【CA/RA・事業推進リーダーインタビュー】大手トップセールス、人事責任者、HR新規事業開発──上流から事業をドライブするDRIXに、自らの経験の「集大成」を見出した理由。
株式会社DRIXは「Driver(ドリバー)を増やす。DRIXに関わるすべての人を、人生の主人公に。」というミッションのもと、単なるHR支援に留まらない、事業成長にコミットする戦略的パートナーとしてHR事業を展開しています。
本記事では、同社でCA・RAの統括に加え、新規事業の推進も担うリーダー、大平さんにインタビュー。 大手通信企業でのトップセールス、人事責任者として組織を1年で17倍に拡大させた実績、そして新規事業開発。多彩な HRでのキャリアを持つ彼が、なぜDRIXの事業をドライブするのか。創業初期から上場企業の採用戦略を担い、データドリブンなアプローチで高い成果を出すDRIXの強さの源泉と、HRプロフェッショナルが求める成長環境に迫ります。
大平 慶 / CA/RA統括・事業推進
携帯販売でキャリアをスタートし、大手通信会社でトップセールスとして活躍。その後ホテル業界を経て、建設会社の人事責任者として採用・バックオフィス全般を統括し、1年で組織を17倍に急拡大させる。その後、プログラミングスクール運営会社でRA/CA、人材紹介プラットフォーム企業で新規事業開発を経験。2023年12月、株式会社DRIXに入社。
「再現性のある仕組み」を求めて──多彩なキャリアの終着点にDRIXを選んだ理由
ーーまずは、大平さんのこれまでのご経歴とDRIXへジョインされた経緯についてお聞かせください。
私のキャリアの原点は、大手通信キャリアでの法人営業です。厳しい目標が課される環境でしたが、顧客の潜在課題を深く掘り起こす提案スタイルを追求し、全国約2,000名の中からトップセールスとして2度表彰されました。ここで、ビジネスにおける「勝ち筋」を見出す思考プロセスを叩き込まれましたね。
ーーセールスから、全く異なる人事の道へ進まれたのですね。そこにはどのようなきっかけがあったのでしょうか。
人の採用で事業がスケールする可能性に惹かれ、人事の世界へ飛び込みました。特に印象深いのは、社員3名の建設会社に一人目の人事としてジョインし、1年で組織を17倍の50名規模までグロースさせた経験です。採用戦略から実行までゼロから仕組みを構築し、リファラル制度の設計や未開拓チャネルの開拓など、あらゆる打ち手を高速で実行しました。
しかし、年間300名以上の面接を通じ、多くがキャリア戦略なき短期的な転職を繰り返している現実に直面します。採用で組織は拡大できても、個人のキャリアが最適化されなければ意味がない。この構造的課題を解決すべく、一社の人事という立場を超え、「再現性のあるキャリア支援」を学ぶためインフラトップの門を叩きました。
RA/CAとしては、コロナ禍でエンジニア求人が7割クローズするという危機に直面。候補者の期待と現実の大きなギャップの中で、厳しい現実を伝えつつも最適解を共に導き出すという、本質的なCAの介在価値をここで叩き込まれました。また、退職前にはプロダクト企画に関与し、事業創造の面白さにも目覚めました。
ーーRA/CAとして貴重なご経験をされた後、なぜ次は新規事業開発に挑戦されたのですか?
