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シニアの声から生まれるイノベーション—Age-Well Design Labの取り組み

こんにちは!AgeWellJapanの採用チームです。

本日は、AgeWellJapanの中でも“シニアの声”を一番近くで聴き、社会に届けているAge-Well Design Labの取り組みをご紹介します。お話を伺ったのは、Age-Well Design Lab所長の辰巳 裕亮さん。
創業初期から150名以上のAge-Well Designer(孫世代の伴走者)の研修・育成を担い、現在はシニア研究や資格認定事業など、Age-Well Japanの未来を支えるラボの立ち上げをリードしています。

今回のインタビューでは、Labの活動内容や今後の展望についてたっぷりお聞きしました!

自己紹介

辰巳 裕亮
神奈川県平塚市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、介護・医療分野のベンチャーにて営業を経験。その後、シニアのポジティブな毎日を提供する手段として、AR/VRに着目し、足がかりとしてXRエンジニアスクールを立ち上げ。2020年8月、創業半年のタイミングで株式会社AgeWellJapan(旧MIHARU)に参画。現在は株式会社AgeWellJapanのCAWO/Age-Well Design Lab所長。孫世代の相棒サービス「もっとメイト事業」の立ち上げ、累計150名のAge-Well Designerの人材育成採用を担いシニア世代のAge-Wellを生み出し続けている。また、2024年9月から開始したTo B向けAge-Well Designer育成研修のプログラム開発や、資格認定事業の立ち上げ、講師を務める。シニア研究では、現場での対話や実証を重視し、シニア世代のニーズに基づいた具体的なソリューションを開発・発信している。

Age-Well Design Labとは?

Age-Well Design Labは、「挑戦と発見を通じて、ポジティブに歳を重ねる」というAgeWellJapanの理念を、研究・事業化・発信という形で推進するラボです。単なる調査機関やシンクタンクではなく、実際にシニアの方々との対話や実証を通して、「リアルな声」を社会に届けています。
辰巳さん曰く「よくある“シニアを対象にアンケートを取って終わり”ではなく、ひとりひとりの暮らしや価値観に深く寄り添いながら、“共に作る”ことを大事にしています。
実際に、Age-Well Designer(孫世代の伴走者)だからこそ引き出せる本人の本音ライフスタイル価値観まで踏み込んだ調査が特徴。シニア本人だけでなく、そのネットワークの中に家族や地域、企業など多様なステークホルダーも巻き込んでいます。

Age-Well Design Labの4つの活動

1. シニアへの傾聴インタビュー
孫世代であるAge-Well Designerがシニアと対話し、これまでの人生、価値観、今感じている課題や希望まで深く聴き取ります。https://agewelljapan.co.jp/category/category_age-well-design-lab/

2. シニアのアンケート調査・記録
日々の訪問や接客の中で得られるリアルな声をCRM(顧客管理システム)でデータ化・分析。録音や記録をもとに、多角的な視点からシニアのニーズを明らかにします。

3. 企業・事業者への傾聴インタビュー
シニア向け事業に取り組む企業担当者へもヒアリングを実施し、現場の課題やこれからの可能性を掘り下げます。

4. 会議・発表
企業・研究者・シニアなど多様な立場が集まり、Age-Well社会の未来を語る場を提供。2023年からは「Age-Well有識者会議」を開始、毎年「Age-Well Conference」での発表も行っています。

なぜAge-Well Design Labを立ち上げたのか?

辰巳さんがずっと持ち続けてきたのは、「誰もが幸せに生きられる社会を作りたい」という想い。「もともと、自分の大切な家族や友人を幸せにしたいと思っていました。でも、実は一番ネガティブになりやすいのがシニア世代だと感じたんです。

シニア世代は、身体的な変化から「できないこと」が増え、社会的にも孤立しがち。でも辰巳さんは、自身のおばあさまが「動けなくなっても“今が一番幸せ”と言ってくれた」経験から、こう語ります。

体が動かなくても、人とのつながりや役割があれば、人は前向きになれるんだと知りました。だから、世の中全体が“年を重ねること”に希望を持てるようにしたいんです。」そのために「まずはシニアから社会をポジティブに、幸せに変える」それがAge-Well Design Labの挑戦です。

今後の展望と描く未来

現在、Age-Well Design Labには9,000時間以上のシニアとの対話データがあります。「今はこのデータを活かして、より効果的なAge-Well Designerの研修プログラムも開発しています。」
例えば、
・ シニアとAge-Well Designerの相性の良い相棒のマッチングの仕組み
・ データをもとにしたAge-Well Designerへの個別の研修・アサインメント
・ シニア向け事業者へのフィードバックと伴走
これからは日本だけでなく、世界でも超高齢社会が進んでいきます。その中で“日本発のシニア研究・伴走モデル”を発信していきたい。
超高齢社会の先頭を走る日本だからこそ、Age-Well Design Labの取り組みは、世界にも必要とされるはずです。

さいごに

辰巳さんの最後の言葉が、とても印象的でした。
どんな人も、何歳になっても“挑戦”や“発見”ができる社会を作りたい。そのために、僕たちはシニアの“本当の声”を聴き続けていきます。」AgeWellJapanでは、一緒に未来のポジティブな超高齢社会を創る仲間を募集中です!少しでもご興味があれば、ぜひカジュアルにお話しましょう!


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