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私が主宰を務める「人財版令和の虎」には、毎回様々なバックグラウンドを持つ志願者がやってきます。
彼らが人生の岐路で何を考え、どんな未来を描こうとしているのか、それを真剣に受け止め、向き合うのが我々「虎」の役目です。
今回ご紹介するのは、同志社大学4年生の田村 シュンスさん。
彼は、従来の就職活動に大きな疑問を抱き、「ありのままの自分」で勝負したいと、この虎の前に現れました。彼の熱い想いは、私たち虎の心にも深く響くものでした。
今回は、その田村さんとの出会いを振り返りながら、この番組の真価についてお話ししたいと思います。
(1) 田村 シュンスさんに関する簡単な説明
田村さんは、同志社大学に在籍する4年生。
将来のキャリアとして、就職活動に取り組んでいますが、その過程で大きな違和感と葛藤を抱えていました。彼は「正社員」としての雇用を希望しており、年収にこだわりはありませんでした。
しかし、彼は既存の就活のあり方を「クソゲー」と称し、その不満を隠そうとしませんでした。
それもそのはず、彼はかつて「表現者」としてバンド活動に情熱を注いでいました。
しかし、バンドは昨年解散。
その後、別の番組で「正社員にならなくてもいいんじゃないか」とアドバイスされたこともあり、自分の進むべき道に迷いが生じている状態でした。
ビジネスの世界でも、表舞台に立ち、自分を表現できる場であれば挑戦したいという、彼の根底にある想いが今回の応募の理由だったのです。
(2) 志願者の提言
田村さんの提言は、既存の就活に対する真っ直ぐな怒りでした。
彼は、大手企業を目指す学生たちが「金太郎飴」のように同じような経験を語り、
本音を隠して「ロボットのように」振る舞うことに、強い嫌悪感を抱いていると語りました。
就活生と企業が本音で語り合えない現状を「クソゲー」と表現し、この番組こそが、その形式的な就活とは一線を画す「本音の場」だと信じていたのです。
彼は、「1時間という時間があれば、私の強みや個性を引き出してくれるのではないか」と、この場に期待を寄せていました。
メディアを通じて自分の意見を発信し、同じように苦しんでいる若者に影響を与えたい、そんな彼の提言は、単なる就活の話ではなく、社会全体への問題提起に聞こえました。
(3) 虎たちの「問い」が引き出す本質
田村さんの提言に対し、虎たちはただ聞き流すだけではありません。
彼の言葉の奥に隠された本質を引き出そうと、次々と「問い」を投げかけました。
私が特に印象的だったのは、私が投げかけた「表現したいことは何ですか?」という問いです。
彼は
「幸せな人じゃなくて、もがいてる人に届けたい」
と答えました。
さらに私が「具体的に何に苦しんでいるのか」と踏み込んで尋ねると、彼は
「同調圧力」や「集団行動」が苦手であること、そして「ありのままに生きていい」というメッセージを伝えたいという、自身の核となる想いに気づいていきました。
彼を「社会不適合者」と指摘し、厳しくも愛のある問いを投げかけた虎もいます。
谷本社長の言葉を借りるなら、
「社会人への入り口、第一歩である就活で、『金太郎飴』と感じてしまうなら、そもそも社会不適合者の可能性もある」
というものです。
虎たちの問いは、時に鋭く、時に温かく、田村さんを深く自己分析へと導いていきました。
(4) 「変わる瞬間」:覚悟が未来を切り開く
議論が白熱する中、田村さんは自分の楽曲を披露しました。
彼の音楽が流れ始めた瞬間、場の空気が一変しました。
そこには、言葉では表現しきれない彼の「本質」と「才能」がありました。虎たちは、彼の音楽からその才能を感じ取り、彼の可能性を信じ始めました。
この瞬間から、彼の目指す道はより明確になっていったように思います。
さらに議論は進み、茂木社長から、
「人と同じように生きられない人たちのために、先生になってみてはどうか」
という、彼の経験を活かした新しいキャリアの選択肢が提示されました。
それは、彼の「もがいている人に届けたい」という想いを、
より現実的な形で実現できる可能性を示すものでした。
最終的に、田村さんは、彼の想いを最も深く理解してくれた茂木社長からのオファーを受け、新しい道へ進むことを決意しました。
このやり取りは、就職活動の枠を超えて、
一人の人間が自身の「覚悟」を決め、未来を切り開く「瞬間」でした。
(5) 主宰が語る「人材版令和の虎」の真価
今回の田村さんのケースは、まさに「人材版令和の虎」の真価を体現していると思います。
私たちは、単に志願者を「採用する」「採用しない」という判断を下しているわけではありません。
目の前にいる一人の人間が、何を成し遂げたいのか、何に苦しんでいるのか、その本質を徹底的に掘り下げ、共に未来を考える場なのです。
世の中の就活は、どうしても形式や表面的なスキルに囚われがちです。
しかし、本当に大切なのは、その人の心にある「熱い想い」や「覚悟」です。
そして、その想いを引き出し、自らの力で未来を切り開くきっかけを与えること。
これこそが、この番組の真の価値だと私は信じています。
田村さんが「売れなくてもいいから、正直に自分の思いを届けたい」と語ったように、
この番組は、人生の壁にもがき苦しむ若者たちが、自分の「ありのまま」をさらけ出し、真摯に向き合ってくれる大人たちと出会い、新しい一歩を踏み出す場所なのです。
私たちは、これからもそんな若者たちの「熱い想い」に真摯に応え続けたいと願っています。