管理ロイド事業部 林 絵美(カスタマーサクセス)
今回は管理ロイド事業部にカスタマーサクセスのリーダーとして立ち上げとして参画した林をご紹介します。
2022年6月に参画した彼女は、日本舞踊の世界からビジネスの世界へキャリアを転身。どんな考えのもとTHIRDに至ったのか話を聞いてみました
日本舞踊からビジネスの世界へ、経験を広げ続けたキャリアの歩み
ー林さんって日本舞踊の師範を最年少で取得されたんですよね!?ここまでのキャリアにおいてどんな考えの変化がありましたか?
めちゃくちゃ食いついてますね(笑)学生時代から舞踊の道にいましたし、どんな場でも目標と成果にこだわってきたタイプなので、私にとって師範になったことは自然な流れでした。
それまでは先のことは深く考えずに、とにかく上達したくて、ある意味盲目的に打ち込んでいたんです。ただ、芸事の世界で生計を立て生きていくのは、師範を取得していたとしても簡単ではありません。また、学生時代は世界が学校で閉じていたので気にならなかったのですが、年を重ね社会に活動の幅を広げていく同年代が増えていくにつれ、横目で見ていて焦りを感じるようにもなりました。いまでも芸事の世界は好きですが、より地に足をつけたキャリアを手にしたい、自立している実感が欲しいと考え、方針転換することにしたんです。
その後まずは近い所で手に職をと、ヘアメイクのを技術を身につけました。また、韓国語にも精通していたので通訳のアルバイトなどもしています。韓国語でアテンドしながらヘアメイクを施す展示会などのイベントに同行することが多かったのですが、ある撮影現場で会社を立ち上げた方とのご縁があり、そこからビジネスの世界に足を踏み入れました。
ービジネス未経験で立ち上げフェーズの会社に飛び込むのは勇気がありますね。
学生時代において学業より舞踊を優先してきたため、自立するには相応に負荷をかけないと周りの人に追いつけないという焦りがあったんですよね。
初めて入社した会社では、1から仕事を作っていきながらセールスとしての基礎を学びました。一方で個人商店の集まりのような組織でもあり、チームで大きな成果を追いにくい環境だったので、より組織的な動きを学ぶ事が出来る、かつ社会貢献性の高い事業にコミット出来ることを求め、前職でもある建築領域のプラットフォームを運営しているユニオンテック株式会社に入社しました。
ーご自身にとって、前職での経験はどのようなものでしたか?
チームで成果を出すために必要な二つのポイントを、メンバー・マネジメント両方の立場で体感できた環境でした。
一つ目は、統率者がゴールを明確に示しメンバーの業務に目的が生まれると、組織は円滑にパフォームし始めるということです。言葉にすると当たり前ですが、それをやり切れている会社は少ないと思います。
二つ目は、データドリブンな組織運営が事業の構造的な整理を導くということです。そのためには細かい記録をとって共有するアクションが必要です。正直最初のうちは多くのメンバーが面倒に感じていました。以前までは比較的自由にやれている組織だったこともあり、窮屈にも感じていたんです。そこでも先程話したように、何故この業務をしているのか目的意識をクリアにすることでPDCAの実行力があがり、より高い成果を出せるチームに変わっていきました。
私が入社した時のセールスチームはマネジメント体制が整っておらず、個々人がバラバラな動きをしていました。後から入社した上司の方が上記の取り組みを中心に整備を進めた事で、見える景色がガラリと変わったのを覚えています。そんな組織の変化のフェーズに居合わせたこと、また私自身がリーダーとしてそれらを推進する機会を得られたことは、学びの多い経験になりました。
ー転職のきっかけについて教えてください。
所属していた事業部が株式分割に伴い事業譲渡され、部署異動となったことがきっかけです。元々キャリアにおいては、経験の幅が広がり市場価値を高める成長が得られるかを重視していました。その点で振り返ると異動後の業務は自社に特化した内容が多く、汎用的なスキル成長に繋がりにくい環境だと感じていたんです。
また、異動前の事業では大局的に市場を捉え課題を解決していくことにやりがいを見出していたので、そういう事業に再度関わっていきたい気持ちを消せず、転職を考えるようになりました。
多様なバックグラウンドを強みに変え、課題解決に臨む組織の姿
ーTHIRDを選んだポイントは何でしたか?
社名の由来でもある、第三者目線でお客様の課題を解決するというスタンスに共感したことです。私たちの相対するお客様は、複雑性の高い業務環境に身を置いており、当事者として渦中にいると状況を体系的に整理することが難しいこともあります。そこに対して第三者の立場からお客様をリードし、より良い状態を目指せるようサポートするには、お客様以上に現場を理解することが不可欠です。それを支えているのが、代表井上さんの経営コンサルティングノウハウであり、THIRDのコンストラクションマネジメント(※)事業部メンバーの知見であり、AI・ITの技術力ですよね。そうした確固たる強みを背景に感じられました。
※コンストラクションマネジメントとは:
ブラックボックス化されやすい建築現場において、発注者の立場に立ったプロジェクトマネジメントを行うこと。主に、工程管理・品質管理・金額管理における情報の透明性を高め、発注者の意図しない工事の進行を防ぐことが目的となる。
ー実際に入社してギャップはありましたか?
研修資料が想像以上に充実していたことですね!動画でのプロダクト操作解説やExcelに不慣れなメンバー向けの研修などコンテンツも豊富で、このフェーズでここまで揃っていることは珍しいですし有り難く活用しています。THIRDで顧客に価値提供をしていくために、常に自身もアップデートを求められますし、このように道具も揃っているので、成長機会を求める私にはフィットした環境でした。創業メンバーの強みや知見を仕組みに落とし、組織の強さに変えようとしていることを実感しながら日々働いています。
お客様にも社内のチームにも、変化した先の景色を見てほしい
ーいま重点的に取り組んでいる事があれば教えてください。
カスタマーサクセス体制の強化に取り組んでいます。お客様が管理ロイドに期待することや、利用率を促進するために有効な施策や社内体制(仕組)強化を図れるか整理し直しているところです。
管理ロイドのユーザーになる現場の方々は、ITシステムを苦手とする方が多いです。それでも、苦手意識を克服した先に、既存の課題が解決された世界は待っています。私が前職で体感したような感動を、今度は私の手で届けたいのです。それは自社のチームに対してもそうですね。
ー一緒に働きたいと思う人物像を教えてください。
自分の役割を積極的に広げていく意欲を持っている方や、どうすればチームがより良い成果を残せるようになるか想像力を持ち続けられる方でしょうか。いまは会社としても、顧客に貢献できることを広げていきたいフェーズです。規模拡大に応じて仕組みも変わっていくので、柔軟に変化し続けられる方と働きたいですね。
成果創出への勢いを生み出すためには、チームにポジティブな感情を醸成することが大切です。事業や組織の変化をポジティブに捉えるマインドがあれば、中長期に渡ってチーム全体で成長を楽しんでいけると思っています。私自身は、何故やるべきかの納得感、成果の見える化を通した満足感など、良い連鎖を生む仕組みを推進することで、チームに貢献したいです。