としてクラウドサービスに行き当たったことがきっかけでした。実際に触ってみると、とても便利ですぐにその可能性に気付くことができました。「クラウド領域を主戦場とするエンジニアになりたい」。そう思うまでに、それほど時間はかかりませんでしたね。
古代:私もキャリア1社目の企業に勤めていたとき、業務の都合から初めてAWSの存在を知り、実際に触ってみたことが、クラウド領域に興味を持つきっかけになりました。当時主流だったサーバー関連のサービスには、セットアップに時間を要したり、利用中にコストがかかり続けたり、といったデメリットがありました。初めてAWSを使ったとき、扱いやすさに感動したことをいまでも覚えています。その後は自然とクラウドサービスに多く触れるようになりました。
――お二人の所属するCloud Infrastructureグループの社内での役割について教えてください。
辻:私たちは、KINTOテクノロジーズ、さらにはトヨタグループが世の中により良いサービスを届けていくために、クラウドインフラの観点からさまざまな開発を行っています。具体的には、AWSを主としたクラウドインフラの設計や構築、運用などですね。
Cloud Infrastructureグループは役割ごとに「インフラチーム」「ソリューションチーム」「カイゼンチーム」の3つに分かれており、それぞれが異なるミッションを担っています。インフラチームでは、KINTOテクノロジーズ社内のプロダクトを迅速にサービスインするためのクラウド環境の構築/運用を、ソリューションチームでは、トヨタグループ各社に向けてのクラウド技術支援を主な役割としています。
古代:一方のカイゼンチームでは、そのようにして構築されたクラウドインフラの仕組みを、事業側にいるメンバーの方たちが自立して運用できるものとするために、さまざまな改修を行っています。今後、トヨタグループのソフトウェアを中心とした事業が拡大し、次々とサービスが立ち上がっていくことを見据えると、現状の仕組みでは、ボトルネックが生まれてしまう可能性があります。そうした課題にしっかりと向き合い、ゼロベースで改良を施していくことが、私たちカイゼンチームの役割ですね。
――Cloud Infrastructureグループは現在、社内でどのような業務に取り組んでいますか?
辻:インフラチームでは、KINTOに関わる様々なサービスのクラウドインフラの構築やコスト最適化/全社へのo11y(Observability)含むクラウド活用推進などを実施しています。ソリューションチームはトヨタグループの各社に対して生成AIを活用したシステムのMVP(Minimum Viable Product)支援や大規模データ分析基盤の構築及びSRE(Site Reliability Engineering)支援などを実施しています。
古代:カイゼンチームでは、Cloud Infrastructureグループが提供するIaC(Infrastructure as Code)のコードリポジトリやクラウド提供の仕組みの改善に取り組んでいます。クラウドの領域では日進月歩ならぬ秒進分歩のようなスピード感で新しいサービスが生まれ続けています。この流れに遅れをとらないよう、既存コードを常に更新しながら、今後の事業のスケールを支える仕組みの設計と構築に注力しています。私個人としては入社からまだ間もないため、実務を通じて、KINTOテクノロジーズの社員として、さらにはCloud Infrastructureグループのメンバーとしての動き方を学んでいるところですね。最近では、辻さんを含む各チームのリーダーと、一連の業務から見えてきた課題についてディスカッションするケースも増えてきました。事業側にいるメンバーと連携を取りながら、より高品質なプロダクトを提供できるよう、業務を進めています。
IaC化が実現した開発の高速化と効率化。背景にあったKINTOテクノロジーズならではの組織風土
――グループの発足から時間が経ち、少しずつ成果も見え始めているかと思います。お二人はCloud Infrastructureグループの実績をどのようにとらえていますか?
