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ピクシーダストテクノロジーズ(以下、PxDT)では、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーが集い、社会価値の追求のため一致団結しながら日々奮闘しています。
今回、複数のコンサルティング会社での勤務経験や、自身でも事業を行った経験のある小川にPxDTにジョインした理由や働く魅力について話を聞きました。
小川はPxDT内でも複数の事業部を経験した後、現在は最先端の超音波技術を用いたスカルプケアデバイス「SonoRepro」を中心にビジネスを展開しているSonoRepro事業部長と、屋内の人や物の位置情報を高精度かつリーズナブルな価格で検出できる「hackke」を展開するhackke事業の事業統括を務めています。
「カオスな環境」だからこそ「面白い」
ーー小川さんはPxDTに入社する前に色々とユニークなキャリアを経験されていらっしゃいましたが、PxDTに入社した経緯について教えてください。
新卒ではコンサルティングを行いながら事業も立ち上げるベンチャーに、その後、中小企業の食品製造メーカー、外資系コンサルティングファーム等を経て、PxDTに入社しました。前職では、復興支援の仕事をしていたのですが個別の案件では限界を感じ、地域を復興するためには新しい産業/事業を創ることが大事ではないかと考えていました。
また、自身が社会人ドクターでメタボロミクスという分野で博士号を取得する過程で、ひょんなことから、大学の立場として産学連携に携わることもあり、大学の新しい研究シーズをベースに、大企業と新しいビジネスを作っていく難しさ、面白さを感じていました。PxDTではこれらを両方実現できると思い入社を決めました。
ーー入社の決め手は何でしたか?
上述のとおり、自身がやりたいと思っていた仕事に関われそうというのが一番でしたが、それ以外にも大学とのSOを梃子にした包括契約の座組みへ強く共感したり、面接で会ったメンバーが、みな役割は異なれど、魅力的で楽しそうだったり、というのも入社の決め手になりました。今でも覚えていますが、2次面接のPxDT側の面接官が4名で、それぞれ異なる事業に関わっているとのことだったので、どの事業が一番カオスですか?と聞きました。すると、お互い顔を見合わせながら、どの事業部も「カオスな環境ですよ」となぜか楽しそうに仰っていたのを、今でも思い出します(笑)。自分自身カオスな環境であればあるほどチャレンジングで面白いと思っていたので迷わず飛び込みました。
ーー入社してから2年弱が経ちますが、当時感じたことと何かギャップはありますか?
入社してからBiz、エンジニア、コーポレート、それぞれの組織のメンバーと色々仕事をする機会がありますが、想定していたとおり魅力的な人が多い、というのは良い意味でギャップを感じませんでした。加えて、わたしもhackke事業部、View of Voice事業部、産学連携部、SonoRepro事業部と、2年弱で4事業部を担当したことも有り、色々な事業部に飛び込めて、カオスな環境を味わい続けています。
多くのメンバーを巻き込みプロジェクトを進める醍醐味
ーー現在の業務内容について教えてください。
SonoRepro事業部の事業部長と、hackke事業部の事業統括の二足の草鞋を履いています。
SonoRepro事業部では事業全体の売上責任を負う立場にあります。日々事業活動に追われながら、他社との共同事業や共同開発の提案/推進、また今後の事業のあり方を考え、組織運営に関わる全てのことを仲間と一緒に協力し合いながら奔走しています。hackke事業では、新規顧客の開拓や、既存顧客のフォローに加えて、弊社の位置情報技術を活用した他社とのアライアンスも担当しています。
形式上は、その2つの組織の兼務なのですが、それ以外にも、たまたまSlackのやり取りをチラ見してしまい、やりたくなってしまったことには、顔を突っ込ませて頂いています(笑)
ーー入社してこれまでで一番印象に残っているエピソードを教えてください。
まだ2年弱とは思えないくらい色々ありますが、大きく印象に残っているのは2つあります。
1つ目がSonoRepro事業部を担当する前に、hackke事業部を担当しながらView of Voice 事業部のサポートをしていたときのエピソードです(なかなかややこしい状況説明ですね笑)。