CAとして個人のキャリアに深く向き合う中で、より大きなスケールで、多くの人の可能性を開く「仕組み」そのものを作りたいという思いが強くなったんです。そのために、人材紹介プラットフォームを提供するcircusで、新規事業開発に挑戦しました。
響きは良いですが、現実は非常に泥臭い世界です。成功確率は1割にも満たないと言われる中で、マーケットのニーズを捉え、事業計画を立て、高速で仮説検証のサイクルを回し続ける。この経験を通じて、事業をゼロから生み出すことの厳しさと、その本質的なプロセスを骨の髄まで叩き込まれました。
その後、人材紹介会社向けのカスタマーサクセス(CS)も担当し、HR業界を俯瞰するメタな視点も得ることができました。これらの経験を経て、より複合的でインパクトの大きな挑戦ができる環境を求め、DRIXに行き着いたという経緯です。
ーー様々なご経験を経て、DRIXへジョインされた決め手は何だったのでしょうか。
決め手は大きく2つあります。1つは、代表の優さんと取締役の陽一さんという「人」の魅力。そしてもう1つが、DRIXが持つビジネスモデルの「独自性」です。
もちろん「誰とやるか」は私にとって非常に重要ですが、それは単なるウェットな話だけではありません。優さんの持つ圧倒的な事業創造力と、陽一さんの持つ緻密な戦略的思考。この両輪が揃っているスタートアップは稀有であり、彼らの「人の可能性を信じ抜く」という姿勢は、クライアントや候補者への提供価値の高さ、ひいては長期的な事業成長に直結すると確信しました。
そして、その事業モデル自体が、私がHR業界で感じていた課題に対する明確なアンサーだったのです。多くのHR企業が単一機能の提供に留まる中、DRIXはRAとRPOを連携させ、データで再現性を担保し、クライアントの事業成長にまで深くコミットする。私の営業経験(顧客課題の深掘り)、人事経験(採用と組織の仕組み化)、事業開発経験(ゼロイチの推進)という一見バラバラなキャリアが、この複合的なビジネスモデルの中で初めて一本の線として繋がり、最大限の価値を発揮できる。そう直感できたことが、最終的な決め手になりました。
▼代表の長谷川優、取締役の長谷川陽一のインタビュー記事はこちら!
事業成長にコミットする、DRIXの戦略的HRとは
ーーでは、大平さん視点でのDRIXの強みについてお伺いします。特に採用コンサルティングのコンペでは勝率80%超と伺いましたが、なぜそれほどクライアントから選ばれ続けるのでしょうか?
コンペで名だたる企業様を相手に高い確率で選んでいただけるのは、我々のスタンスが単なる「採用代行」ではなく、クライアントの「事業成長を実現するための戦略的パートナー」である点が大きいと考えています。採用は事業成長の手段でしかありません。その大前提に立ち、我々はクライアントの事業課題そのものに向き合います。
まず、我々は創業初期から上場企業や急成長スタートアップの採用戦略といった最上流から伴走してきました。そこでは「どんな人が欲しいですか?」とは聞きません。「3年後、事業をどうしたいですか?」「そのために、どんな機能や組織が必要ですか?」という経営レベルの対話から始めます。DMM様のような巨大で多角的な組織の支援では、事業ごとの特性を深く理解し、事業責任者の右腕となる「事業推進者」の採用に注力しました。事業戦略と採用戦略を接続し、経営課題を解決する人材要件を定義する。この“翻訳力”こそが、我々の介在価値の源泉です。この徹底した課題特定と戦略設計がなければ、どんな採用活動も砂上の楼閣になってしまいますから。
▼DMM.com様の事例についてはこちら!
ーーなるほど、経営課題と採用課題を接続させる、まさに“翻訳力”が起点なのですね。その戦略を、具体的にどのように実行に移していくのでしょうか?
はい、その戦略を実行に移す際、我々の支援は決して感覚論ではありません。HRドメインで培ったデータに基づき、再現性のある仕組みを構築します。
例えば、バニッシュ・スタンダード様の事例では、「TMP(ターゲティング/メッセージング/プロセッシング)」というフレームワークを用いて、採用活動のあらゆる数値を可視化しました。「なぜこのターゲット層からのスカウト返信率が低いのか」「どの選考フェーズで候補者の離脱が多いのか」といったデータを徹底的に分析し、具体的な改善アクションを週次で提案・実行します。この緻密なPDCAサイクルを回し続けることで、半年で応募数を500%増加させるなどの成果に繋がりました。データというファクトに基づいているからこそ、我々の提案には説得力が生まれ、クライアントも納得感を持って採用活動を進められるのです。
▼バニッシュ・スタンダード様の事例についてはこちら!
ーーデータに基づいた緻密な実行力が、再現性の高い成果に繋がっているのですね。他に、DRIXならではの強みはありますか?
