- Project Manager
- 開発、PM両方をお任せします
- カスタマーサクセス
- Other occupations (15)
- Development
- Business
- Other
こんにちは!ランディット株式会社広報担当です。
本日はコーポレート本部で労務担当として活躍されている宮本 奈緒さんにお話を伺いました。
大手企業やベンチャー企業での幅広い経験を経て、急成長中のLanditでどのように労務の仕組みを整え、社員が安心して働ける環境を作っているのか。ご自身のキャリアや働き方の工夫、そして家族との両立についてもお聞きしました!
ーー自己紹介をお願いします!
出身は三重県の自然あふれる場所で育ちました。子どもの頃は、川で遊んだり、虫を追いかけたりと、いつも自然と触れ合っていました。今は美容に夢中です(笑)。日頃から化粧品を試したり、YouTubeで美容情報をチェックしたりしています。最近は、アートメイクを体験して、毎日のメイク時間を大幅に短縮できました!休日は、家族と旅行に出かけたり、外出したりしてアクティブに過ごしています。
アパレルからバックオフィスへ──多彩なキャリアを経てLanditへ
ーLanditに入社される前は、どのようなキャリアを歩んでこられましたか?
キャリアのスタートはアパレル業界でした。店舗で店長、その後は都内5店舗を統括するエリアマネージャーとして、店舗運営からマネジメントまで幅広く経験しました。ライフスタイルの変化を機にバックオフィスへと転身し、中小企業でバックオフィス業務全般を担当。
その後、ベンチャー企業へ転職し、労務専任としてより専門的な業務に集中しました。所属していたベンチャー企業が親会社に吸収合併された後は、そのまま大手企業へ転籍。労務担当として、主に衛生委員会の運営、社員の通勤経路・ワークスタイル管理、各種規程の運用・整備といった業務に携わりました。特に印象的だったのは、2,000人規模の本社移転プロジェクトです。大規模な人員移動に伴う通勤経路の対応を、まさかの1人体制で任され驚きましたが、「やるしかない!」という精神でなんとか乗り切ることができました。組織の変革を支えることに大きなやりがいを感じるとともに、この貴重な経験を通して、大きな自信を得ることができました。
ーー2000人規模の対応を一人で対応されるとは・・・本当に大変そうです。大手企業からLanditに入社しようと思った理由についても教えていただけますか?
入社の決め手は、代表・藤林さんの熱意と明確なビジョンに心から共感したことです。コーポレート部門は代表と近い立場で業務をするため、私自身、お互いの人間性や考え方を深く理解した上で、ご一緒したいと考えていました。選考を受けた企業10社以上とお話をさせていただく中で、藤林さんの仕事への情熱はもちろん、私の意見にも真摯に耳を傾けてくださる姿勢に深く感銘を受けました。そのお人柄に強く惹かれ、「この方のもとでなら安心して働きたい、ついていきたい」と確信できたことが、最も大きな理由です。また、会社の成長フェーズとして、様々なことに挑戦できる環境であること、そしてそれが自分自身の大きな成長につながると感じたことも、入社を決意した理由です。
スタートアップ労務の魅力──「ゼロから作る」ワクワク感
ーーなぜスタートアップの労務というキャリアを選ばれたのですか?
私がスタートアップの労務というキャリアを選んだのは、一言で言えば自分自身の成長を強く求めていたからです。以前、大手企業にいた頃、特定の専門性を深める貴重な経験はできましたが、同時に『このままでは自身の成長が止まってしまう』という危機感を感じていました。当時は自信を持って『これができます』と言い切れるものがなく、『何者かになりたい』という強い想いだけがありました。だからこそ、幅広い業務に携われるスタートアップで、前職で培った経験を活かしつつ、新しい知識やスキルという『装備』を増やしたいと考えました。そして、会社の成長と共に自分自身も成長し、自信を持てるようになりたい。このような主体的な成長と、事業の成長がリンクする環境を求め、この道を選びました。
ーー宮本さんはランディット初の労務担当というポジションでしたが不安はなかったんでしょうか?
