【人財版令和の虎|密着】39歳・生活保護から株式会社テクニケーション人事へ。西田社長が導いた古畑宏幸氏の劇的変貌〜恐怖を使命に変えた再起の証明〜
株式会社EMOLVAの榊󠄀原 清一です。
私が主宰を務める「人財版令和の虎」という番組は、単なるマッチングの場ではありません。想いを持った志願者が、一筋の光を掴み、文字通り「変貌」を遂げるドラマが生まれる場所です。
今回は、かつて志願者として私の前に現れ、現在は株式会社テクニケーションで新たな一歩を踏み出している古畑 宏幸さんに密着しました。
彼の今の姿を見ていると、改めて「人は、信じてくれる誰かと出会うだけで、ここまで変われるのか」と、鳥肌が立つような感覚を覚えます。
3ヶ月という短い月日で、一人の男性がどうやって「生活保護」という殻を破り、社会へと羽ばたいていったのか。その軌跡を綴ります。
(1) 「自分でも生活保護なんて想像できなかった」――古畑 宏幸という男
古畑 宏幸さん、39歳。 数ヶ月前まで、彼は「生活保護」を受給しながら、社会の片隅で静かに息を潜めて生きていました。
北海道から「甘えを断ち切る」という不退転の決意で関東へ進出したものの、現実は過酷でした。未経験で飛び込んだ飲食業界のスピード感についていけず、人間関係にも悩み、心身ともに疲弊。ついにはオーバードーズ(薬物の過剰摂取)という形で、自らの命を粗末にしてしまうほどの絶望を味わいました。
診断名は「うつ病」。
そこからの生活は、まさに「隠れる」ような毎日だったと言います。
「人と接することが怖い。コンビニの店員さんの目線すら怖い。夜中にしか外に出られない……」
そんな彼が、なぜ「人財版令和の虎」という、最も衆目に晒されるステージに立つことを選んだのか。
理由は一つ。
「自分のような人間でも、やり直せることを証明したい」という、魂の叫びでした。
希望する雇用形態は正社員。
希望年収は300万円。
それが彼の、再起をかけた「志」でした。
(2) あの日の「人財版令和の虎」――西田社長が放った一言
古畑さんが出演した回は、今でも鮮明に覚えています。
当時の彼は、お世辞にも自信に満ち溢れているとは言えませんでした。しかし、その奥底にある「誰かの役に立ちたい」という純粋な想いに、一人の虎が反応したのです。
株式会社テクニケーションの西田 拳社長です。
西田社長は、古畑さんの抱えるネガティブさや過去の傷を否定するどころか、こう言ってのけました。
「僕らはネガティブじゃないですか? だから、僕らが一番合うんじゃないですか? 逆に」 (株式会社テクニケーション 代表取締役 西田 拳社長)
この言葉が、古畑さんの止まっていた時計の針を動かした瞬間だったように思います。
西田社長は、古畑さんが自分自身を「スキルがない、ダメな人間だ」と卑下しているのを見抜き、あえて「うちの社員400人の中で一番低い給与、一番低いスキルからのスタート」であることを明確に伝えました。
その上で、「もちろん、採用します」と断言したのです。
それは、古畑さんの「過去」ではなく、その先にある「本物の強さ」を西田社長が信じた瞬間でした。
(3) まさかの「人事」配属、現在の現場で見せる顔
密着取材で訪れたオフィスで、私は驚くべき光景を目にしました。
なんと古畑さんは、現在「人事」という、最も人と関わる部署で活躍していたのです。
かつて「コンビニの店員と目を合わせるのも怖かった」はずの彼が、今ではITエンジニアの採用候補者にスカウトメールを送り、面談の日程を調整し、入社のご案内まで行っています。
なぜ、あえて人事なのか。西田社長の意図は明確でした。
「転職で課題を抱えている人を、自分の手で良くしたいという体験を積み上げることで、もっとポジティブになれる」 (株式会社テクニケーション 代表取締役 西田 拳社長)
その期待に応えるように、古畑さんは着実にタスクをこなし、今や他の社員の業務を巻き取ってサポートするまでになっています。
「任された以上、やるって決めたんですよ。できる・できないじゃなくて、やるって決めた」(古畑 宏幸さん)
その言葉通り、彼は自分のできることから一歩ずつ、着実に「プロ」としての自覚を積み上げていました。
(4) 訪れた劇的な変化――「生活保護」からの脱却と、新たな夢
今回の密着で最も嬉しかった報告があります。
それは、古畑さんが7月をもって、正式に生活保護から脱却したということです。
数ヶ月前までは想像もできなかった現実。
「昼夜逆転し、コンビニ飯で食いつないでいた生活」から、
「朝起きて、仲間がいるオフィスへ向かい、自らの手で給与を稼ぐ生活」へ。
彼の表情からは、かつての影が消え、自然な笑顔がこぼれていました。
西田社長も、古畑さんの変貌ぶりをこう評価しています。
「遅れてる分をしっかりと自分で認知しながら、フィードバックを受け入れてやってくれている。実は意外とメンタル強いなって、僕は感じてます」 (株式会社テクニケーション 代表取締役 西田 拳社長)
驚くべきことに、古畑さんは今、さらなる高みを見据えています。
人事としての目標である「月間20名採用」への貢献、そして長期的には、かつての自分のように苦しんでいる人を助けるための独立……。
「下剋上をしたい」 そう語る彼の目は、もはや過去を向いてはいませんでした。
(5) 「人財版令和の虎」の真価とは
古畑 宏幸さんの物語は、決して特別な天才の物語ではありません。
一度はつまづき、社会からドロップアウトしかけた一人の男性が、自らの意志で立ち上がり、手を差し伸べてくれる環境を掴み取った記録です。
私が「人財版令和の虎」を続けている理由は、まさにここにあります。
世の中の一般的な採用基準では、もしかしたら「生活保護」や「うつ病」という経歴がハードルになるかもしれません。
しかし、私たちはその「背景」にある人間力や、変わりたいという強い意志を評価したい。
「人生はいつからでもやり直せる」
古畑さんの背中が、それを何よりも雄弁に物語っています。
もし、今の自分に自信が持てず、それでも「もう一度輝きたい」と願うなら、
ぜひ「人財版令和の虎」の門を叩いてほしい。
私たちは、あなたの「変貌」を待っています。
古畑さんの挑戦は、まだ始まったばかりです。私も主宰として、彼のさらなる飛躍を、そして彼に続く新たな「虎の子」たちの誕生を、心から楽しみにしています。
代表取締役|榊原清一(さかきばらせいいち)
東京理科大学大学院卒業後、サイバーエージェントにてインフラエンジニアとして勤務。
その後、企業のSNSアカウント運用代行や、インフルエンサーを活用したプロモーションを含む、SNSマーケティングの総合戦略立案から実行までを手がける株式会社EMOLVAを創業。
2025年現在、10期目を迎える。自身も50万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーとして活動し、これまでに500社以上の企業にSNSマーケティングサービスを提供。
顧客はベンチャー企業から中小企業、大手企業、地方自治体、さらには国まで多岐にわたる。