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こんにちは。ユームテクノロジージャパンの採用担当です。
今回は、ユームテクノロジージャパンの立ち上げを支えてきた小松・片桐へのインタビューをお届けします。創業期を知る2人に、参画のきっかけから立ち上げ期の苦労、採用や組織づくりの変化、そして当社のこれからについて語っていただきました。
はじめに、ユームテクノロジージャパンに入社した経緯を教えてください。
小松)
フリーランスでデザイナーをしていた頃、お客様から「面白いサービスがあるよ」とUMUの話を聞いたんです。コンテンツさえあれば誰でも研修プログラムを作れて、将来はコース販売までできる——そんなロードマップに衝撃を受けました。
そのお客様から「UMUで研修プログラムを作って」と依頼をいただき、夢中になって作り込んでいたところ、創業者のDongshuoと、ユームテクノロジージャパン代表の松田の目に留まったんです。
そこで声をかけてもらったのが参画のきっかけでした。ワクワクしながらUMUをデザインしていた延長で、そのまま仲間入りした、という感じですね。
片桐)
私は前職で外資系のLMS(学習管理システム)を扱っていたのですが、ある商談の場でお客様から「これ知ってる?」と見せられたのがUMUでした。調べてみると「これは人材育成のあり方を変えるかもしれない」と感じるほどの衝撃を受け、勝手に使命感を抱いてしまったんですよね。
グローバルで開発されているサービスを日本で展開していて面白そうだし、「これは絶対広げたい!」と強く思いました。
実際に代表の松田や、すでに入社していた小松と会って話をし、まだ立ち上げ期のベンチャーだからこそ作り上げていける環境にも惹かれました。大企業で決められた枠組みの中で働くよりも、仲間と切磋琢磨しながら形にしていく方が自分には合っているな、と思って入社を決めました。
小松さんから見て、片桐さんが当社に加わった当時を振り返ると、どんな印象がありますか?
小松)
片桐さんは、グローバルに展開しているレジェンド級のLMS企業に勤めていたんです。当時、転職を考えていたわけでもないのに、「なぜ突然UMUに?」という印象でした。改めて考えると、片桐さんを突き動かしたものが何だったのか、すごく気になりますね。
片桐)
思い返すと、働きながら少しでも世の中を良くしたいという思いを常に持っていました。そして、その思いをより大きくレバレッジできるのは、「企業で働く大人の学び」を変えることなのではないかと考えていたんです。
そんな中で出会ったのがUMUでした。初めて触れたときに、「なんて実践的なツールなんだ」と驚きました。それまで自分が関わってきたLMSは、管理者視点の「管理効率を上げること」が目的になっていたのだと気付かされました。「学びを支援する」とはこういうことであり、まさにこれこそが今の日本の学びに必要だと感じたんです。
立ち上げ期には、どのような苦労がありましたか?
小松)
立ち上げの頃は、無我夢中で走っていたので「苦労」という感覚はありませんでしたが、個人的な悩みはありました。当時はメンバー全員がUMUを広める、いわば営業的な役割を担うフェーズでした。片桐さんも他のメンバーも入社前にすでに、営業としてのお客様への立ち振る舞いや業務の進め方をきちんと築いていたんです。一方で、営業経験のなかった私は、その姿と比べて「自分にはできない」と悩んだ時期もありました。今振り返ると、ほんの小さな悩みでしたけどね。
片桐)
UMUでは契約書をつくるのもゼロからでしたし、初めてのことだらけでした。でも不思議と楽しかったんですよね。
小松)
たしかにそうですね。ルールは全部自分たちで作っていくという状況でした。全てのプロセスで、自分でやり方を決められるくらい自由でした。逆にその自由さが合わない人には大変だったかもしれませんが、当社にはそういった人はあまりいなかった気がします。
UMUが立ち上げ期から勢いよく成長できたのは、どんな要因があったと思いますか?
片桐)
パートナー企業の存在なくして、今のUMUはなかったと感じます。立ち上げ期から研修会社やコンサル会社の方々がファンになってくれて、親密な関係を築けました。一般的なベンチャー企業だと、まずは市場認知を得ることに苦労すると思いますが、そうした協力があったからこそ、良いスタートを切れました。
小松)
たしかにそうですね。最初は「何この会社?」「AIって?大丈夫?」と思われても仕方のない状況でしたからね。日本ではメンバーが10人もいない規模でしたし。
でも、パートナー企業がUMUを紹介してくれることで安心感が生まれ、期待してくださるお客様も多かった。実際に、商談の場で目の輝きがガラッと変わる瞬間があって、こちらもワクワクしながら提案していました。共感してくれる方と一緒に動けたからこそ、熱量高く走り出せたんだと思います。
採用について振り返ると、どんなことが思い出されますか?
