こんにちは!GeekOut株式会社の採用担当です。
本日は、事業開発の鵜飼さんにインタビューをしてまいりました。
・どんな経緯でGeekOutに入社したのか
・事業開発として感じるやりがい
・今後描いているキャリアの展望
について語ってもらいました。
「勢いのあるマーケットで経験を活かしたい方」や、「グローバルな環境で挑戦したい方」はぜひ最後までご覧ください!
営業から事業開発へ。2つのステージを経て見えたキャリアの軸
ーGeekOutに入社するまでのキャリアを教えてください。
2019年4月に新卒で、化学メーカーの旭化成株式会社に入社しました。
印刷会社向けに感光材(光で固まる樹脂)を販売する営業を約2年間担当。国内営業からスタートし、その後は海外営業も経験しました。
2社目は、教育系スタートアップのモノグサ株式会社。学習塾や学校向けの学習支援アプリを提供する会社で、社員19名のアーリーフェーズにジョインしました。そこでは約5年間、事業開発兼セールスとして、組織の立ち上げから170名規模になるまでの成長を経験しました。
最初の頃は、展示会でのリード獲得から営業、導入支援、カスタマーサクセスまで、すべてを一貫して担当。会社が拡大していく中で、エンタープライズ企業への営業に特化しつつ、新市場の開拓や新機能開発の企画など、より事業開発寄りの仕事にも携わるようになりました。
そうした経験を経て、2025年10月にGeekOutへ転職しました。
「Roblox」という新しい市場への挑戦と、グローバルな環境への共感
ーなぜGeekOutを選んだのでしょうか?
新しい市場へ挑戦できる環境だったためです。
GeekOutが注力する「Roblox(ロブロックス)」というプラットフォームは、当時あまり馴染みがなかったのですが、調べていくと北米を中心に急速に拡大しており、世界的にも成長中の領域だと分かりました。
しかも、日本では、まだこれから本格的に広がっていくフェーズ。
「今まさに良いタイミングで、未知の市場に挑戦できる会社だ」と感じました。
さらにもう一つ惹かれたのが、グローバルな環境です。
GeekOutではすでに海外クリエイターとさまざまなビジネスを展開しており、社員も半数ほどが海外籍。もともと興味があったグローバルな仕事のチャンスが会社内外に多くある点でも自分にマッチしていると感じました。
落ち着いた大人なチームで、安心して挑戦できる環境
ー入社前後でギャップはありましたか?
正直、入社前は「エンタメ系の会社って、派手な人が多いのかな?」というイメージを持っていました。
でも、実際に入ってみると印象は真逆でした。落ち着いた雰囲気の方が多く、みなさんすごく大人で穏やか。個人的にはすごく居心地が良いです。
また、ミスマッチがないよう、入社前から面談や食事会の機会を多く設けていただいたので、初日から仕事の進め方などの違和感を感じることなく、安心して挑戦できる環境が整っていたように思います。
世界中のクリエイターを発掘し、投資・支援するインキュベーション事業
ー現在の業務内容を教えてください。
現在、インキュベーションチームに所属しています。
GeekOutでは「Roblox」というプラットフォームを活用し、さまざまなエクスペリエンス(≒ゲーム)を企画・開発していますが、その中でもインキュベーションチームは、世界中の有望なクリエイターを発掘し、支援する役割を担っています。
具体的には、まだ知られていないけれど高いポテンシャルを持つクリエイターを見つけ出し、彼らに開発資金などを投資しながら、ヒットコンテンツの創出を伴走しています。成功した際は、得られた収益をクリエイターとシェアする仕組みです。
現時点で、事業は立ち上げフェーズにあり、東南アジアや中東地域を重点エリアとして、現地コミュニティのリーダー層とのネットワークづくりを進めています。
多数のクリエイターに「顔が利くキーパーソン」がそれぞれのコミュニティに存在するという仮説のもと、まずは彼らと信頼関係を築き、そこから現地の有望なクリエイターにアプローチしていく。
今まさに、そのスキームを組み立てている段階です。
柔軟な働き方と、温かいチームカルチャー
ー実際に働く中で、どんな組織だと感じていますか?
