第1章:「いい環境=レベルが高い場所」だと思っていませんか?
「環境にこだわれ」――これは、いわゆる“イケイケな上司”がよく口にする言葉です。
「環境がすべてだぞ!」
「やっぱり環境が人を変える!」
そんな熱いアドバイスを、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この言葉を聞くと、つい僕たちはこう考えがちです。
レベルの高い会社に行けば成長できる。
憧れの先輩がいる場所で働けば変われる。
意識の高い人が多い環境に飛び込めば成果を出せる。
まるで「自分を変えてくれる魔法の場所」があって、そこに行きさえすればいい…という感覚です。
でも、それは少し違うと思っています。
第2章:「いい環境」とは、“自分が主語”になれる場所
僕は、良い環境をこう定義しています。
自分にとって幸福度が高く、かつ自分が勝てるステージであること。
言い換えれば、
- 前向きに取り組めるか
- 価値を発揮できる場所か
この2つの軸で選ぶことが大切です。
では、その環境をどう見極めればいいのか。
僕が重視しているのは、2つのポイントです。
第3章:ポイント①「スタメン以上」でいられるか
大学時代、僕は強豪サッカー部に所属していました。
でも、4年間のほとんどは“補欠”でした。
強いチームにいることは、一見いいことのように思えます。
けれど、補欠として過ごす日々は、気遣いや空気読みばかり。
技術を磨くことに集中できる時間は、思った以上に限られていました。
これは会社でも同じです。
成果が出ていない、役割がない状態では、
上司に怒られないように動く。
社内イベントに顔を出すか悩む。
資料の見栄えばかり気にする。
…そんな“補欠マインド”に時間とエネルギーを奪われます。
一方、スタメンとして期待されていると、やるべきことが明確になり、成長につながる行動に集中できます。
だからこそ、自分が必要とされる環境=スタメンでいられる場所を選ぶことが、幸福度と成長の両方に直結します。
第4章:ポイント②「ライバルが少ない」領域を持てるか
もう一つの視点は、「ライバルが少ない仕事を担えているか」です。
たとえば、経理担当者が「この仕事はあの人にしかできない」と言われるようなポジションにいるとします。
一見孤独で大変そうですが、実は幸福度が高く、成長スピードも速いポジションです。
なぜか。
それは、他人に頼らず自分で背負う覚悟が生まれるから。
そして、工夫できる余地が大きく残っているから。
逆に、大人数で同じ業務を分担する現場では、仕事は細分化され、主体性を発揮する余地が少なくなります。
自分が任されている唯一無二の領域があるかどうかは、やりがいや成長実感に直結するのです。
第5章:「お山の大将じゃないの?」という疑問
こう話すと、必ず出る声があります。
「それってぬるま湯じゃない?」
「小さい組織でお山の大将になるだけでしょ?」
確かに、その懸念もわかります。
でも大事なのは、自分の中での成長曲線です。
超一流の環境で一年間補欠として過ごすのと、フィットした環境で主力として挑戦し続けるのとでは、どちらが本当の意味で成長を実感できるか。
僕は後者だと思っています。
実力をつければ、いつかはレベルの高い環境でもスタメンを勝ち取れます。
だからこそ、まずは活躍し、自信を深められる場所で実力を磨くことが合理的なのです。
第6章:プラス・ピボットは、あなたにとっての“良い環境”か?
プラス・ピボットでは、社員全員がスタメンでいられる組織づくりを大切にしています。
一人に任される裁量は大きい。
「あなたにしかできない仕事」が多い。
評価の基準は、“行動”と“成長”。
もし少しでも「話を聞いてみたい」と思ったら、カジュアルにお話ししませんか。
“自分が主語”のキャリアを、ここから一緒に始めましょう。