2024年に業界3位まで急成長を遂げた証券会社、トレイダース証券。2020年に代表取締役に着任した須山社長のビジネスに対するビジョンや、キャリア観にインタビューで迫ります。

トレイダーズ証券 代表取締役社長 須山　剛
2010年11月に「みんなのFX」事業部長、2012年2月に取締役CDO(チーフディーリングオフィサー)、2018年に取締役CSO(チーフストラテジーオフィサー)、2020年6月に代表取締役社長に就任。主力事業であるFX事業を中心に、中長期的な成長戦略を牽引している。

責任感と視座が変わった、"4つの転機"

ーこれまでのキャリアの中で、転機になった出来事はありますか？

トレイダーズ証券で大きな役割を任命されたことが、私にとっての転機でした。主に4つあります。

<1>2010年11月　「みんなのFX」事業部長に就任
マーケティング、カスタマーサポート、ディーリング業務を統括。FX事業における責任と影響力が一気に広がり、キャリアの基盤となる経験を得ました。

<2>2012年2月　取締役CDOに就任
市場部門の統括を任され、経営陣の一員に。ディーリングのリスク管理や市場戦略、スプレッド・スワップ条件の最適化などを担い、仕入れ先の銀行との交渉や、新たな仕入れ先との契約、会社全体の収益基盤づくりにも取り組みました。

<3>2018年　取締役CSOに就任
長期戦略の策定・実行を主導。カスタマーサポート、マーケティング、ディーリング、戦略企画といった複数の部門を統括するとともに、KPIを使った経営課題の発見、外部との提携など、経営の舵取りに直結する役割を担いました。

<4>2020年6月　代表取締役社長に就任
主力事業であるFX事業を中心に、中長期的な成長戦略を自ら牽引していくフェーズに入りました。

大きな変化があったのですが、どの仕事でも広い裁量を持たせてくれたので、多角的な視野を養うことができました。現職の代表職へ段階を経ながらステップアップしてきた実感があります。

努力と成果の結びつきと、変わらないマインドの上に育くまれた変化し続ける視座

ー役職が変わる中で、どんなことが大変でしたか？

役職が変わるたびに新しい分野の業務が加わっていくので、挑戦の連続でした。
それらの新しい業務を自分の過去の知見を活かしながら切り拓いてこれたのは、「努力」と「大変なことを学びと捉える前向きなマインド」があったからかな、と思います。
仕事は課題がつきもので大変ではあるのですが、その課題を解決すれば、自分のスキルや経験値も上がる。個人的には、仕事は、お金をもらいながら学ぶことができる学校のようなものだと思っています。
そうやって少しずつ経験を積んでいくうちに、色々な部署から「これをやってみてくれない？」と声をかけられるようになったんです。仕事のために努力するのですが、その努力を見てくれる人がいて、活躍する場が広がっていく。トレイダーズ証券のカルチャーと自分のマインドの相乗効果で、進化することができたと思っています。

ー役職が変わることで、どのように視点が変わっていきましたか？

「みんなのFX」事業部長のときには責任者として"業務"を見ていました。ですが、2012年の取締役に着任以降は経営陣の一員となったことで"会社全体の経営"まで視野が一気に広がりました。
その後、2018年にCSOに着任したことで初めて"会社の未来をどう描くか"という中長期の視点を持ち、2020年にトップになってからはより一層"会社の持続的な成長"を見据えるための未来思考が深まっていきました。
さらに、会社の代表として「お客様・株主・従業員」という三者の視点を踏まえた意思決定をするようになりました。
そして、大きく変わったのが会社の未来を創る人材育成の観点。役職者だけでなく次世代のリーダーが大切だ、と重きを置くようになりました。

須山社長が中長期の目線で描く、トレイダーズ証券の未来

ー「この人と一緒に仕事をしたい」と思うポイントはどのようなところにありますか？

一言で表現すると「スキルよりも"姿勢"と"考え方"を大事にできる人であるかどうか」というところですね。
まず大切なのは、挑戦を楽しめるかどうか。変化のスピードがとても速い金融とITの世界で、前例にとらわれず、変化を恐れずに新しいことへ挑戦できる姿勢であってほしいです。
そして、何よりも顧客視点の考え方を持てること。私たちは「お金を理由に人生の選択を諦めてほしくない」という想いを大事にしています。だからこそ、数字や成果だけでなく、「どうすればお客様にもっと良い体験をご提供できるか」を常に考えてほしいと思います。
それから、学び続ける意欲も大事です。金融もテクノロジーも常に進化していくので、自分から情報を取りにいき、知識を広げ、スキルを磨き続けられると一緒に成長できるな、と思います。
そして最後に、チームワークを大切にできること。個の力ももちろん大事ですが、それ以上に仲間と協力することで、チーム全体として力を最大化することができると信じています。お互いの意見を尊重しながら協働できる方なら、きっと大きな活躍ができると思います。

ートレイダーズ証券で働きたい！という方に向けてメッセージをお願いします。

トレイダーズ証券は、金融とITの力を掛け合わせ、常に新しいサービスを生み出してきました。変化の速い業界だからこそ、挑戦を楽しめる方には大きな成長のチャンスがあります。
私たちの仕事は、一人で完結するものではありません。お客様により良い価値を届けるために、仲間と協力し合い、支え合いながら進んでいきます。チームで共に学び、成長していける環境がここにはあります。
また、金融の知識やテクノロジー、そして顧客のニーズは日々変化します。だからこそ、学び続ける意欲が最も大切です。経験の有無にかかわらず、「知りたい」「成長したい」という想いがあれば、必ず道は開けます。ぜひトレイダーズ証券で、その道を共に歩んでみませんか？

須山社長の言葉から、挑戦を恐れず、学び続ける姿勢こそがキャリアを切り拓く原動力であることが伝わってきました。変化の激しい金融・IT業界で、仲間とともに成長し続けるトレイダーズ証券のカルチャーを象徴する後編となりました。ここからさらにパワーアップするトレイダーズ証券で、未来を一緒に描いてみませんか？