『初の労務担当』という立場に不安はまったくありませんでした。むしろ、以前ベンチャーで労務専任としていろいろな経験を積んできたので、もう一度ゼロから挑戦できることにワクワクしました。
私はベンチャーの『変化』と『スピード感』こそ醍醐味だと思っています。大企業と違い、一人ひとりの仕事が会社の成長に直結していることを肌で感じられるのが、何より魅力ですね。
社内ルール整備の取り組み──ゼロからの制度設計
ーー入社当時、労務周りはどんな状況でしたか?
入社当時、社内ルールやマニュアルが一切なく、驚きました。まさに何もない「ゼロ」の状態だったので、これを一から作っていくことに大きなやりがいを感じました。
最初に「ここから手をつけよう」と思ったのは、まさに社内ルールの整備です。
社員が安心して働けるように、まずは土台となるルールをしっかりと整えることから始めました。
環境を整えることが、結果として会社の成長につながると考えたからです。そのため、36協定の社内ルール、勤怠ルール、入社・退社手続き案内など、多岐にわたる基本的な部分から着実に整備を進めていきました。
ーー社内制度を整備していく中で苦労したこと、壁にぶつかったことはありますか?
一番苦労したのは、やはり自分自身の知識不足です。法律や労務の専門知識が足りていない中で、社員に影響を与える重要なルールを策定しなければならないことが大変でした。しかし、その都度、外部の専門家やWEBなどで徹底的に調べ、情報を整理しながら進めていくことで、一つひとつ課題を乗り越えることができました。
制度設計を進める上で、他のメンバーを巻き込むために特に意識したのは、事前の準備を徹底することです。話を進める前には、アジェンダを整理し、論点を明確にすることで、こちらの意図をすぐに理解できるようにしました。これにより、建設的な議論が深まり、より良い解決策が生まれるだけでなく、次のアクションが明確になるというメリットがありました。また、会議中の質問の仕方にも工夫を凝らしました。特に意識したのは、できる限りクローズドクエスチョンを使うことです。「このプロジェクトについてどう思いますか?」のような漠然とした質問ではなく、「A案とB案、どちらがより良いと思いますか?」といった具体的な質問を投げかけました。この方法により、聞き手側は具体的な選択肢を前に多角的な視点から意見を出しやすくなりました。また、議論の全体像をイメージしやすくなることで、無駄な回り道をせずに、迅速に方向性を絞り込むことができました。
ーーそんな経緯を経て社内ルールを整備していったかと思いますが、社内での反応はどう変わりましたか?
そうですね...! ある社員から「会社がちゃんとしてきたね」と言われたことが、特に印象に残っています。以前はなかった社内ルールやマニュアルが整備されたことで、社員が安心して働ける土台ができ、それが会社の「形」として認識されたのだと感じました。
制度をゼロから作ることは、単にルールを定めるだけでなく、「この制度は本当に役に立つか?」「使いにくくないか?」「目的はなんだっけ?」と自問自答を繰り返す作業です。そうして作り上げた制度が、社員の「ありがとう」という一言や、チームの雰囲気向上につながった時、大きなやりがいを感じます。一方で、組織全体の規律を守るために、厳しいルールを設けなければならない時もあります。こうしたルールは反発や不満を招くこともありますが、その必要性が理解され、組織の健全性につながった時、また違った達成感を得ることができます。制度設計の面白さとは、社員の幸せと会社の健全性という、時に相反する二つの要素を両立させるために試行錯誤する、やりがいのある仕事だと感じています。
働く母として──育児と仕事を両立するタイムマネジメント術
ーー宮本さんは二児のお母さんですが、育児とお仕事の両立はどのようにされているんですか?
2人の子どもの母としてワンオペ育児をしていますが、徹底したタイムスケジュール管理で仕事と両立させています。具体的には、帰宅後30分での夕食準備や宿題開始の声かけなど、時間を区切って動くことで19時には家事を完了させています。この限られた時間で効率を最大化するスキルは、日々の業務にも活きています。また、子どもたちが掃除や買い物を手伝ってくれるようになったことで、子どもたちの成長を実感する機会にもなっており、忙しいことが悪いことばかりではないと感じています。この経験から、家族の協力がいかに大切かを学びました。
ーー徹底した時間管理・・・すごいですね。前職ではフルリモートに近い状態で働かれていたと伺ったんですが、出社ベースに切り替わったことで、お子様からの反応に変化はあったんでしょうか?
