"見る"から"観察する"へ。成果を変えるインプット術 - Heads Work Tips vol.03 | Heads Work Tips
こんにちは。デザイン・Web制作を手がける株式会社Headsです。突然ですが、普段目にしている写真や映像を、しっかり"観察"していますか?ビジュアル制作に携わっていない方でも「いいな」と感じたも...
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こんにちは、Webやクリエイティブのお仕事をしている株式会社Headsです。
今回のHeads Work Tips、テーマは「段取り」!
「仕事ができる人ってなんであんなに余裕があるんだろう?」
……皆さんはそんなふうに感じたことはありませんか?私はあります!
実はその裏には、「見えない準備=段取り力」がしっかりあります。
たとえばHeadsには、どんな案件でも段取りひとつでスムーズに進めてしまう、社内随一のディレクターがいます。
その人の進行スピードと安心感を見て、「仕事ができる人って、こういう人だ」と社内で何度も話題に上がりました。
気になって「どうやって準備してるんですか?」と聞いてみたところ、
出てきたのは、再現性のある段取りの型。特別な才能ではなく、日々の工夫と仕組みの積み重ねでした。
今回は、そんな『黄金ルール』を具体例と共にHeads Work Tipsとしてご紹介します!
段取りの黄金ルール①:理想のゴールから逆算する
💡具体例
段取りの黄金ルール②:抜け漏れを細かく見つけて潰す
💡具体例
段取りの黄金ルール③:伝えなくていい情報はないと思え
段取りの黄金ルール④:準備は8割、現場対応は2割
💡具体例
段取りは才能じゃない、「仕組み」です!
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段取りが苦手な人ほど、仕事を「なんとなく」始め「なんとなく」進めがちです。
しかし、それでは必ずどこかで迷子になりますし、トラブルの原因。
大事なのは、ゴールを決めて動くこと。
写真撮影の案件の際に行っているのは、『完成形のイメージを明確に描くこと』です。
こういったことを最初に固めておくことで、撮影の全工程にブレがなくなります。
その結果、指示も資料も一貫性があり、チームの迷いも激減します。
段取りとは、最初に地図を描くことなのです!
段取りがうまい人は、「足りていない準備がないか?」を自分から細かく探しにいきます。
特に当日の動きには要注意。
たとえば、準備が甘いとこんなトラブルがおきます。
こうした「現場トラブル」の多くは、事前に気づけたはずのことばかりです。
だからこそ、段取り上手は「当日、困るとしたらどこ?」を先回りして洗い出す。
その上で、「香盤表を15分単位で精査」したり「スタジオの写真や間取りも事前にチェック」したりします。イメージのズレを防ぐためのビジュアル資料も複数用意する事も。
ToDoを「こなす」だけでなく、抜け漏れを「細かく見つけて潰す」視点が、プロジェクトの安定感をつくるのです。
段取りは、自分ひとりで完結するものではありません。
社内外の関係者を動かすには、「伝える力」も段取りの一部です。
「ちょっとしつこいかも?」と思うくらい丁寧に共有しておくと、当日の確認や質問が激減し、現場がスムーズに回ります。
「そこまで共有しなくても伝わるだろう」は禁物。
段取り上手は、「それ、聞いてませんでした」を発生させない工夫を惜しみません。
そしてもうひとつ。
「自分が丁寧に伝えることで、周囲も言いやすくなる」という大きな効果も。
共有の粒度が細かいと、「このチームはちゃんと準備している」という安心感が生まれます。
すると、カメラマンやスタイリスト、モデルなども「ちょっと思いついたんですが…」と意見を出しやすくなるのです。
誰かひとりの伝える姿勢が、言葉が行き交う空気をつくる。
その空気が、撮影のクリエイティブを底上げしていきます。
「現場でのバタバタは、ほとんどが準備不足から生まれる」
これは、Headsのディレクターが撮影ディレクションを語る中で印象的だった一言です。
たとえばこんなシーン、思い当たりませんか?
こうした現場で起こる問題は、9割が事前に防げたはずのもの。
だからこそ、段取り上手は「現場で対応する時間」をできるだけ減らし、すべてを準備段階で潰しにかかります。
Headsのディレクターも、撮影のたびにこう考えるそうです。
「これ、当日困ったら嫌だな」という部分を、とにかく先に潰しておく。
香盤表を何度も見直し、タイムラインの余白も含めて調整。
関係者の確認漏れがないよう、伝える順番まで設計。
だから、撮影当日は思わぬトラブルが起きても、落ち着いて対応できる。
「大丈夫、それは想定済みです」と言える余裕がある。
準備が完璧なら、当日は予定外を楽しめる余裕すら生まれます。
逆に準備が甘いと、少しの誤算が全体を混乱させ、現場がギスギスしてしまうことも。
経験豊富な人ほど、「8割は準備で決まる」と痛感している。
それは、段取りを侮った日の苦い記憶が、ちゃんと残っているからかもしれません。
段取りができる人は、特別な天才ではありません。
段取り上手は、コツを仕組みに落とし込んでいるだけ。
だからこそ、誰にでも身につけられるスキルなんです。
「自分は段取り苦手かも…」という方こそ、
黄金ルールを参考に、明日の準備にひと工夫加えるところから、始めてみてください。
きっと、次の仕事が少しラクになるはずです!