辻:最大の成果は、IaCの技術を活用し、システム構築の高速化を実現したことでしょうか。私たちが構築するシステムは、トヨタグループのセキュリティガバナンスに則っていること、各ベンダーの推奨設定に準拠していることが求められます。さらに、トヨタグループ内には金融系の企業も存在するため、より高水準のセキュリティが求められるケースもあるのです。
ノウハウを持ったエンジニアを揃え、時間をかけることで、いくつかのシステムの構築には対応できるかもしれませんが、次々と立ち上がるサービスすべてに対してゼロから設計していたのでは、とても時間が足りません。このような状況に対応するためCloud Infrastructureグループでは、よりスピード感を持って開発を進めるべく、必要なセキュリティ設定のプリセットを、Terraformを使ったIaCツールに取り込みました。これにより、今ではプリセットを活用することで、セキュリティ要件を満たしたシステムを”ボタンひとつ”で立ち上げられるようになりました。それまでは基本のシステム構成を設計・構築するまでの所要時間は数週間程度かかっていましたが、今では最短30分ほどまで短縮され、90%以上の作業時間短縮を実現することができました。
――そのような環境を整備することは難しいのでしょうか。
古代:これまでのキャリアでさまざまなシステムのクラウドインフラの構築に携わってきましたが、KINTOテクノロジーズほどIaCツールが作り込まれている環境は見たことがありませんでしたね。こうすれば楽になるとわかってはいても、実現できている組織は少ないと思います。
辻:2020年にCloud Infrastructureグループの前身であるインフラチームが発足した当初から、IaC化はひとつのテーマになっていました。しかしながら、当時は組織全体の統制が取れておらず、なかば属人的に開発作業を進めている実態がありました。その後、KINTOテクノロジーズ社内では、セキュリティガバナンスを重視していこうという声が大きくなり、その領域を専門にする SCoE(Security Center of Excellence)グループが立ち上がりました。彼らとうまく連携を取りながら環境の整備を進められたことで、IaC化が実現に至りました。
古代:過去には、Terraformを提供するHashiCorp社からお褒めの言葉をいただいたこともあります。「生産性の向上」をキーワードに掲げるKINTOテクノロジーズならではの開発エピソードだと感じていますね。
――実現にはKINTOテクノロジーズ独自のカルチャーも影響していそうですね。
辻:そうですね。メンバー間のコミュニケーションが活発なこと、「とりあえずやってみる」というベンチャー精神が根付いていることは、実現に大きく影響したと思います。私はそのような組織風土がKINTOテクノロジーズの1番の魅力だと感じていますね。一見すると、私たちは「トヨタグループのSIer」のように映るかもしれません。しかし、実際の現場では、事業側と開発側が寄り添いながら、問題の解決を目指しています。ときには私たちから、プロダクト開発の提案を行うこともあります。トヨタグループにとってのKINTOテクノロジーズは、請負先、業務委託先ではなく、協業のパートナーなのです。だからこそ、社内では「自分たちが良いと思ったものを、自分たちで作る」というアプローチが可能となっています。
次の仲間は“手を動かしたい”人。ー求めるのは、好奇心が強く、現場主義のエンジニア
――今後に向けて、課題と感じている部分があれば教えてください。
辻:現在、KINTOテクノロジーズではCIOの景山を先頭に、「リリースファースト」「AIファースト」な運営を目指しています。私たちはこれまで、特に前者のリリースファーストに関して、クラウドインフラの観点から開発の高速化、効率化を支えてきました。しかしながら、当社が創業フェーズから成長フェーズに移りつつあることもあり、アイディアを実現するための人手の不足が目立ってきています。
古代:Cloud Infrastructureグループは2025年度、「生成AIサービスに関連するマルチクラウド技術の標準化」に取り組むことを決めていますが、こうした新たな分野に挑戦する際にも、マンパワーは重要になってきます。トヨタグループがモビリティカンパニーとして、多くの価値あるサービスを世に送り届けていくためには、AIやクラウドの力が欠かせません。ですが、各領域を専門とするエンジニアだけがそれらを活用できるような状況では、大きな推進力が生み出せないのです。技術の標準化は、そうした現状を打破する取り組みでもあります。今後は目標の実現のために、メンバーの採用に力を入れていきたいですね。現状、9名体制で動いているCloud Infrastructureグループですが、2、3年後には倍の規模を目指しています。
――辻さん、古代さんはどのような方にチームにジョインしてほしいと考えていますか?
古代:新しい技術への関心が高く、チャレンジ精神が旺盛な方でしょうか。KINTOテクノロジーズは設立からの約4年で、組織としての基礎を作り上げてきました。これからはそうした土台をベースに、事業を拡大させていくフェーズへと移ります。いま当社にジョインすれば、ベンチャーで働くエンジニアがもっともやりがいや面白みを感じられるであろうこの時期を、余すところなく経験できるはずです。知的好奇心の強い方であれば、必ず活躍できる環境がKINTOテクノロジーズにはあると思いますね。
辻:私は、現場に立って自分の手を動かしたい欲求の強い方に加わってほしいです。先ほどもお話したとおり、KINTOテクノロジーズは大企業であるトヨタグループの一員でありながら、ベンチャーらしい組織風土も併せ持っています。現状は少数精鋭であることもあり、誰もが1人のプレイヤーとして主体的に開発に向かっていかなければなりません。エンジニアのなかには、キャリアの上流にあたるマネージャーとしての働き方が自身のマインドに合わず、ふたたび下流であるはずの現場に戻ってきたり、ベンチャーを志望したりする方が一定数います。そのような想いを抱えている、もしくは抱えたことがある方にとって、KINTOテクノロジーズは最適な環境だと思いますね。みなさんの手を動かしたい欲求は必ず満たせると自負しています。まずは一度、私たちとお話してみませんか?ご応募をお待ちしています。