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こんにちは、ヘルスベイシスの採用担当の小林です。
近年、『君の膵臓を食べたい』というインパクトのあるタイトルの映画によって膵臓癌が注目を集めています。本記事では、そんな膵臓癌についてご紹介していきます。
『君の膵臓をたべたい』とは?
「君の膵臓をたべたい」は住野よるによる小説で、映画化もされました。ストーリーは、膵臓の病気を隠しながら恋愛をする主人公の少女の様子、相手の少年や取り巻く周囲の人々の様子などを描いています。
膵臓癌の前兆は?
膵臓癌は初期段階では症状が現れにくいです。一般的には進行した段階で症状が顕著になります。しかし、以下のような前兆が現れることもあります。
・上腹部の痛みや圧迫感
・消化器症状
・体重減少
・黄疸
・脂肪便や便秘
・血糖値の変動
これらの症状が確実に現れるわけではなく、また症状が現れたからといって膵臓癌かどうかはわかりません。上記の症状が現れたら、膵臓癌の可能性も視野に入れることが重要です。
女性の膵臓癌の原因は?
膵臓癌の原因は特定されているわけではありません。リスク因子としては、喫煙、膵臓がんの家族歴、糖尿病、慢性膵炎などが挙げられます。喫煙などは他の癌も含めて一般的な癌の原因とされているので、イメージしやすいでしょう。
家族歴については、膵臓がんの家族歴がある場合、個人の発症リスクが増加することがあります。特に血縁関係者の中に膵臓がんの患者が2人以上いる場合、家族性膵臓がんとみなされます。3人以上になると若年期(50歳以下)に膵臓がんを発症するリスクが高まります。
膵臓癌 どうやって気づく?
膵臓癌に気づくきっかけとしては、腹痛や背部痛、黄疸、全身倦怠感、体重減少などがあります。また血液検査で、腫瘍マーカーであるCA19-9の値が高い場合や、膵酵素であるアミラーゼの値が高い場合には膵臓癌が疑われます。
画像検査の結果から、膵臓癌に気づく場合もあります。一般的な画像検査としては、超音波検査、CTスキャン、MRIなどが挙げられます。
膵臓癌は初期段階では症状がほとんど現れず、進行してから発見されることが多いです。そのため、定期的な健康診断やリスクの高い人の場合は専門医の指導のもとでスクリーニング検査を受けることが重要です。早期発見のためには、定期的な検診が有効です。
膵臓癌は血液検査でわかりますか?
血液検査では膵臓癌の直接的な診断はできませんが、膵臓の状態をを評価することにはつながります。たとえば膵酵素の値が増加している場合、膵臓癌の可能性があります。
膵臓癌によって膵酵素が血液中に漏れ出るため、血中の膵酵素値が高くなることがあるからです。しかし、膵酵素の値が上昇しているからといって必ずしも膵臓癌でとは限りません。そのため、血液検査の結果はあくまでも一つの指標ということです。
膵臓が悪くなるとどこが痛くなる?
膵臓が悪くなると上腹部が痛くなることが多いです。痛みはみぞおちから左上腹部にかけてで、背中に広がる場合もあります。痛みの程度は軽い鈍痛から非常に激しい痛みまでさまざまです。他の症状としては、吐き気、嘔吐、腹部の膨満感、食欲不振、発熱などがあります。
痛みは徐々に数日かけて現れることもありますが、突然出現することもあります。また、痛みが知らないうちに消えることもあります。
高齢者や重症な患者は、痛みに対する感受性が低く、腹痛を訴えない場合もまれにあります。このような状態を「無痛性急性膵炎」と呼びます。腹痛の程度と膵炎の重症度が必ずしも関連しているわけではありません。
症状が軽く見えても、時間とともに重篤化する可能性もあるため、強い上腹部の痛みや背中の痛みが急に現れた場合は、早めに医師の診察を受けた方が良いでしょう。
痛みの原因を正確に特定するためには、医師の診断と適切な検査が必要です。
膵臓癌になりやすい人の特徴は?
膵臓癌になりやすい人の特徴として、慢性膵炎や糖尿病の既往、家族内に膵臓癌の人がいる、肥満、喫煙などが挙げられます。遺伝的な要因は防ぎようがありませんが、環境要因に気を付けることで膵臓癌の発症リスクを軽減させることができます。
膵臓癌何年生きられる?
膵臓癌登録のデータによれば、膵癌全症例の生存期中央値(50%の患者が生存する割合)は10か月です。これは平均的な生存期間を示していますが、切除手術が可能な場合の生存期中央値は12.5ヶ月とやや長くなります。一方、非切除例では生存期中央値が4.3ヶ月と短くなります。
また、5年生存率は膵臓癌全体では11.6%と非常に低く、切除例でも14.5%、非切除例ではわずか0.3%です。これは、膵臓癌の進行が速く、早期に転移が進む傾向があるため、長期的な生存率が低いことを示しています。
膵臓癌の手遅れの症状は?
膵臓癌の手遅れの症状は、ケースバイケースです。しかし、以下のような症状が出たら手遅れの可能性はあります。
・上腹部痛および背部痛
・黄疸
・お腹のしこり
・食欲不振
・腹部膨満感
上記の症状は膵臓癌の初期段階や、膵臓癌以外の病気などでも現れる症状です。そのため、上記の症状が出たら手遅れというわけではなく、あくまでも可能性になります。また、膵臓癌の末期でも上記のような症状が現れないこともあります。
膵臓癌 なぜ気づかない?
膵臓は胃の裏側にあり、超音波や内視鏡などの検査がしにくいです。そのため、他の臓器に比べると膵臓癌は発見しにくいという特徴があります。また、膵臓癌は初期段階では自覚症状が現れにくいです。
膵臓癌を疑って診察を受けた段階では、癌がかなり進んでいることが多いです。気づかない可能性が高いことを把握し、定期的に検査を受けることが推奨されます。
最後に
膵臓癌自体は昔から一定数患者のいる病気ですが、映画などの影響によって知名度が増しました。他の癌検診も含めて、定期的に検査している人も増えているでしょう。
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