小学5年生の娘は、私がどんな仕事をしているのか、そしてどんな場所で働いているのかに強い興味を示すようになりました。オフィスや仕事の話を聞き、「自分も高層ビルで働きたい!」と言っていました。最近では、友達関係の相談を日々受けるようになり、家庭でも人事として振る舞っています。笑
一方、小学2年生の息子は、私が忙しく働いていることを感じ取り、言葉で私を支えてくれるようになりました。
「ママって忙しいんだね、頑張ってね!」と頻繁にかけてくれる息子からの純粋な応援は、仕事と家庭の両立で疲れた私にとって、何にも代えがたい宝物となっています。
ランディットでの新しい挑戦は、子どもたちに「働くこと」の楽しさや責任、そして家族を応援する大切さを、日常の中から伝える貴重な機会となっています。
ーー宮本さんのお話からは、ご家族の応援があってこそ仕事に全力で取り組めること、そして組織の成長スピードに合わせて社員が安心して働ける環境を整えることを大切にしている姿勢が伝わってきます!
ありがとうございます。会社の急成長を支える上で、労務として特に大切にしたいことが2つあります。それは、「公平で透明性のあるルールを築くこと」と、「変化に対応できる柔軟性を持つこと」です。会社の成長スピードに合わせて、働き方や制度の見直しが頻繁に発生すると考えています。これらの変化に柔軟に対応し、公平で透明性の高いルールを築くことで、社員の皆さんが安心して業務に集中できるよう、力強くサポートしていきたいです。
今後の挑戦と目標──労務基盤を強化し、会社の成長を支える
ーー今後挑戦したいこと、実現したいことはありますか?
この半年間、労務の基盤構築に注力してきましたが、土台整理はまだ道半ばだと認識しています。今後も引き続きこの領域に注力し、強固で盤石な労務基盤を確立していきたいと考えています。具体的には、社員規模のさらなる大幅な拡大を見据え、労務体制の強化や仕組みづくりに力を入れていきます。手続きの自動化やフローの文書化などを徹底し、成長スピードに負けない安定した『守り』の体制を構築することが最優先です。また、そのために、自身の知識と専門性を広げることが不可欠です。自己啓発や人事関連のセミナー参加などを通して常に新しい知識を吸収し、会社の成長フェーズに合わせた最適な組織体制を提案・構築できる、戦略的な人事労務のプロフェッショナルを目指したいです。
ーーこれからLanditに入社を考えている方、へメッセージをお願いします!
ランディットの魅力を一言で表すのあれば、「圧倒的な成長機会」です。会社の成長フェーズに合わせた様々な課題に挑戦することで、自分自身の成長を実感できる環境があります。
ご自身の成長を強く望む方にとって、最高の環境だと感じています。変化を楽しみ、自ら課題を見つけて挑戦できる方なら、大きなやりがいを得られるはずです。一緒に会社を成長させながら、自身のキャリアも切り開いていきましょう!
宮本さんのお話を伺い、急成長する組織の中で「社員が安心して働ける環境をつくる」という強い想いと、ご家族の支えを力にしながら日々業務に向き合っている姿勢がとても印象的でした。
労務という、会社の“土台”を支えるポジションだからこそ、ルール作りや環境整備の一つひとつが、働く全員の未来につながっていることを改めて感じさせてくれました。
Landitの成長スピードはますます加速しています。その変化を楽しみながら、仲間と一緒に組織をより良くしていくことにやりがいを感じられる方には、きっとぴったりの環境です。
少しでも「面白そうだな」「話を聞いてみたい」と思っていただけた方は、カジュアル面談からスタートしませんか?”まずは話を聞きたい”のメッセージお待ちしております!