ええ、さらにRA(リクルーティングアドバイザー)とRPO(採用代行)の事業シナジーも、他社にはない決定的な強みです。多くのRPO企業は採用実務の代行に特化していますが、我々は自社でエージェント事業も運営しているため、常に最新の採用市場の動向や候補者のインサイトをリアルタイムで把握しています。この生きた情報をRPOサービスに還元することで、より効果的な母集団形成や魅力訴求が可能になります。
DMM Boost様の事例では、当初は戦略設計から組織づくりまで深く伴走し、採用チームの内製化を実現しました。そして体制が整った後は、実務代行のRPOにスムーズに移行するなど、クライアントのフェーズに応じて提供価値を柔軟に変化させられる。この一気通貫でアジャイルな支援体制が、DRIXが選ばれ続ける理由です。
これら「上流からの戦略設計」「データドリブンな仕組み化」「事業シナジー」の掛け合わせが、結果としてコンペでの高い勝率に繋がっているのだと自負しています。
▼DMM Boost様の事例についてはこちら!
ーーそのような強力な事業を推進するリーダーとして、組織やメンバーに何を求めていますか?
メンバーには、常にクライアントの事業を自分ごと化し、一つ上の視座で物事を捉えることを求めています。単なるオペレーターや、言われたことをこなす担当者ではありません。クライアントの事業課題は何か、その解決のために採用で何をすべきか、常に仮説を立て、データに基づいた提案ができるプロフェッショナルであってほしい。そのために、私自身もメンバー一人ひとりが「このスキルなら〇〇さんだ」と第一想起されるような独自の強みを磨けるよう、裁量権の委譲やフィードバックの機会を徹底しています。
また、組織としては「生産性の最大化」を常に意識しています。少ないリソースで最大のインパクトを生み出すため、情報の徹底的なオープン化やツールの活用による仕組み化を推進しています。例えば、クライアントとのやり取りは全てオープンなチャネルで行い、誰がどの案件で何に困っているかを全員が把握できるようにしています。これにより、俗人化を防ぎ、チーム全体で課題解決にあたる「One Team」の文化が生まれる。こうした生産性の高い環境で、メンバーにはクライアントへの価値提供という本質的な業務に集中してもらいたいと考えています。
HRプロフェッショナルが、次のステージにDRIXを選ぶ理由
ーーDRIXで働くことは、HR経験者にとってどのようなキャリア価値があるとお考えですか?
DRIXで得られる最大の価値は、「HRパーソン」から「事業家」へと視座とスキルを引き上げられることだと思います。単一のHR機能のプロになるだけでは、今後の市場価値は頭打ちになるでしょう。DRIXでは、RA、RPO、戦略コンサルティングと、HR領域の複数の機能を横断的に経験し、それらを事業成長という目的に向かって統合する力が身につきます。
加えて、再現性のある課題解決能力が習得できる点も大きな魅力です。先ほどお話ししたデータドリブンなアプローチやDRIX独自のフレームワークは、どんな業界や企業でも通用するポータブルなスキルセットです。クライアントの経営層と対等に渡り合い、事業課題を解決に導く経験は、あなたの市場価値を飛躍的に高めるはずです。
そして何より、スタートアップならではの裁量とスピード感の中で、事業の立ち上げやグロースを当事者として体感できます。経営数値もオープンな環境で、常にPLを意識しながら事業を推進するため、自然と経営に近い視点が身につく。HRの専門性を核にしながらも、その枠を超えて事業そのものを動かしたい、創りたいという野心を持つ方にとって、DRIXは最高の環境だとお約束します。
ーー最後に、DRIXへのエントリーを検討されているHR経験者の方へメッセージをお願いします。
もしあなたが、これまでのHR経験を活かし、より大きな裁量で事業成長をドライブしたいと願うなら、DRIXは最高のフィールドです。
しかし私たちが提供するのは、単なるキャリアアップの機会だけではありません。HRの専門スキルを磨き市場価値を高める、それだけではなく、一人の人間としてどうありたいか、何に情熱を注ぎたいのかという根源的な問いと向き合い、自らの意思で人生の舵を取ること。それが、未来の目標と現在の行動がワクワクしながら直結している状態、私たちが定義する「Driver」です。私たちは、あなた自身が仕事に、そして人生に夢中になる「Driver」になるための環境そのものを提供します。
「やらない後悔よりやって大成功」。熱い想いで未来を共に切り拓く、新たな「Driver」との出会いを心から楽しみにしています!
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