今は上市してしますが、当時はまだ実証実験段階だったVUEVO Displayを活用したプロジェクトを提案し採択されました。このプロジェクトの目的は、様々な国から来訪する国際的な会議において、弊社のテクノロジーを活用することで、言語の違いや聞こえの違いを残り超えて、コミュニケーションができることを実証することです。
まず、関わるメンバー数の多さが特徴的でした。コンサル時代にも多くのプロジェクトにProject Managerとして関わってきましたが、数名でデリバリーする小規模プロジェクトが大半でした。一方、このプロジェクトは、社内だけでもBiz、エンジニア、デザイナーといった様々なバックグラウンドを持ったメンバー10人以上と協働しましたし、社外パートナーをはじめとする複数の関係者等とも連携が求められました。これだけ多くの人を巻き込んでプロジェクトを遂行した経験がなかったため非常に大変でした。しかし、うまく完走できたときの達成感や充実感は今でも印象に残っています。自分たちが成し遂げたいことを提案し、それを達成するために必要となる社内外のメンバーへ声がけし、協力を仰ぎ、実行していくことでプロジェクトの価値を最大化していくことが、Project Managerの腕の見せ所であり醍醐味でもあると思います。
2つ目が今のSonoRepro事業部を担当してすぐのエピソードです。ちょうど事業部としてもSonoReproを発売してから1年半が経過したところです。超音波でスカルプケアというこれまでにない製品の認知を獲得し販売開始したフェーズから一歩先に進み、より大きな売上を作るために事業部として何をすべきかのマーケティング施策を検討するタイミングでした。このタイミングで、我々の事業部が将来のために今何をすべきか議論を重ねて今のアクションプランを作りあげ、またその結果がでたことが非常に印象深いです。メンバーそれぞれ多様なバックグラウンドを持っており、それぞれの得意/不得意分野が見事に違うので、それらを補い合ってチーム一丸となって、良いパフォーマンスが発揮できていると思っています。
更なる社会価値の可能性を探求し続けたい
ーー小川さんにとってこの会社でのやりがいは何でしょうか?
1人1人色んな思いを持っていますが、それらが1つのゴールに向かって走り一体感を感じながらそのゴールを達成できたときが一番やりがいを感じます。今後、事業部のメンバーと新しい製品/サービスを作り、PxDTのミッションどおり連続的にローンチしていきたいと思っています。
ーーSonoRepro事業、hackke事業のどんなところに面白さ、可能性を感じていますか?
SonoRepro事業については、(最近超音波事業部に名称を変えようかとも思っています(笑))が、単にスカルプケアという一領域に留まらないというところですね。超音波(特に非接触超音波)の価値は、まだ世の中的にそれほど認知されていませんが、様々な領域に展開し得るポテンシャルがあります。その可能性を模索し、道なき道を開拓することに面白みを感じています。
hackke事業については、非常にユニークな位置測位のアルゴリズムを自社単独で開発しているというのが強みだと思っています。それにより位置情報を高精度に割り出せるわけですが、それによって生み出される社会価値の可能性をもっともっと掘っていきたいと思っています。
ーー小川さんが特に気に入っている、会社のカルチャーを教えてください。
PxDTの4つのValueの中の1つ「全員殿(しんがり)」。どんな仕事でもそうあるべきと思っていますが、いくら組織を作ったり多様性のあるメンバーのチーミングをしても、最後はやっぱりみんな殿(しんがり)意識でやり切るのが大事。立場が異なるからかもしれないが、もしかしたらコンサル勤務時代よりも、自分自身がやらなければ、やりきらなければいけないという気持ちが強くなったかもしれません。周囲を見ても、立場や役職に関わらず火が点いたときの熱量はすさまじいものがあるというのはPxDTの1つのカルチャーのように思います。
ーー今後の目標やチャレンジしたいことがあれば教えてください。
超音波がヒトに与える新たな機能の可能性を探求し、そこから事業可能性のあるものを見つけ新たな製品/サービスとして社会実装し続けていきたいと思っています。
また、事業を通じて得たマーケティングの知見を活かしながらSonoRepro事業部の更なる事業成長はもとより他の事業部へも横断的に広げ、会社全体の売上へ貢献し、そこで得られた資金を次の製品/サービスの機能向上や、次への投資へとつなげ、恒久的に社会に価値を出し続けられる好循環を作り出したいと思っています。