GeekOutでは、月・水・金が出社奨励日、火・木がリモートワーク可という体制になっています。
私自身はオフィスが近いため毎日出社していますが、社員の半数以上は在宅勤務も活用しており、それぞれのライフスタイルに合わせて働ける環境です。
出社していると、「ご飯行きませんか?」と誘ってもらえることも多く、仕事の話からプライベートの話まで、入社から3週間ほどですが、すでに多くのメンバーと打ち解けることができました。
プロダクトがないからこそ、自由度が高くやりがいのある事業開発
ーGeekOutで事業開発をやる意味
これまで3社を経験する中で、「事業開発」という言葉の意味が自分の中で少しずつ変わってきました。
あくまで私の考えですが、「プロダクトそのものをつくる以外で、どう新たな価値を生み出すかを考える仕事」が事業開発だと思っています。
新卒で入社したメーカー時代は、すでに長年かけて成熟された製品を「いかに多く売るか」がミッションでした。営業スキルは磨かれましたが、事業開発の要素はどうしても限定的でした。
一方で、次に経験したスタートアップでは、商材がアプリ(無形商材)だったため、プロダクトの改善・変更がスピーディーに行えました。現場で集めたお客様の声を社内にフィードバックし、新機能の開発企画や、新たな市場への横展開を仕掛けるなど、事業そのものを動かすダイナミズムに触れることができました。
そして現在、私が所属するGeekOutのインキュベーションチームは、これまでの環境とは全く異なり、特定のプロダクトを持っていません。
私たちのミッションは「世界中のクリエイターを発掘・支援する」こと。そのために使える武器は、長年培ってきた出版社・広告会社との強固なネットワークや、事業を推進するための資金力です。
私たちは、これらのアセットをどう組み合わせればクリエイターの役に立てるか、どんな新しい価値を生み出せるかを、文字通りゼロから設計しています。
これは、私のキャリアで最も自由度が高く、同時に最も難易度の高い挑戦です。
決まった「売り物」がないからこそ、自分の判断やアイディアが事業の方向性を直接左右します。
「こんな支援スキームはどうか?」「あのネットワークとこのクリエイターを繋げたら何が起きるか?」
こうした発想一つひとつが、事業そのものに直結していく。この「介在価値」の大きさに、強い手応えを感じています。
もちろん、自由度の高さは責任の重さでもありますが、だからこそ工夫のしがいがあり、やりがいがある。それが、GeekOutで事業開発をする一番の面白さだと思います。
グローバルに挑戦し、業界を牽引できる存在へ
ー今後の展望を教えてください。
まずはしっかりと業界理解を深めつつ、早期にインキュベーションチームの戦力となり、半年以内に目に見える成果を出すことを目標にしています。
中期的には、「新しい事業をつくること」と「それをグローバルに展開していくこと」。
この2つを自分の力で回せるようになりたいと思っています。
そしてゆくゆくは、会社として新たな国や領域に事業を拡大していく際に、そのフロントに立ち責任を持って牽引できるような存在を目指しています。
また、「Roblox」をはじめとするUGCコミュニティは、いまや世界のカルチャーやトレンドを生み出す中心的な存在です。とはいえ、そうした新しい熱源をビジネスとして動かし、価値を生み出している人は、まだほんの一握りです。
だからこそ今このタイミングで経験を積むことが、大きなチャンスになると思っています。
将来的には、GeekOutという会社の枠を超えて、業界全体に影響を与えられる人になりたい。
そのためにも、今の環境で学び・挑戦し続けながら、この新しい市場を自分の手で切り拓いていきたいと思っています。
ー鵜飼さん、ありがとうございました!