小松)
サービスの拡大に伴って、2021年頃から採用にも力を入れるようになり、多くの新しい仲間を迎え入れました。
しかし、一気に採用を進めた反動で、「オンボーディングの重要性」に改めて気づき、半年ほど採用を一時的に止めた時期がありました。
まずは今いるメンバーとしっかり向き合い、共通認識を固め直してから再スタートしたかったからです。
やはり私は当社のプロダクトが好きですし、一緒に働くメンバーも大切に思っているので、新しく入ったメンバーにもその思いを共有し、安心して挑戦できる環境を作りたいと考えています。
単に人を増やすのではなく、チームとして同じ方向を向けるように、一人ひとりが価値を発揮できる組織を目指しています。
片桐)
当時、オンボーディングの型をみんなで試行錯誤しながら作っていきましたよね。それまでは個人の裁量に任せる部分が多かったのですが、試験制度を導入して、一定のレベルまで引き上げられる仕組みを少しずつ整えていきました。もちろん、失敗と改善の繰り返しでしたが、そのプロセス自体がチームの学びになったと思います。
小松)
採用で大事にしてきたテーマは「週末にも会いたいと思える人」。これは、これまでもこれからも、ずっと変わらない軸だと思っています。実際、今までに集まってくれたメンバーは本当に、個々がスペシャリストとして自走できる強さを持ち、必要な場面ではリーダーシップを発揮できる人たちで、「こんなにいい人ばかりの会社、他にないのではないか」と心から思いますね。
片桐)
役職のないフラットな組織構造も、ずっと大事にし続けてきたことです。もちろん「マネジメントがいないと難しい」という声も出ていましたが、新しいものを世に届ける会社だからこそ、挑戦し続けたいですね。
UMUにとって、一番大きな転機はなんだったと思われますか?
小松)
やはり、転機となったのはコロナ禍の2020年3月頃です。
オンライン研修を「もうやるしかない」という機運が一気に高まりましたが、正直なところ、当時の私たちにはその急激な需要の拡大に耐えられるキャパシティーがなかったのです。
それでも、この機会を逃さないように、システム面も組織面も急成長させていくしかありませんでした。結果的には、エンタープライズ企業にも柔軟に対応できる体制が整い、サービスとして大きく飛躍したきっかけになりました。ユーザー数も前例のないスピードで急増し、チームとしても大きな自信を得ることができました。
片桐)
一番大きな転機は、同じくコロナによるオンライン業務への適応ですね。
企業側にオンライン学習における知見がない中で、テクノロジーだけでなく、オンラインを活用した効果的な学習方法を求められていたため、私たちが提唱する「学習の科学」のアプローチ方法がお役に立てたと思います。
そこで、「ブレンディッド・ラーニング」や「パフォーマンス・ラーニング」という考え方に共感いただいた企業様、担当者様が増えていった実感があります。
ここで改めて、2人がお互いをどう見ているのか、聞いてみたいです。
片桐)
小松さんを見ていると、「嘘がないな」と思うんです。表面的に「このサービスいいですよね」と言っているんじゃなくて、本当に心からそう信じているのが伝わってくる。その姿に引っ張られて入社してきたメンバーも多いですし、今のメンバーが残っているのも、やっぱり小松さんの本気があるからだと思いますね。
小松さん)
いやいや、片桐さんこそ一番「嘘がない人」ですよ。だってUMUにジョインした理由自体が「学びを変えたい」っていう純粋な思いじゃないですか。
片桐さんは「UMUじゃないとダメだ」という熱さを最初から持っていたし、そのエネルギーに何度も勇気づけられました。
これから先、UMUをどんな組織にしていきたいですか?
小松)
いわゆるルールや制度を整えるような「組織づくり」はしたくなくて。それぞれが持っている色が重なって、自然に形になっていくのが理想だと思っています。
片桐)
わかります。型にはまったら一気につまらなくなるので、そういう意味での「組織づくりをしたくない」という思いには共感します。ルールや仕組みばかりを先に決めてしまって、新しいことに挑戦できない状態になるよりは、やはりメンバーがやりたいことに自由に挑戦できる環境づくりをしていきたいですよね。
今は生成AIの活用が本格化し、時代が大きく変わってきているので、改めて「自分たちに何ができるのか」を問われていると思います。だからこそ、安定にとどまらず、世の中を変えていくチャレンジを続けたい。そのマインドを持ち、共有できる仲間で構成された組織にしていきたいです。
そしてUMUを日本だけでなく、グローバルのスタンダードにしていきたいです。
すでにオフィスにはグローバル展開を担っている外国籍のメンバーもいますし、今後はまだ学びの機会が十分にない地域にも広げていきたいと考えています。国内にとらわれず、人の可能性を引き出す存在であり続けたいと思っています。
小松)
個人のスキルや経験値の高さよりも、「UMUを通じてお客様にどうなってほしいか」を熱く語れる人が仲間に入ってくれると嬉しいですね。
周りがしっかりサポートしながら、若い世代だけでなく、経験豊富なメンバーも共に力を合わせ、年齢や役職を超えて一人ひとりが主体的に作り上げていく。その結果、お客様が本当に喜ぶ姿を生み出せるのが理想です。
最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いいたします!
片桐)
生成AIの登場で劇的に変化する外部環境の中で、学びも変革していく必要があります。まずは自らが現状維持をせず、コンフォートゾーンを飛び出すようなチャレンジをし、新しい学びの未来を創っていくことに情熱を傾けていただける方に、ぜひ仲間になってほしいですね。
小松)
当社に入られる方には、「なぜUMUなのか」という自分なりのストーリーを持っていてほしいです。そのストーリーこそが、挑戦を続ける原動力になります。学びの力によって世の中を変えたいという強い思いを持つ方にとって、UMUはまさにぴったりの場所ですよ!