今回は、2026年卒の内定者として、Doooxにジョインする池戸 陽さん(同志社大学 社会学部)にお話を伺いました。大学時代は自らのルーツにも繋がる歴史研究や、10人の幹部を率いるサークル会長として奔走。就職活動では大手企業も視野に入れつつ、「ミーハー就活だった」と笑う彼が、最終的になぜDoooxというベンチャーを選んだのか。決断の裏にあった10年前の原体験と、彼が抱く確固たる夢に迫ります。
■ 原動力は「目立ちたがり」と「計画性」、池戸さんの大学生活に迫る
――まずは池戸さんの大学時代について教えてください。
大学では教育文化学科に所属し、最初は世界や日本国内の「教育格差」について学んでいました。ただ、ゼミではもっと自分の身近なテーマを深掘りしたくなって。
私の出身である関西地方には部落が多いとされ、小さい頃から「部落」というテーマが比較的身近にあったんです。幼い頃から部落に疑問を持ち、部落にとても関心がありました。当時は意味が分からず、小学生の時に友達の家に遊びに行った際にその子のお母さんから「あそこは危ないから行ったらあかん」と言われたこともありました。
そうした幼い頃の疑問や原体験から、「学校教育の中でこの問題はどう扱われているんだろう?」という疑問が湧き、ゼミでは部落の歴史について研究していました。
――学業以外で力を入れたことはありますか?
大学2年生の時、イベントサークルの会長を務めたことが一番大きなチャレンジでしたね。私たちのサークルは3年生ではなく2年生が会長をやる慣習がありました。しかし、任命してもらった手前、「やります」と引き受けたものの、実態は思った以上に大変でした。
一番の課題は、私を含めて10人いた幹部の足並みを揃えることです。新入生をたくさん集めて会費を確保するのが組織としての目標でしたが、幹部になった経緯がみんなバラバラであり、先輩に頼み込まれて仕方なく引き受けた人もいれば、私みたいに任命された人、自ら立候補した人もいて、熱意が全然違ったんです。
この状態で「目標達成するぞ!」と言っても誰も動いてくれませんでした。そこで、まずは全員と1対1で話す時間を作りました。その人が何を嫌がり、何をやりたいのかを全部吸い上げて、タイプに合わせて伝え方を変えたり、ひたすら飲み会を開いて全員の足並みが揃うように努力しました。まずは仲間として仲良くなれないと、一緒に頑張れないと思ったんです。そうやって関係性を作るところから始めたのは、大きな学びでしたね。
■「安定か?やりがいか?」Doooxという選択の裏にあった10年前の原風景
――そこから就職活動はどのように進めていったのですか?
正直、最初は完全に「ミーハー就活」でした(笑)。商社、メーカー、不動産と、ネームバリューのあるところばかり見ていましたね。でも、秋〜冬頃になって「本当に自分のやりたいことって何だろう」と真剣に見つめ直したんです。
その時にふと、10年前の記憶が蘇りました。
小学4年生か5年生の頃、母親に徳島県の神山町(かみやまむら)に連れて行ってもらったんです。当時の神山町では都心のIT企業がサテライトオフィスに誘致が活発になり始めた時期でした。そこで私が見た光景が、すごく印象的に残っています。それは、夏の暑い時間、川の上流にいた大人が川に足を突っ込みながらパソコンで仕事をしている姿でした。
「社会で働くこと」について無知だった私は、その風景がずっと心のどこかに残っており、「あんな働き方に繋がる仕事がしたい」と漠然と思ったことが、「地域創生」という軸の原点にありました。
――そこからDoooxにどう繋がったのでしょう?
地域創生の軸がある一方で商社や証券も見ていたんですが、自分がとてつもない額のお金を動かすことに「怖さ」を感じていました。自分の仕事がどういう影響を与えているのか分からないのが嫌だったんです。
・もっと「地に足がついた仕事」がしたい
・もっと「自分のやっていることの意味が分かる仕事」がしたい。
そして、
「大企業に入れば自分の裁量は限られるし、やりたいことがすぐできるわけじゃない。それなら、若いうちに努力して、ゼロから価値を作っていく環境の方が自分に向いているかもしれない」と感じるようになりました。
そこから元々の軸である「地域創生」と裁量権のある「ベンチャー」という二つの軸が重なり、ワンキャリアという採用媒体でDoooxを知りました。就職活動を進める中で、様々な企業から内定をいただきましたが、「安定」と「やりがい」を天秤にかけた時、私の中で「やりがい」が勝ち、自分が一番やりたいことができるのはDoooxだ。そう確信して、入社を決意しました。
▶︎26卒、池戸さんの写真
■ 夢に向け、Doooxで考え抜く・全力でやり抜く
――池戸さんの「やりたいこと」と、将来の夢を教えてください。
私には、すごく確固たる夢が一つあるんです。それは、「マイホームを建てて、家族(子供二人)と犬一匹と暮らす」ことです。これを30代か40代で達成するのが人生の目標です。
そのために20代は死ぬ気で頑張るつもりですが、大前提として「やりたくない仕事はしたくない」というわがままもあって(笑)。座っているだけとか、言われたことだけをやる仕事は絶対に嫌なんです。
だから、Doooxでは「全力で考え続ける・行動し続ける」を目標に入社後は挑戦し続けたいです。常に最善は何かを考え続けて仕事をしたいと思っています。私はもともと「もっと出来る人間になりたい」「もっと賢くなりたい」という成長意欲が人一倍強いので、Doooxの環境で全力で考え抜いて、自分の夢を掴み取りたいですね。
■27卒学生へ:「人生は一回きり」。一番引きずる後悔をしないために。
就職活動って、周りと比べて焦ったり、内定がゴールになったりしがちだと思います。でも、やっぱり「人生は一回きり」なんです。
自分のやりたいことや夢から目をそらさず、ちゃんとそれに向き合って、それを追いかけることを就活でやるのは、すごく大事なことだと思います。社会人になってから「あの時、もっとちゃんと考えておけばよかった」と思うのが、一番もったいないし、一番引きずる後悔になるはずです。
「人生は一回きりやしな!」とリアルに考えて、自分に嘘をつかない選択をしてください。もしこの記事を読んで、少しでもDoooxに興味を持ってくれたなら、ぜひ一度話を聞きに来てください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
▶︎26卒、池戸さん写真